誰でも試合前で、しかも最後の試合ということになると、不安だし、落ち着かなくなるというのは、誰にでもあります。あなただけではありませんよ。ボールが当たらないというのは、その延長で”心ここにあらざれば、見るとも見えず”と言う言葉があります。つまり、気持ちが散っていると、見ているつもりでも実は見ていないえないえたと思っても、実は何も見ていないということです。勝ちたいという気持ちが先行してしまうためです。技術的には今の技術を出せるよう自分の精神環境を作るようにするのが近道ではないでしょうか。あまり、シビアにならないで、「たかがテニス、されどテニス」。とにかく試合では、相手より一本多く打てば勝つのですから、やっつけようという気持ちは厳禁!。相手にエラーをするチャンスをあげる気持ちで打ってください。親切だと思いませんか。相手にエラーをするチャンスを譲るのですから。テニスは7割がエラーで決まると昔から言われています。そして、それは正しいと思います。何でも良いから相手のコートに入れるよう打つて下さい。仮に相手に点を取られても、忘れて次を考えること。昔、ゴルフの神様といわれたアメリカの名選手が(名前は忘れました)、プロとアマチュアの違いは「調子が悪い時に、プロはそれ以上悪くならないよう努力して、調子が戻ったら一気に勝負に出る、しかし、アマチュアは調子を戻そうとして、更に力を入れてしまうから、なかなか立ち直れない。と言っていたそうですが、どのスポーツでも同じだと思います。悪い時は、あまり気にせずに、とにかく相手のコートの中に入れてやると言う気持ちでプレーしてみてください。まあ、勝ち負けを忘れて楽しむ気持ちでプレーをしてください。その結果が勝ちならなお良いですね。試合前は誰でも緊張するものです。相手も同じですよ。また、アメリカの女性のプレーヤーでキング夫人という有名なプレーヤーは、サービスをするときに、ボールの一本一本の毛を見て気持ちを落ち着かせたそうです。試合が出来るなんて楽しいじゃありませんか?頑張りましょう。