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「ひよこ選別機」は発明されないのでしょうか?
素朴な疑問です。 ひよこの選別って今現在も手作業で行われていますよね。 あの作業が機械化することは今後ないのでしょうか? 畜産技術協会のホームページでは、 「光学器械を用いる方法が一時期大いに普及しましたが、 現在では、一部でしか利用されていません」 とありますが、ひよこの選別というのは機械化できないほど 難しい作業なのでしょうか?(楽そうな単純作業だ、と 言っている訳ではないです) 現代の技術ならより高度なレントゲン(?)でピカッとか、 リトマス紙のようにひよこのお尻に何か突っ込むと色で反応するとか、 台に載せただけで体分泌液から雄雌がわかるとか、 DNA情報を感知して云々.......とか 出来そうな気がしてしまうのです。 (すみません、メカとかエレクトロニクスとか医療技術の知識は さっぱりですのでまったくの憶測でものを言っています) *現段階でひよこの選別が機械化されない理由 *機械化されるとしたらどういう条件、技術が必要か? ということについて、詳しい方にお伺い出来ればと思います。 よろしくお願い致します。
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面白そうな問題ですね。 ヒヨコの雌雄判別に限らず、この手の職人技を機械化しようとする場合 「技能(テクニック)の技術(テクノロジー)化」としていろいろな分野で問題になっています。 技術面で問題になるのは、「技能」を如何に機械的に扱えるようにデーター化するか。 (あるいは機械的に扱える他のデーターに置き換えられるか) 産業的に問題になるのがコストパフォーマンス つまり技能者一人と機械の導入運用、どちらが効率的か(正確性・速度・コスト)という事。 大きくはこの2点が問題となっているようです。 ヒヨコの雌雄判断の場合、技能士が何を見て判断しているのかが数値化できない。 ふっと息を吹きかけて瞬間的に判断しているようですが、機械的な分析判定ではとても太刀打ちできないスピードです。 現在は「顔識別」などの画像処理技術が進んでいますので、これがもっと進めば何とか、といったところでしょう。 それとヒヨコの雌雄判別がそれほど儲かる仕事ではないので、高額の器械を導入するのは難しいでしょうね。 低コストで運用できる機会の開発がまた難しいという部分もあるでしょう。 よく似た例で「カツオの一本釣り」の機械化の例を知っていますが 低コストな機械を開発できたのですが、一台で1本の竿しか扱えない (ベテラン漁師は一人2~3本の竿を扱う) 使用環境が苛酷でメンテナンスにコストが掛かる (漁師なら陸に上がれば自分で風呂に入って休めばOK。 塩を流してやったり油を差したり…人の手をかけてやらないといけない) などの理由でなかなかうまく行かないようです。
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- popolin
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技術的には可能だと思います。 ただレントゲンだと小さなひよこには放射線の影響が強すぎます。 リトマス紙や体分泌液での判定をするのにもひよこをハンドリングするのが難しいです。 また装置のコストも掛かる。 それらを考えると人間の手と眼で判断するのが早く安全で確実なのです。
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早速の回答ありがとうございました。 現代は色々と凄い機械が多く登場しているのに、ひよこの 選別機は作れないのか.....といつも不思議に思っていたのです。 やはり人間の手がいまのところ一番なのですね。
- memoko
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前にテレビでやってましたが、機械より熟練した人間のほうが判別が早くて正確なようです。 人間の能力ってすごいなぁと思いました。
お礼
早速の回答ありがとうございました。 やはり人間の方が早いのですか.......! ひよこ鑑別士の資格って何年先まで有効なんでしょうね...... もし有効な機械が発明されてしまったら鑑別士の方々は 困るんだろうな、と常々考えております........
お礼
早速の回答ありがとうございました。 >技能者一人と機械の導入運用、どちらが効率的か 非常にわかりやすい具体例でとても参考になりました。 成る程、仮に機械を作ることが出来たとしても、運用のコストが かかるようでは意味がないのですね。 完全なる「ひよこ選別機」の開発は......まだまだ先になりそうですね。