段階を踏んだ思考法ですね。
(1)SA(状況分析):何が起こっているか?
(2)PA(問題分析):どうして、そうなったのか?
(3)DA(決定分析):どういう処置をとればよいのか?
(4)PPA(潜在問題の分析):将来どんなことが起こりそうか?
上記思考手順はそれぞれ独立していますが、ある部分では相関関係で結ばれています。お互いに強く補完し合っているので、その中からもっとも良い解決策を決定すれば、どんな難問にも応用できる思考法です。
SAは「テーマ設定」「関心事の列挙」「具体的事実をあげる」「とるべき行動を列挙する」「課題に優先順位をつける」の5段階にて書き出しを行ないます。
PAは現状と目標の差異についてできるだけ多くの情報を集め、そのギャップに焦点を当て徹底的に原因を探ります。現実の姿とあるべき姿には必ず差異がありますので、その差異こそトラブルといえます。情報の収集には3W1Eを使用します。What(何が・・・欠陥なのか)、Where(どこで・・・失敗したのか)When(いつ・・・何が起きたのか)、Extent(どのくらい・・・差があるか)
DAは「目標を明示する」「どのランクまで達成するか目標を決める」「そのための実行プランを考える」「さまざまなプランを評価評価する」「マイナス影響を予防しておく」の5段階です。
PPAはDAまでのステップにおける計画に対しリスク管理をするステップです。リスクゼロの計画は無いでしょうから、目標を明確化しそれに対する障害を調べ対策を準備します。
KT法は米国のケプナー博士、トリゴー博士がNASAや欧米の一流企業1500社のトップに会い、問題を解決してしまうための考え方と思考プロセスを分析して出来上がった思考システムです。
お礼
詳しい説明を、どうもありがとうございます。内容も概略がわかり、すっきりしました。