- ベストアンサー
内視鏡後のワーファリン服用
→内視鏡(胃カメラや腸のスコープ)検査 をやった後、通常 時間的にどのぐらいおいてから ワーファリン服用は可能ですか? (1) 生検査なしの場合 (2)生検査ありの場合 ※いずれも胃の出血や潰瘍などの病巣はなしとして →潰瘍のある方は ワーファリンはどうなのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
少し前でしたら、出血を伴う処置(生検や抜歯など)ではワーファリンの服用を止めてから行う、ということが当たり前のようにされていました。 しかし、現在では血栓のリスクを考え、出血は止められるが血栓は止められないと言う考えの下、たいていの処置に関してはワーファリンはそのまま服用したままで行います。 胃の生検などはもちろんの事、親知らずの抜歯もそのままで行います。 基本は、胃の場合には胃酸が分泌されていますのでその酸で血液が凝固することから特に処置はなく、抜歯の場合には抜歯後の傷口を完全に縫い合わせて傷がむき出しになっていない部分を作らない、正常人の5倍から10倍の時間押さえて止血する、ということが行われています。 胃潰瘍の場合でも、内視鏡等で噴出するほどの出血があった場合には緊急処置を行いますが、通常の胃潰瘍でしたら特に服用を止める事はありません。 しかし、肝臓など血管が密になっている臓器の場合にはかなりの出血が予測されますので、肝臓の場合でしたら入院し、ワーファリンを止めてから生検をする、と言う事を行っています。 近年、血液の凝固は抑制するものの出血時の止血には影響を与えないような薬の開発がなされています。 こういった薬ができれば、もっと治療の領域が広がりますね。
その他の回答 (1)
- ureds18
- ベストアンサー率47% (174/365)
ワーファリンは、検査当日の朝の休薬だけでは、薬の効果は持続していますので、私の勤めている施設では、検査前に数日から1週間程度、休薬をして頂きます。採血でPTやPT-INRを調べて、効果がなくなったことを確認して、生検をします。休薬については、主治医と相談して、可能な患者さんに限って行います。内服を継続されている患者さんについては、出血のリスクがありますので、基本的に行わないようにしています。なにも病変がないときは生検はしません。ピロリ菌も生検以外の検査で確認できますので、そちらを行います。 ワーファリンも休薬し、検査で生検を行わなかった場合は、1、2時間後から食事を召し上がって頂きますので、必要な薬はその時から再開します。生検を行った場合は、これも主治医と相談の上、数日間は休薬を延長して頂きます。 潰瘍がactive stageといって、潰瘍が出来たばかりのものでは、やはり休薬して頂くことが多いです。ただし、ワーファリンを休薬すると、血栓が出来るリスクも高くなりますので、これも、主治医と相談と言うことになります。 長くなってしまった割に、的を得ない回答になってしまい申し上げありませんが、ご質問のようなケースですとそれぞれの患者さんにより対応させて頂いているのが、現状です。休薬については、患者さんにリスクも説明し、同意を頂いた上での休薬になります。 かなり、ご心配されているようですが、主治医にご確認頂いた方が、質問者さんにとって、ベストな回答を得られると思います。
お礼
お礼遅れすみません 大変参考になりました ありがとうございました
お礼
お礼遅れすみません 大変参考になりました ありがとうございました