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ピアノの値段

ピアノを買おうかと思って、色々見ている内に不思議なことに気付きました。グランド・ピアノですが、国産のはコンサート・グランドと長さ2m位の中型グランドとの価格差が5倍位あるのですが、舶来物(スタインウエーとかベーゼンドルファーとか)では、その価格差が精々2倍なのです。即ち、舶来物においては、中型が相対的に非常に高価。舶来物が全般的に高価というのは、運賃とか関税とか需給関係で分りますが、この価格差の違いは不可解です。この理由をお教え願いたいと思います。

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回答No.1

ピアノの価格差が出る要因はいくつかあると思いますが、 ・輸入 ・作業工程 ・素材 が主にあげられるでしょうか。 ベーゼンドルファーは特に、作業工程がほとんど手作業だそうです。 1828年創立という長い歴史の中で、47000台ほど生産しています。 その半分ほどの歴史のヤマハが約50万台も生産していることを考えると、いかに一台一台を丁寧に作っているかがわかりますね。 また、ベーゼンドルファーも、スタインウェイも、使用している木材はAクラスで、自然乾燥させています。 自然乾燥なので当然時間も場所もかかります。 この二つのメーカーは、ピアノの等級によって、音色やクオリティが大きく異なるということがないと思います。 対して、国内のメーカーは、ピアノの等級によって、素材も作業工程も大きく異なります。 等級が低いピアノは、人工乾燥させた木材で、作業も短縮され、コストが抑えられているために、それだけ安いということです。 これは、ピアノが一般家庭に普及したことに大きく貢献しました。 等級が高いピアノには、木材だけでなく、アクション部分、鍵盤なども違うものが使われ、作業工程も異なるようです。 たとえば、鍵盤がアクリルか、白鍵=象牙・黒鍵=黒檀か、などもそのひとつですね。 以上が主に考えられる理由でしょうか。 もっと詳しく知りたいというのであれば、仕様書やカタログなどをじっくり比較してみると、どこが違うのかがわかってくるかと思います。 国内のメーカーなどは、ネット上でも仕様書を見ることができますよ。 また、HPで作業工程などが見れたり、企業ポリシーや歴史などを見ていると、それだけでも違いが垣間見えてきます。 仕様の違いなどは、展示場の店員さんに尋ねてみると、詳しいことを教えてくれるかもしれません。 また、もしピアノを習っているのであれば、まずは先生に聞いてみるのが一番よいかと思いますよ。 一番貴方の演奏を知っているのは先生でしょうから、信頼できるアドヴァイスをもらえるのではないでしょうか。 どのようなピアノをお探しかは存じませんが、高価な買い物であり、これから長く使い続けるものですので、満足できるものを見つけられたらよいですね。 回答が何かの参考になれば幸いです。

nomdeplume
質問者

お礼

ご教示ありがとう御座います。元々、私にスタインウエーとかベーゼンは豚に真珠、猫に小判の類で、購入対象ではなかったのですが、コンサート・グランドと中小型のグランドの価格比が内外メーカーで余りにも懸け離れているので、不思議に思った次第です。ご説明を聞くと、「やはりベーゼン!」とか思ってしまいますが、1千万円の出費はキツイのも事実です。悩ましいです。

その他の回答 (2)

回答No.3

またまた雑談になってしまいますが ピアノという楽器は、ヴァイオリンなどと比べると歴史が浅く、発明から今の形になるまでの間に様々に変化した楽器です。 J.S.バッハの時代頃にその原型が作られたようです。 J.S.バッハはチェンバロやクラヴィアのための曲は書いていますが、ピアノは好まなかったようです。 モーツァルトのピアノ曲を弾いてみるとわかると思いますが、音域がずっと狭いです。 それはその頃のピアノの鍵盤数が今のものよりもずっと少なかったためですね。 ベートーヴェン(彼は長命でしたから)の曲になると、モーツァルトに比べてずっと音域が広がります。 それでも今のピアノよりは音域が狭かったのですが。 そして、ご指摘のとおり、ベーゼンを想定して作ったはずは到底ありえません。 なぜなら、ベーゼンの創立はベートーヴェンの死の翌年のことですから。 ピアノは産業革命の時代に、製鉄の技術によって飛躍的に進歩した楽器なのです。 モーツァルトのような軽快な曲や、ベートーヴェンのような派手な曲にはベーゼンはちょっと合わないですよね(笑) ちなみに私はピアノは専門ではないですし、私にはベーゼンは恐れ多いどころか、アップライトで十分です。 だいいちお金も置く場所もないです!(苦笑) だから憧れと夢がベーゼンには詰まってるんですよ♪

回答No.2

ベーゼンはほんとに魅力的ですよね! ある種美術品とも言えるかもしれません(笑) 特にインペリアルに惹かれてしまいます。 あのでかさ!あの低音部の鍵盤!! ちなみによくCDやホールの演奏で見かけるのはスタインウェイの方が圧倒的に多いです。 派手でキラキラした音色ですよね。 ベーゼンにはなかなか出会えません。 かくいう私もスタインウェイには触ったことがありますが、ベーゼンには触ったことがありません。 生で聞いて記憶に残っているのは、Live Image(@フェスティバルホール)での加古隆の演奏ですね。 彼の哲学的ともいえる曲調にベーゼンの音色がマッチしていて、感銘を覚えました。 逆に、他の演奏者には合わなかったようで、ベーゼンは弾きこなすのが難しいと言われるのを納得してしまいました。 それでもベーゼンには憧れますよねぇ(笑) ただの雑談でした☆

nomdeplume
質問者

お礼

ありがとう御座います。インペリアルなんて拙宅よりも大きいかも知れません。(汗) 先日214型に触れる機会があったのですが、流石に低音の迫力は半端じゃない。但し、バッハは言うに及ばず、モーツアルト、ショパンにしてもこんなに凄い低音を想定して作曲していたのかと疑問に思います。端的にいうと、ロマン派までの曲では音のバランスが悪いように思われます。これがフランス近代プーランク辺りになると、あずましくなるようです。ま、これは私がド素人だからこういう暴言を吐くのですが。とまれ、温度湿度の管理も十分に出来ない陋屋に据えるには恐れ多いことで、宝くじが当たってベーゼンなんか買ったら天罰が下るような気がします。

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