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インプラント
誰もが望んでいると思うんですが、インプラントの保険適応というのは無理なんですか?どういう理由があるんですか?
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一般の民間企業のやる入院保険や生命保険はリスクの高い人ほど 掛け金が高くなります。 当然ですよね。20才と80才では病気にかかる率も違いますから。 しかし健康保険制度はリスクが高くなればなるほど、 治療費がかかればかかるほど安くなる、、そういう制度です。 自己負担額に上限があるため、500万の心臓外科の手術をしても 自己負担額は数十万で済んでしまいます。 元々が経済原理を無視した制度なんです。 本当は自己負担額の上限をなくし 500万かかるのであれば200万は自己負担とするべきですが、 そうするとお金がないため医療を受けられない人が出てくると いう問題があり、命に値段をつけるのかという話になります。 アメリカなどではお金がないのならしょうがないですねという スタンスです。 東京医科歯科大学の医療経済学の教授が近年、先進六カ国と 日本の歯科医師医療の報酬を比較した研究を発表したのですが 歯科医師が受け取る医療報酬は他の先進国の平均の10分の1程度です。 歯科医師が他の国の10分の1程度の報酬で我慢しても破綻しようと しているのが現保険制度です。 それは再度になりますがひとえに経済原理を無視した制度だからです。 とてもインプラントを保険適応にする余裕はありません。
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- kavokg
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#1です。 >恥ずかしながらお聞きするのですが、保険の財政を圧迫している原因はなんですか? 年齢別人口構成で、簡単に言えば、保険を負担する世代の人数よりも、高齢化で、治療を受ける人の割合が増えた。 疾病の原因が究明されていくに連れ、医療が高度化し、それに伴う治療費が増えてきた。 保険財政のおおよその枠を決めたので、前述の理由により自然的に増えるであろう医療費に、対応し切れていない。これは先進諸国の医療費のGNPに占める医療費の割合が日本が最低であることから分かると思います。 また医療側の問題としては、保険が出来高払い方式なので、必要以上の検査、入院等が行われたり、あるいは残念ですが不正請求などもあったことも事実です。
- kavokg
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歯科医師です。 インプラントにはメリットが多く、患者さんにもたらす貢献度も高い処置だと思います。これが単純に保険でできたらすばらしいことだと思いますが、我々はごく普通の保険治療でも前々回、前回の保険改定で点数が下げられ---つまり治療価格を下げられる改定をされてしまいました。これはひとえに日本の医療費を含む財政が逼迫していることによるそうですので、高額なインプラント治療が保険に導入されたらたちどころに火の車に拍車をかけることになるでしょう。残念なことですが、医療福祉が切り捨てられて通常の診療でさえ診療単価が抑えられつつある今日ではインプラントの保険適応は望むべくもありません。
補足
恥ずかしながらお聞きするのですが、保険の財政を圧迫している原因はなんですか?