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水道の水のトリハメトロンについて
上水道には殺菌のために塩素を入れると聞きました。その中にトリハメトロンとかいうものが含まれていて、それが発ガン性物質だと聞きました。それって本当でしょうか?もし本当だとしたら、どのくらいの量をどのくらいの期間取りつずけると発ガンするのでしょうか?
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※トリハロメタンは発ガン性が疑われている物質であり、発ガン性が明確に認められた物質ではありません。 トリハロメタンは水中の有機物質と塩素が反応することで生成されるが、それ以外の原因で水道水中に存在することは無いと考えて良いでしょう。 浄水処理に広く一般に用いられているのは次亜塩素酸ナトリウムですが、トリハロメタンが含まれていることなどあり得ません(浄水処理に使用できる薬品は全て規格が定められており、安全性に問題があるような(例えばトリハロメタンを含有するような)薬品は当然のごとく使用できません)。 水道法により消毒剤として塩素を用いることが規定されています(給水栓末端でも遊離残留塩素が0.1mg/Lを下回らないことと定められているからですが)。 なのでトリハロメタンの生成はある程度仕方がない部分はあります(トリハロを生成させないために塩素消毒を一切行わないことは水道法に反します)。 活性炭カートリッジの浄水器を使用する。 一晩汲み置く(トリハロは揮発性が高いので蓋などで揮発を阻害しないように)。 5分以上煮沸する。 上記の方法で水道水中のトリハロは劇的に減らせます(当然組み合わせるほど効果が高い)。 又、居住地域の浄水場がオゾン消毒等と塩素消毒を組み合わせていれば(粉末活性炭処理を行っていれば更に)塩素のみでの処理よりもトリハロの生成を抑えられます。 以下は水道法によるトリハロメタン関連の水質基準。 クロロホルム - 0.06 mg/L ジブロモクロロメタン - 0.1 mg/L ブロモジクロロメタン - 0.03 mg/L ブロモホルム - 0.09 mg/L 総トリハロメタン - 0.1 mg/L WHOのガイドラインではクロロホルムが 0.2 mg/Lであることを追記。 実際の水道水は上記基準値よりもはるかに低い値であることも追記。 トリハロの摂取量・接種期間と発ガン率との明確なデータはどこにも存在しないでしょう(存在したら捏造を疑うべきかと・・・)。
お礼
詳しくお答えいただいてありがとうございます。あるネットワークビジネスの説明会でトリハロメタンの事を聞いてこの話がもし本当なら、厚生省は一体何をやってるの?!って思い質問しました。すっきりしました。^^