この時期、同様の質問多いですね。毎年、年末ごろから何度も答えてますから。
厄年についてはかなり詳しく調べましたが起源は非常に古く、中国における陰陽道まで遡ることが出来ます。これは数字による吉凶を判断し、難を逃れようとするものです。
日本においても平安時代の文献から江戸時代、現代に至るまで多数の文献に散見するのですが、習俗上の事柄なので、「厄年とは何か?」と題しても、明確に説明することは出来ません。
ごく簡単に述べますが、そもそも「厄」の文字には災難の意味合いは無く“節目”を意味します。年齢的なことは、村落等、地域集団での“役付き”に当たる年が相当します。役付きによる災いを忌み、“役(やく)”に節目である“厄”をあて、災難等に気をつけるよう“縁起を担ぐ”ことが大きく影響しており、近年、42(死に)や33(惨々)、体調の変化によるとする解釈もなされるようになりました。
つまり災難(厄)多きとされる年齢を“厄年”と称して、陰陽道、占星術、慣習とともに(基づいて)構築されていった先人の知恵(文化)と言っていいでしょう。
さて、厄除け(厄払い)ですが「厄年には厄除けをしないと不幸になるから厄除けをする」とか、「厄年だから悪いことがあるとする予言が必ず当たるので厄除けする」のではなく、厄という文化を迷信であると無視せず、厄除けをすることによって“神仏との縁を強くする(ご加護を受ける)”とする信仰に基づいております。故に、厄年に限らず、厄除けは毎年した方がよいと薦める寺社も多いです。
前置きが長くなりました。本題に入ります。
節分以前は“前年で”との解釈は占星術(おもに九星気学等)による鑑かたなので、習俗としての厄年とは関係ありません。つまり、誕生日が節分前である貴女は七赤ですので今年、北へまわる……略……。しかし、習俗としての厄年では今年“前厄”です。
厄年と知らずにやり過ごす人ももちろんいますが、貴女の場合は縁がありましたので厄除けしましょう。気になったのは神仏の“お誘い”ってことですヨ。厄除けしておけば、転んでも「あ、この程度で済んでよかった!」と思えますから。
合 掌
お礼
chapanese さん 前厄だという方も本厄だという方もいて、確実なのはよくわからなかったんですが… 2番の方やchapaneseさんのおっしゃるとおり、身体の変調をきたす頃、 というのが一番しっくりきますね。 私も慎ましく身体に気をつけて過ごそうと思いました。 ありがとうございました。