こんにちは。No2で回答したtakaandhiroです。
「株式インデックスファンド225」と「DKA TOPIXファンド」のどちらにするかお悩みのようなので、まず、それぞれのファンドの特徴を申し上げたいと思います。ご存知のことも多いかと思いますが、ご容赦下さい。
両者とも日本株式で運用するインデックスファンドですが、対象とするインデックス(株価指数)が異なります。前者は、日本株の株価指数の中で「日経平均株価」を対象としたファンドです。例えば、日経平均が10%上昇したら、ファンドの基準価額も10%上昇するように運用されます。一方、後者は、「東証株価指数」(通称「TOPIX」)を対象としたファンドです。TOPIXが10%上昇したら、ファンドの基準価額も10%上昇するように運用されます。つまり、どちらのファンドにするかの違いは「日経平均株価」に投資するのか、「TOPIX」に投資するのかの違いと言えます。もちろん販売手数料や信託報酬、解約時の信託財産留保額といったコストの違いはありますが。どちらの株価指数が良い投資対象なのかは一概に言えませんが、株価指数の算出方法が大きく異なりますので、以下でそれぞれの株価指数の特徴を簡単に説明したいと思います。
一般的に言うと、日経平均よりTOPIXの方が信頼性の高い株価指数と言えます。それぞれの算出方法に大きな違いがあり、TOPIXの値動きは時価総額の大きい銘柄の値動きに大きく影響され、日経平均の値動きは株価の大きい銘柄(値がさ銘柄)の値動きが大きく影響します。つまり、TOPIXは大企業の影響は大きく、小企業の影響は小さくなりますが、日経平均は企業規模に関係なく、株価の大きい銘柄の影響を大きく受け、株価の小さい銘柄の影響は小さくなるため、TOPIXの方が株価指数として優れていると思います。例えば極論ですが、日本を代表する企業である新日鉄が倒産したと仮定しても、もし他の株価に影響がないとすると、計算上は日経平均は10円程度しか影響しません。一方、TOPIXは大きく影響されます。経済への影響は非常に大きいと思いますので、日経平均の算出方法にはやや疑問がありますね。また、日経平均は225銘柄で構成されており、年数回、銘柄入替えが行われますが、銘柄入替えに伴う株価指数の連続性にも疑問があります。TOPIXは東証1部全銘柄(1500程度)で構成されており、このような銘柄入替えはありません。
結論を言いますと、投資対象としては日経平均よりもTOPIXの方をお勧めします。ただ、日経平均の方が値動きが軽く、上昇するときも下落するときもTOPIXより大きく動く傾向がありますので、個人の好みもあるため、先ほども言いましたがどちらが良いかは一概には言えません。
最後にインデックスファンドを選ぶポイントですが、良いインデックスファンドというのは株価指数との連動性が高いファンドを言います。ファンドの投資規模が大きい方が、連動性を高めやすいため、投資規模はインデックスファンドを選ぶポイントの一つになります。ただ、最近はマザーファンド方式で運用するファンドが多くなり、目論見書からでは投資規模が分からないと思います。そのため、コスト面からファンドを選ぶと良いでしょう。最近では、インデックスファンドのコストがかなり低くなっており、販売手数料ゼロ、信託報酬0.5~0.6%、解約時の信託財産留保額0~0.2%程度といったところが低コストと言えると思います。そうした観点からファンドを選ぶと良いかなと思います。
追加アドバイスや質問があれば、気軽にお伝えください。ちなみに、日経平均やTOPIXの算出方法等の詳しいことは日経新聞社や東京証券取引所のHPで出ています。
お礼
有難うございました!!誰にも聞けずに悶々としていたので、気が晴れました。 早速変更しようと思います。いずれまた、このページを借りてお聞きする事があるかもしれませんがその時はまたお願いしまーす。