まず、日本が対北朝鮮強硬政策を取っているかどうか、という点は議論の余地があります。
確かに安倍政権は強硬ですが、外務省が山拓を担ぎ出して、政府とは別チャンネルのコンタクトを行ったのは記憶に新しいところです。
強硬一本槍では、拉致被害者は帰ってこない、という意見は、それなりに説得力があります。
次に、アメリカが「北朝鮮へ宥和してしまった」というのも、一面的な見方です。
30億というのは、いくら北朝鮮経済が破たんしているとはいえ、国家レベルでは「はした金」です。
アメリカはバンコ・デルタ・アジアへは、現在でも制裁をするとしています。
裏の計算やかけひきがどうなっているのか、という部分は、外部からはわかりません。
ただ、アメリカにとって北朝鮮が、ある程度「どうでもいいこと」であるのは、確かです。
ライスは、中東へはマメに行きますが、北朝鮮問題はヒル君に任せきりです。
個人的意見を言えば、拉致問題は大事ですが、北朝鮮の核問題も大事です。
瀬戸際外交といいますが、人間というものは、何度か同じ手法で成功経験があると、あまりものを考えなくなります。
「今まで、それでうまくいったから、とりあえず同じようにやってみろ」てなものです。
日本は今まで北朝鮮に融和的な政策をとり続けてきましたから、強硬策に転じても、国際社会での理解は得られると思います。
お礼
回答ありがとうございます。 なんか日本はハシゴ外された格好になっちゃいましたよね。 国連常任理事国入りと似たようなパターンで。