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GHOSTの定義について
攻殻機動隊のGHOSTとは、どう言うものなのか教えてください。 人間で言う、アナロジックな存在、人間を、デジタル化したとき、最後まで、個を個として認識するための存在…。と言う風にとっているのですが;;個性とか、野生の勘とか…。そういったものなのでしょうか?あと、そういうのに詳しいサイトがあれば教えてください。
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- debya1959
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戯言献上 これは哲学です。だから勿論結論も正論もありませんから戯言として聞いてください。 戦争は化学を進化させると誰かが言いました。 例えば、第二次世界大戦当時、ヒットラー率いるナチスドイツは極悪非道な人体実験を繰り広げた歴史があります。 その実験の中で今回の質問のヒントとなる物が存在します。 人間は死ぬ瞬間に体重が20~30グラム減ると言うのです。 また、ある心霊現象の研究をしていた科学者の実験にもヒントがあります。 幽霊が出たり、超常現象の起こり易い場所には、重力の以上が見られる事があるというのです。 つまり重いのです。 色々の宗教家の話で共通する概念が、我々の体は借り物であるというのです。 体の中に宿っている精神(ghost?)が肉体と言うよろいを着ていると言うのです。 これらに共通する「モノ」。。。 これを踏まえて。。。 質問者様の質問にお答えしましょう。 1)攻殻機動隊で言うところのゴーストは、魂とも命とも言われる、いまだ解明されていない存在ですね。 2)個性でも、野生の勘でもありませんね。それは脳しかなくなった人たちが義体によって殻(shell)を手に入れても継承しているようです。本質的なghostとは別物と断じてでよいでしょう。 3)サイトは知りませんが、考え方からして思想か宗教のカテゴリーを探されると良いでしょう。 私見)ただし、これらのことを深く知っていても攻殻機動隊が楽しめるかと言うと私は「否」と思います。 もっと柔軟に構えてよいと思いますよ。 たかが「ジャパニメーションの最高峰」ではありませんか? 私たちが楽しんでこそのエンターテイメントですから、楽しむ事を前提に鑑賞される事のほうを推奨します。 「そう囁くのよ。私のゴーストが・・・・・・」 乱筆乱舞
- Fazer
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あの世界では人間の脳も一部を除いて機械化されています。 つまり全身義体化した人間は、ほとんど物質的な存在としてはロボットと同じなんです。 しかしながら、ロボットは個を持てなかった・・・ということから、逆説的に存在が証明されたのがゴースト。いわゆる魂です。 恐らく生身の脳があるかどうかは関係ないでしょう。 2ndGIGではタチコマ達にゴーストが宿ったと捉えることもできるシーンがありますし、2ndGIGからSolidSSの流れでは体は消滅したはずのクゼと思われる人物が、ネットで全てデジタルデータとなってもゴーストを保持したまま活動していると考えることもできます。 まぁあくまで私の考えです。 攻殻機動隊のテーマの中の一つに、人間とは、個とは何か。というものがあります。Stand Alone Complexにもそういう意味合いがある、とも取れますしね。 その意味ははっきりとは提示されていません。視聴者自身のゴーストの囁きが正解なのです。
- horopon
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私の想像(ゴーストが囁くと言うセリフから) ゴーストは頭だけで思う勘ではなくアナログ部分の体自体が察知る勘みたいな物かなぁと思います。 デジタルの有るか無いかの信号ではなくアナログだから出来る曖昧な考え? 明確な回答は思いつきません。すみません。
- Tori_30
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再度投稿すみません。#1です。 ちなみにGHOSTダビングなるものがあるようです。GHOSTを転写するんですね。まあ、正確に言えばGHOST”らしく見えるもの”なんですが。多分、自律神経系などの挙動を機械上で再現するものなんでしょう。 ビデオダビングのように”擦り切れる”という描写から、マスターテープ(ヒト)に対し何らかの刺激を与えてその反応から取り出すものなんでしょうね。あの世界ではそれは何らかの理由で禁止されているようです。 こういうのもあるところから、あの世界では誰にも『自分はGHOSTを持つ個人、オリジナルだ』と断言できないのでしょう。
- Tori_30
- ベストアンサー率27% (653/2415)
こんなページを見つけました。 → http://gispki.myhome.cx/modules/bwiki/index.php?FAQ#content_1_2 僕が思うに、最後の生体部分である脳が残ってるかどうかがGHOSTに関係すると思うんですよね。 あの世界ではサイボーグだけでなく完全なAIロボットですら自我を持って(いるように見える)います。例えばタチコマや風俗のロボット、オペレータのロボットなんかがその典型ですね。でも、誰もタチコマやAIロボットにGHOSTがあるとは言わない。では、そのGHOSTとは一体何なのか?それがあの作品のテーマであるとも言えます。 つまり、実際は誰もGHOSTの事を完全には分かっていない、という怖さがあの作品のテーマだと思うんです。誰もが電脳化を受け入れているあの世界での個人に対する孤人(電脳化を受け入れた個人)の葛藤。本当に自分はGHOSTがある個人なのか?というアイデンティティーに対する不安を殆どの人が抱えている世界。それがGHOST IN THE SHELL の世界なんです。 で、一応の判別方法はあるみたいで、TVアニメシリーズでその描写があったと思います。それは確か、『手が引きつる癖がある』みたいな感じでした。警察組織には今で言う指紋みたいに、個人を特定する癖のデータベースみたいなのがあるようです。 つまり、あの世界ではそういう癖の発現がなければ同じ思考を持つサイボーグとロボットの区別をつける事は出来ない、って事になります。 結論としてはGHOSTには明確な定義がないんです。あえて言うなら『説明できない部分』をGHOSTと言っているに過ぎません。 例えば、完全な貴方の複製を作ったとします。細胞から神経組織の配置、生まれてから今日までに食べたもの、原子レベルでの完全な再構築、そして思い出や過去まで完全に再現したとします。これはもう完全な貴方です。貴方という存在そのものでしょう。 でも、それって不可能ですよね。なので代替出来る方法で”ほぼ”貴方という存在を創ったとします。例えば機械の内臓に機械の体、そして貴方の思考ロジックや自我をインプットしたCPUを使って複製を創ったとします。見た目も一緒にしておきましょうか。パッと見、ちょっと話したぐらいでは貴方と何も変わらないと思います。 でも、それは貴方を他のハードでエミュレートしているに過ぎないんです。完全な再現にはならない。僕らが解明していない部分で違う挙動があるかもしれない。その解明しきれていない部分による説明の出来ない挙動がつまりGHOSTなんだと思います。 まとめると、実機かコンピュータによるソフトフェアのエミュレートか、それがGHOSTが在る無しに関わるんだと思います。 長文失礼しました。