イアン・ダンバー博士のシリウス式トレーニングを実践されては如何でしょうか。
動物行動学や動物心理学に基づいているので、何故そんな問題行動をとるのか理解できず「何で分かってくれないんだ!」と苛立つ必要がなくなります。私が動物関係の学校に通っていた頃、訓練学科がこの方法を取り入れていたので自分が犬を飼った際にこのトレーニングを大活用しました。
walt_1901さんがNO.3さんでおっしゃっていた通り、暴力は犬に理由が伝わらないので飼い主の信頼もなくしてしまいます。
子犬(生後2~4ヶ月ほど)は人間のマナーが身についていないので、飛びついて甘噛みするという子犬らしい方法でしか挨拶できません。子犬は噛みたがる習性があるので当然な行動です。
子犬は6ヶ月もすれば既に青年期に入ります。体・動き・力は成犬なみでも精神はまだ子犬のため、さらに扱いが厄介になります。そうなるまえに「何が良くて」「何がいけないのか」を分かる必要があります。
一番有効なのは、パピー教室やドッグランで他の犬に触れ合って、遊ぶ中で「噛む加減」や「噛まれると痛い」ということを学ばせることです。それは人間へも共通してきます。
痛くても痛くなくても甘噛み・噛み付きをしたらアウト。叱る時の言葉を夫婦で共通にして、噛んだら「痛い!」「NO!」などと大きく低い声でいい、『無視』します。子犬をサークル(さく)などにいれているなら飼い主が部屋を2~3分出て行き、いれていないなら子犬を他の部屋に隔離します。犬社会でも、楽しく遊んでいたのに強く噛んだら相手はキャン!と叫び患部をなめたり逃げてしまい、せっかくの遊びが中断してしまうことを学習します。そして遊びが再開したとき、もっと優しく噛むことを学習しています。人間の場合でも、噛んだことで楽しみを中断して姿を隠し全員が無視することで同じ状況をつくります。無視や、楽しみの中断(=おしおき)は叱るつける言葉よりも犬にとってずっと堪えるようです。
時間がたったら戻り、「お座り」などの命令をして服従させてから、再び遊んであげます。
子犬が優しく噛めるようになってきたら、今度は子犬が少しでも圧がかかるのを待っていて、本当に痛そうに「痛いっ!」「怪我するだろ、バカ!」と反応し「えっ?!人ってそんなに弱いんだ。本当に気をつけないとダメなんだ・・・」と人と遊ぶときには優しくしないといけないと気づかせます。
いけないことをしたら、おしおきは暴力ではなく「いけない」という言葉と無視。噛まなかったり良いことをしたら「いい子いい子いい子ほんとーにいい子!!」と褒めちぎるのジキル&ハイド並みの両極端を使い分けることで子犬も理解しやすく、またより誉められたいと思うはずです。
子犬は人に喜ばれたいという気持ちで溢れていますが、どうすれば喜んでもらえるか知りません。どうすれば人を喜ばせることができるか子犬が分かることが出来たら、素晴らしい結果に繋がっていきます。
ですが、どうしても噛みたい習性がこの時期は強いので、コングというおやつを詰め噛んで遊ぶゴムのおもちゃや、ボーンを与えてあげてください。それを子犬のベットやゲージの中に入れてひとりで噛んで遊ばせれば、自然とお留守番のトレーニングにもなりますよ。
頑張ってください。
お礼
ご返答ありがとうございます。 他の方の書込みにもありましたが、 「怒られていること」を理解していない気がします。 まだ、そういう部分で、意思の疎通が取れていないというか。 スワレ、フセ、マテまではこちらのやりたいことをある程度 認識している気がしますが、 一度興奮してしまえば、マテといっても全く聞く耳持たずですし、 十分にお互いを理解できていない感じがします。 まずはこちら側のことを理解してもらえるようにしたいと思います。 ありがとうございました。