アビエイターでのゼロ戦

質問

今日ディカプリオ主演のアビエイターを見たのですが、そこで主役が「○○の設計図を日本に盗まれてゼロ戦を作られた」と言っていました。
アメリカで書かれた設計図をもとにゼロ戦が作られたのは事実でしょうか？

回答No.2

noname#131426 · ベストアンサー

嘘とも言えるし本当とも言えるかな。
零戦の元となる航空機があって、その設計図を元に・・・だとすると嘘です。
飛行機のある部分だとか、構造だとかなら、あり得るかも。
ただし、そのまま使えるわけでもなく、参考にした程度です。

戦闘機（航空機）でも、戦車でも、ユーザー（海軍や陸軍）からの仕様要求によって開発されます。
零戦に求められたのは航続距離と運動能力でした。
犠牲になったのは防御力です。
運動性と火力（といっても２０ｍｍ２門しかありませんが）が防御力の変わりとされたためです。
零戦は作られた当初から改造の余地はあまりありませんでした。
ギリギリまで機体の重量を減らしたことで、強度が足らないのです。
改良したくても出来ないんです。

アメリカの場合は、まず、防御力です。
乗員を守ることで、新米でも生き残り、そのうちベテランになれるように。

全く性格の違う機体の設計図を盗んで、改良しても全く別に設計しなければなりません。
ハナから新設計した方が何倍も楽ちんです。
設計図を盗んでまで作る必要はありませんでした。
ですから、丸々盗まれたならば嘘で、何かの設計図なら「あり得るかも知れない」ぐらいですね。
まぁ、知っている限りではそのようなことは聞いたことがないんですが。

お礼

詳しい説明ありがとうございます。

でもアメリカではそれが事実だと広く思われているのでしょうか？
それとも普通の人はゼロ戦なんて知らないし興味は無いのでしょうか？

映画を見るアメリカ人へのリップサービスみたいなものですかね。

回答No.5

phantom1

零戦のエンジン（栄）を設計した中島飛行機の技術者が、米国プラット＆ホイットニー社製の星型空冷エンジン「ワスプ」の構造を参考にしたのは事実のようですが、これは実物を見た技術者が、後で「こんな構造だったよな」と言う風にイラストを描いて構造の参考にした程度の話です。
設計図が盗まれた云々は、確かグラマン社かどこかの元社員が戦後随分経ってから言い出した話で、証拠らしい証拠も無い与太話だったと記憶しております。ＴＶでも取り上げられていましたが、言った本人は根拠の曖昧さを突っ込まれると逆切れして逃げていました。第二次大戦当時の米国人には「日本人にまともな飛行機が作れる筈が無い」と本気で信じている人も多かったので、こんな話も信じられたのでしょうが、いまだにこれを言う人がいるとは驚きです。

因みに、他の方も仰っていますが、零戦には当時米国の戦闘機にも搭載されていない新機軸がいくつかありまして、主脚の油圧引き込み機構などは同世代の米軍戦闘機には搭載されておりません。

お礼

わかりやすい回答ありがとうございます。
疑問がとけてすっきりしました。

回答No.4

noname#131426

＞映画を見るアメリカ人へのリップサービスみたいなものですかね。
基本的に、娯楽映画ですよ。
スジがそれっぽければどうでも良いことなんですよ。
その映画は見ていないけれど、設計図が盗まれたことにより云々がその後の話を面白くできるのならそれで良いんです。
本当のことを描く必要なんか髪の毛一筋も必要がありません。

面白ければ零戦が海を潜ってもかまわないし、戦艦が空を飛んだってかまわないんですもの。

お礼

回答ありがとうございます。

この話しが映画を面白くしているわけではないし、必然性もあまり感じられずに出てきたものなので不思議な感じがしました。
そうですね映画は娯楽だから面白く、またたくさんの人に見てもらうものですよね。

回答No.3

river1

はじめまして！
「アビエイター」は作り話ですので真っ赤な嘘です。
ゼロ戦＝零式艦上戦闘機は、開発当時に世界で先駆けた技術で造られた世界最優秀戦闘機です。
現在の最新戦闘機もこの技術が使われています。
代表的な技術は以下の３点です。
１．増槽＝ドロップタンク
２．機体の分割生産
３．重量軽減のための穴あき構造部材
ご参考まで

お礼

ありがとうございます。

どこまで作り話か本当か見分けるのは難しいですね。

回答No.1

noname#198951

嘘です。

お礼

ありがとうございます。

でもアメリカではそれが事実だと広く思われているのでしょうか？
それとも普通の人はゼロ戦なんて知らないし興味は無いのでしょうか？