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マイレージ カンタス航空&フィンランド航空

来月カンタス航空でケアンズに行きます。 来年早々にもフィンランドに行く予定があるのでこの機会にワンワールド系のマイレージプログラムに入会しようと 思っていたのですが、候補に考えていたアメリカン航空のAAdvantageでは、予約クラスがQのためマイルがつかないことがわかりました。 そのため、カンタス航空とフィンランド航空どちらかで迷っています。 有効期限の面でカンタスにしようかなと思っているのですが、使い勝手等はどうでしょうか? 現在入会しているのはNWのワールドパークスのみで、海外旅行は年に3~4回です。 アドバイス宜しくお願いします。

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  • Umada
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回答No.2

 結論から申し上げますと、やはりカンタス航空の"Qantas Frequent Flyer"(以下QFF)で貯めるのがよいと思います。QFFは必ずしも長所ばかりのプログラムでないのですが、ご質問の条件からしますと自ずとQFFに絞られるでしょう。  ご存じのように現在、世界の航空業界には「ワンワールド」「スターアライアンス」「スカイチーム」の三大グループがあります。スターアライアンス、スカイチームでのマイレージプログラム選びはそう難しくないのですが、ワンワールドでは悩みます。全般にワンワールド系プログラムでは他社便利用時の加算条件が悪いためです。  ワンワールドでは、獲得マイルが実質無期限有効のAAdvantageで貯める方が多いのですが、他社便で加算対象外の予約クラスが少なからず存在し、例えば今回ご経験なさったようにカンタス便の予約クラスQは加算対象外です。この他でもAAdvantageではキャセイパシフィック便エコノミークラス包括運賃の大部分が加算対象外なので、キャセイパシフィック便をよく利用される場合は他プログラムで貯める(あるいは併用する)必要が出てきます。  本年4月からJALがワンワールドに加わったのも先刻ご承知かと思います。JALマイレージバンクで貯められればそれが一番便利なのですが、ご指摘のようにカンタス便エコノミークラス包括運賃は貯められません。  これ以外のワンワールドのプログラムとしてはフィンエアー"Finnair Plus"、ブリティッシュエアウェイズ"Executive Club"、キャセイパシフィック航空"Asia Miles"、イベリア・スペイン航空"Iberia Plus"、ラン航空"Lanpass"、マレブ・ハンガリー航空"Duna Club"、ロイヤル・ヨルダン航空"Royal Plus"などがあります。このうちIberia Plus, Lanpass, Duna Club, Royal Plusは、それぞれの会社が日本に就航していないこともあり外してよいでしょう。Asia Milesは悪くないプログラムですが、残念ながらカンタスの予約クラスQは加算対象外です。Executive Clubは獲得マイルの有効期限が「最終の加算または減算から36か月」と実質無期限で、カンタスの予約クラスQも加算してくれますがお勧めはできません。というのはエコノミークラス割引運賃の大半が、自社便他社便とも加算率25%と条件が極めて悪いためです(*1)。しかも一定以上の予約クラスの航空券(普通運賃か正規割引運賃の上位のもの)でブリティッシュエアウェイズに乗った実績がないと入会すら認められません(*2)。こちらから願い下げのプログラムです。  というわけでやはりQFFとFinnair Plusが残ります。それぞれの得失を比較してみます。 ●Qantas Frequent Flyer  QFFはマイルの有効期限を「最終の加算または減算から36か月」と設定していて、貯め続ければ無期限です。カンタス便の予約クラスQも加算対象で区間マイルの100%を加算してくれます。フィンエアー便ですと予約クラスA/B/G/H/K/L/M/N/O/P/Q/S/T/V/W/Yが加算対象でその加算率は100%です[1]。フィンエアー便で可能性のある予約クラスは[2]によればL/M/P/T、[3]での検索によればB/H/K/L/M/N/P/S/V/Yですので、QFFで加算可と考えてよいでしょう。航空券の予約クラスが最終的に何になるかは、質問者さんご自身でも確認をお願いします。  カンタスは日本からのお客さんも多くて日本語Webサイトもよく整備されており、ほとんどの情報が日本語で入手できるのもありがたい点です。  一方、QFFの短所はまず「特典交換に必要なマイル数が多いこと」です(*3)。個々の事例については[4]を質問者さんご自身でご覧頂くとして、主だった区間の必要マイル数を挙げると ・アメリカン便 日本-北米エコノミークラス往復 距離に応じ72,000または84,000ポイント ・カンタス便 日本-シドニーエコノミークラス往復 72,000ポイント ・JAL便 日本-ヨーロッパエコノミークラス往復 100,000ポイント ・JAL便国内線往復 20,000ポイント(片道600マイルまで) 28,000ポイント(片道1,200マイルまで) (1マイル=1ポイント) です。JAL便国内線往復に引き換える場合はかなり割高につきます。  またQFFは何かと手数料を取るのも気になります。まず世界的にも珍しい「入会金」の設定があります(幸いに日本在住者は免除)。会員カード発行も有料なので、余分なお金を払いたくない人は紙にでも会員番号をメモして代用することになります。さらにに特典航空券への交換時、発券手数料(2,500ポイント)を差し引かれます。カンタス便特典航空券をインターネット経由で申し込んだ場合は発券手数料は免除されるのですが、カンタス便でも電話で申し込む場合、あるいは他社便を申し込む場合は2,500ポイント余分に必要です。(上記の必要マイルの例にこの2,500ポイント分は含めていません) ●Finnair Plus  ワンワールドの中では、他社便利用時の加算対象外運賃が少ないプログラムです。「ワンワールド各社をよく利用するが、行先や利用航空会社は一定していない」「エコノミークラスの格安航空券での利用が多い」という状況で、満遍なくマイルを貯めるのには適しています。加算対象となる予約クラスおよびその加算率については[5]をご覧下さい。