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フィルタをするには???
電子回路においてフィルタをかけるには、コンデンサを加えると、ノイズなど直流じゃない成分などをカットするといった機能を果たすと勉強しましたが、一体どういった動作原理でそのようになるのでしょうか??誰か分かる方いませんでしょうか?よろしくおねがいします。
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#2です。 すっかり返事がおくれてしまいました。 > 直流はこの変化がないので、電流は流れないんでしょうか? 変化がないから流れないと言うより, 絶縁体をはさんでいるため, コンデンサには基本的に直流は流れません。 ただし, 放電を起こしてショート状態になれば流れてしまいますが, それは,そもそもコンデンサとしての役割を果たしていない状態と言えます。 つまり高電圧のかけすぎですね。 また, 弱い直流電圧をかけても, 直流電圧をかけて直後のしばらくの間は, 電荷がコンデンサに蓄えられるので, あたかも電流が流れたかのように振る舞います。 でも, 実際は,電流が流れたと言うより, 電荷がコンデンサ内に蓄えられただけと考える方が妥当だと思います。 --------------------- #2の補足ですが, ラジオなどにイヤホン(ヘッドホン)をつなぐと, イヤホンには交流の音の波がとどいて音声が流れてきます。 実際には一方通行の交流が多いと思うので, 完璧には交流とは言えませんが, 要は交流のような音の波が電圧の変化となって, イヤホンの発音部分を揺らします。 そのイヤホンと並列になるようにコンデンサをつないでやれば, イヤホンに届くノイズは減少します。 ですから,たいていの場合, イヤホンやヘッドホンやスピーカーなどと並列に, コンデンサが接続されています。 あまりコンデンサをつなぎすぎると, 大切な音まで消し去ってしまって, 高音部や低音部などが伸びないという, いわゆる「悪い音」になってしまいます。 そこで,なるべく音質を落とさず, ノイズ部分だけをカットするように, 各メーカーによってコンデンサの容量(キャパシティ)が調節されています。
コンデンサは日本語で言うと蓄電器です。 電池と違うところは, コンデンサは自ら発電をすることはなく, 電圧の差を電荷として一時的に貯め込む物です。 構造は簡単で, 導体の板の間に絶縁体(不導体)をはさんであるだけです。 コンデンサの記号自体が,その構造をよく示しています。 ┤├ ←こんな記号 たてに描くとこんな感じ↓ │ ─┴─ ←導体の板 ─┬─ ←導体の板 │ 電位差が大きくなると, 導体の板の部分にたくさんの電気をためこみます +(強い) │↓+が移動 ─┴─ + + + + + ─┬─ - - - - - │↑-が移動 -(強い) 電位差が小さくなると,電気を放出します。 +(弱い) │↑+が移動 ─┴─ + + ─┬─ - - │↓-が移動 -(弱い) ノイズとは,電圧のムラです。 電圧が不用意に高くなったり低くなったりするのがノイズです。 あるとき, 電圧が跳ね上がるように高くなると, 高くなった部分の一部はコンデンサにたくわえられます。 その結果電位差は跳ね上がるようには高くならず,跳ね上がりがおだやかになります。 またあるとき, 電圧が跳ね上がる(跳ね下がる?)ように低くなると, 低くなった部分の一部はコンデンサから補われます。 その結果電位差は跳ね上がるようには低くはならず,跳ね上がりがおだやかになります。 つまり, コンデンサは電圧の変化に対するクッションの役割をはたします。
- ibe_tattsu
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とりあえず、検索したら見つかったので参考までに↓ http://www.tdk.co.jp/techmag/emc/200409/ その他、検索すれば幾つか見つかるかと思います。 少しでも参考になれば。勉強頑張ってください。
お礼
URLとても参考になりました。しっかりお気に入り登録しておきました。もっと勉強して覚えたいと思います。ありがとうございました。
お礼
とてもわかりやすい説明ありがとうございました。ようは、交流はコンデンサの放出、充電の作用によって流れるんですね。電圧があがれば充電され、さがれば放電という感じで。。直流はこの変化がないので、電流は流れないんでしょうか?