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カンタス航空(ビジネス)のマイルの使い方
こんにちは。友達と、名古屋ーケアンズ便の格安ビジネスクラスを 利用します。そこでマイルのため方について質問です。 アジアマイルだと区間の125%9045マイルたまるそうですが、 カンタスだと150%。しかし、どちらも、無料航空券の最低ラインには 届きません。どういったため方&使い方がいいですか? 教えてください!
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今後の旅行の頻度や航空会社の好みによって最適解は異なってきますが、 (1)アメリカン航空"AAdvantage"に貯め、あと1万マイルちょっとを気長に上乗せしてJAL便の特典航空券に引き換える (2)キャセイパシフィック航空"Asia Miles"に貯め、「ライフスタイル特典」に交換する (3)旅行が4月以降なら、JALマイレージバンクに加算する などが考えられます。カンタス航空の"Qantas Frequent Flyer"に加算するのはお勧めしにくいです。 名古屋-ケアンズの距離は3,646マイルで、有償ビジネスクラス(加算率125%)で搭乗した場合は片道4,557マイル(マイレージプログラムによっては端数切り上げで4,558マイル)が加算されます。往復ですと9,114マイルまたは9,116マイルです。 カンタスの"Qantas Frequent Flyer"への加算ですと150%とのお話ですが、今確認してみましたらどうもこれも125%のようです[1]。 各マイレージプログラムの特徴を順に見ていきたいと思います。 ●アメリカン航空"AAdvantage"[2] 獲得マイルの有効期限は「最終の加算または減算から36か月」なので、加算し続ければその都度期限が延長されて実質無期限でマイルを貯められます(*1)。また以前からJALと提携があり[3]、JAL便国内線の搭乗でもマイルを加算できますので期限の延長はそう難しくありません(*2)。 もちろんJAL便の特典航空券に交換することも可能で、2万マイル(国内線往復、または日本-韓国)から交換が可能です。今回のご旅行で9千マイルほどが貯まりますから、あと1万マイルちょっとを気長に貯めれば特典航空券を入手できます。 カンタス便有償ビジネスクラス(予約クラスC/D/I/J)の、AAdvantageにおける加算率は125%です[4]。 ●キャセイパシフィック航空"Asia Miles"[5] 獲得マイルの有効期限は「獲得から3年経過した四半期末」で、最長で3年3か月です。Asia Milesでマイルを貯めようとするとこの制限が厳しいのですが、一方で特典航空券以外の特典(ライフスタイル特典)が充実しており、しかも少ないマイル数(3,000マイルから)で交換できます。 実際にはライフスタイル特典は香港まで行かないと利用できないもの(ホテルやレストランなど)や、香港でないと受け取れないものが多いのですが、香港に行かれる予定があるなら検討の余地はあるでしょう。 希望の特典にマイルが少しだけ足りない場合、交換に必要なマイル数の30%まで買い足せる「トップアップマイル」という制度もあります(2,000マイルあたり60米ドル)。手持ちが9千マイルなら1万2千マイル程度の特典まで視野に入ってきます。 ●JALマイレージバンク 既にご存じかとも思いますが、JALは4月1日から航空提携グループ"oneworld"に加盟しメンバー他社便搭乗分も加算できるようになります。アメリカン、キャセイパシフィック、カンタスともご承知の通りoneworldメンバーです。 もしご旅行が4月1日以降であればJALマイレージバンクも候補の一つとなります。oneworld加盟後の新規約はまだ発表されていませんが、ビジネスクラスの有償航空券が加算対象外にされることは考えにくく、カンタス便ビジネスクラスについても加算率125%が適用されると予測されます。新規約の発表は2月末とアナウンスされていますので、もうしばらくお待ちください。 申し上げるまでもなくJALマイレージバンクであれば普段から貯め易いですし、特典交換も1万マイルから可能です。マイルの有効期限はこれもご承知と思いますが、獲得から2年経過した年の12月31日です。 ●カンタス航空"Qantas Frequent Flyer"[6] マイルの有効期限は"AAdvantage"と同様、「最終の加算または減算から36か月」で実質無期限です。また4月1日以降はJAL便の特典航空券への交換も可能になる運びです。 しかしQantas Frequent Flyerは特典交換に必要なマイル数が全般に多く、また他社便の特典航空券に交換する場合は手数料として2,500マイルが余分に差し引かれるなど、マイルを使う際の条件はあまりよくありません。 今回利用されるのがカンタス便のエコノミークラスであれば、AAdvantageやAsia MilesでなくQantas Frequent Flyerに加算するという選択もありなのですが、ビジネスクラスであればQantas Frequent Flyerににこだわる必要もないでしょう(*3)。 【まとめ】 全般的に無難なのはアメリカン航空"AAdvantage"と思われます。気長に貯められる上に、2万マイルからJALの特典航空券に交換できます。もしご旅行が4月1日以降であれば、JALマイレージバンクへの加算も候補として浮上します。2月末に新しい規約が発表される予定なのでそれを確認ください。 Qantas Frequent Flyerは特典交換に必要なマイル数が多いのでちょっとお勧めしにくいです。 参考ページ [1] http://www.qantas.com.au/international/jp/frequent_flyer/earningPoints.html [2] http://www.americanairlines.jp/aadvantage/ [3] http://www.americanairlines.jp/aadvantage/jal.html [4] http://www.americanairlines.jp/aadvantage/earn/fly.html [5] http://www.asiamiles.com/jp [6] http://www.qantas.com.au/international/jp/frequent_flyer/index.html *1 昨今北米系の航空会社は延長できる期間を短縮する傾向にあり、アメリカンでも今後「36か月」が見直される可能性もあります。 *2 国内線の加算対象は現在のところ、正規割引運賃(特便割引、先得割引、バーゲンフェアなど)のみで、包括運賃(ツアーなど)は対象外です。ただし4月1日以降は変更される可能性もあります。 *3 oneworld各社のマイレージプログラムは、他社便割引エコノミークラス利用時の加算率を50%・自社便は100%と設定しているものが多く、割引エコノミークラス利用ならQantas Frequent Flyerに貯めるのも一つの選択です。ただしビジネスクラスはどのプログラムに加算しても加算率はよいので、他のプログラムに貯めても特段の損はありません。
お礼
ありがとうございます。 色々検討したんですがアジアマイルでためることにしました。