カンタス便の予約クラスQは加算率50%です。フィンエアー便搭乗の場合、予約クラスY/B/H/K/M/L/Pは加算率100%ですが、A/G/N/O/Q/S/T/V/W/Zでは50%に下がります。  一方、短所としてはポイントが獲得から5年で失効すること、日本語サイトの整備が十分とは言えないことなどが挙げられます。詳しい情報を入手するには同社のInternational siteを見る必要が出てきます。  QFFと同様に主な区間での必要ポイント数を比較すると以下の通りです[6]。 ・アメリカン便 日本-北米エコノミークラス往復 150,000ポイント ・カンタス便 日本-シドニーエコノミークラス往復 150,000ポイント ・JAL便 日本-ヨーロッパエコノミークラス往復 150,000ポイント ・JAL便国内線往復 20,000ポイント (1キロメートル=1ポイント)  Finnair Plusはキロメートル加算制(1キロメートル=1ポイント)なので、マイル単位で計算するプログラムと比較する場合は1.6で割って下さい。JAL便国内線往復に引き換えるのはお得で、2万ポイント≒12,500マイルですからJALマイレージバンク(1万5千マイル)よりも有利です。2万ポイントを短期集中で貯めて、JAL便の国内線往復で消化してしまうならFinnair Plusは一つの選択です。  アメリカン便日本-北米/カンタス便日本-豪州/JAL便日本-欧州の15万ポイントは約9万4千マイルに相当し、キロメートル/マイルを換算しての比較でもまだQFFより数字は多めです。もちろん加算率とのバランスも考える必要があります。ある航空会社に搭乗したとしてQFFでの加算率が50%、Finnair Plusでのそれが100%であったならば、必要マイル数の差が2倍以内である限りFinnair Plusに貯めた方が有利ということです。ただし今回のケースは、 ・カンタス便の予約クラスQ: QFFで加算率100%、Finnair Plusで50% ・フィンエアー便(*4): QFF、Finnair Plusとも加算率100% ですので、QFFが有利との結論に至ります。 【まとめ】 (1)ご質問の条件ですとQantas Frequent Flyer (QFF)で貯めるのが総じて有利です。特にカンタス便の予約クラスQは、QFFですと加算率100%であるのに対しFinnair Plusでは50%に下がってしまいます。 (2)フィンエアー搭乗分の加算についてもQFFとFinnair Plusで条件は同等です。予約クラスによってはQFFでの加算率は100%なのに、Finnair Plusでは自社便でありながら50%ということもあり得ます。 (3)QFFの短所は他プログラム(JALマイレージバンクやAAdvantageなど)と比べて必要マイル数がやや多いこと、特典航空券の発券や変更に対し何かと手数料を課すことなどです。特に発券時の2,500ポイントは印象がよくありません。 (4)2万ポイント(約12,500マイル相当)を短期集中で貯め、JAL便国内線往復特典航空券に交換する場合に限ってはFinnair Plusが有利です。QFFでは発券手数料も含めて22,500ポイント(22,500マイル)または30,500ポイント(30,500マイル)必要です。 参考ページ [1] http://www.qantas.com.au/fflyer/dyn/program/terms#jump24 [2] http://homepage3.nifty.com/timetravel/bookingclass.html [3] http://www.seatcounter.com/ [4] http://www.qantas.com.au/international/jp/frequent_flyer/usingPoints.html [5] http://www.finnair.com/finnaircom/wps/portal/finnair/kcxml/04_Sj9SPykssy0xPLMnMz0vM0Y_QjzKL9443MXMHSYGYzp76kShCLvHO3mhC3vEuoRAhVyO4iA-momCIULC5vq9Hfm6qfpC-t36AfkFuKBBElDs6KioCAOSPmXU!/delta/base64xml/L3dJdyEvd0ZNQUFzQUMvNElVRS82X1NfMVNJ [6] http://www.finnair.co.jp/mileage/spend.html *1 本回答中では「加算率」の語を「区間マイルに対する実際の加算マイルの割合」と定義します。Finnair Plusはキロメートル加算制なので、マイルをキロメートルと読み替えてください。 *2 フリティッシュエアウェイズ便のファーストクラス、ビジネスクラス、上級エコノミークラス("World Traveller Plus")、エコノミークラスの上位の航空券(予約クラスY/B/H)で搭乗実績があるか、それらの航空券を購入して予約を入れているかでないと入会できません。 *3 JALマイレージバンクでの必要マイル数が、アメリカン便日本-北米5万マイル、カンタス便日本-豪州5万マイル、JAL便日本-欧州5万5千マイルであることを考えると多めです。ただしJALマイレージバンクはエコノミークラス運賃の加算率が悪い(50~70%)ので実質的な差は少し縮まります。 *4 フィンエアー便で予約クラスがA/G/N/O/Q/S/T/V/W/Zですと、加算率が50%に下がるのは本文中で述べた通りです。

その他の回答 (1)

  • w201_1993
  • ベストアンサー率46% (6/13)
回答No.1

直接的な答えにならずに申し訳ございませんが、日本航空のJALマイレージバンクも、一応検討されてみてはいかがでしょうか?この4月にワンワールドに入ったところですし、基本的にはワンワールド内の航空会社なら問題なくマイルを貯められるようになったはずですが・・・。その方が、フィンランドやオーストラリア以外に旅行へ行くときにも(日本国内旅行の際も)使いやすいかと存じます。案内も日本語がメインですし。

honjamaka
質問者

お礼

ありがとうございます。 日本航空もホームページで調べてみたのですが、今回は格安チケットなので マイルを貯める対象にならないようなのです。 使いやすさは一番だと思うのですが、残念です。

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