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最初の動物擬音作品
アンダーソンの「キャットワルツ」と言うのを聴いたんだすが、弦の動きに猫の鳴き声を明らかに模しているのがわかりました。こういう「動物擬音」効果の音楽はいつごろ発祥しているのでしょうか。形態はオケでもソロでもいいです。また動物に限らなければどういう擬音がいつごろから作品中に取り入れられているのでしょうか。
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こんにちは。 まず,猫のマネというと, ☆ロッシーニ 「猫の二重唱」 という先人の作品が思い出されますね。(こちらも楽しい曲ですよ) その他では, ☆ハイドン オラトリオ「天地創造」 (18世紀末) ☆ヴァヴァルディ 「四季」 (18世紀前半) などのかなり古めの作品にも動物の鳴き声の描写は登場しています。(描写「風」の音楽,と言った方がよいかもしれませんが) さらに古いところでは, ☆バンキエリ 「動物たちの対位法」 (17世紀初頭) という作品があります。 バンキエリはルネサンス~初期バロック時代の作曲家で,作曲時期でいくと今から400年ほど前,「四季」よりも100年以上前になります。 カッコウ・フクロウ・犬・猫の鳴きまねが入っている(入っているというよりは,ほぼ鳴きまねだけで進行していく感じです)部分がある曲で,合唱をやっている方の間ではそれなりに有名な曲だと思います。 私は存じ上げませんが,もっと古い中世や古代の音楽にもそのような表現はあるかもしれません。 鳥の鳴き声などは,人間が感じる音楽的インスピレーションとしては,極めてプリミティヴなもののような気がするので,個人的には,それを模したような音楽表現はかなり昔(ひょっとすると音楽発祥と同じくらい古く)からあったのではないかな,という気がします。(単なる推測です)
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いつ頃からというのはわかりませんが, 古いものでは,「おもちゃの交響曲」の中で鳥の鳴き声が出てきます。 J.シュトラウスの「クラップフェンの森で」などにも出てきますが, おもちゃの交響曲の方がずっと古いですね。 下記の「作曲者探し」「楽器編成」を参考にしてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%AE%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2 また,擬音として扱われているのかどうかわかりませんが, バロックのリコーダ曲を聴くと小鳥のさえずりのように聞こえるものもあります。 動物以外では雷鳴もそうでしょうか。 擬音と取るのか,音楽表現と取るのか難しいですが, ロッシーニ ウィリアムテル序曲,ベートーヴェン 田園など。 R.シュトラウスのアルプス交響曲では,風や,細かい氷が転がり落ちるような音を感じます。
お礼
結構古いもんですね。大分伝統的であることがわかりました。
お礼
そうですか。かなり伝統的なあるいは、発祥的なものなのですね。