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借金をしている人に対する銀行の考え方
私の父親は、姉の前夫(離婚済)が借りたお金の連帯保証人になっているのですが、最近お金を貸している銀行がうちの父親との取引をやめたいと言い出し、事業の運転資金や自宅購入時の借入金を一括返済するよう要求してきました。 前夫は10年以上きちんと借金を返済していたのですが、最近支払いがきついということで、その借金で買った自宅を売却したようですが、 そのような事があっただけで銀行は今後の支払い能力がないと判断するものなのでしょうか? それとも何か他に我々素人では考えないような事があるのでしょうか? 前夫は、以前より返済額を少なくした上で今後も払っていくつもりでいるようです。 ただ、自宅売却と今回の一括返済の要求時期がほぼ同時なので 売却した事が原因ではないかと思うのですがいかがでしょうか。 答えにくい質問ですみません。 参考にさせていただければと思いますので、ご助言よろしくお願いします。
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事実関係が不明ですので、憶測が入ります。(本件のケースと合致するかは不明です) (1) 前夫が自宅売却で適切に借入返済ができていれば連帯保証債務も消滅する筈なので父親との取引に影響することは無さそうです (2) となると、前夫には自宅売却では返済しきれなかった負債が残っている筈で、これが父親の負うべき連帯保証債務になっている、と考えられる (3) 場合によっては、自宅売却が前夫による前向きな売却行為ではなく、銀行主体の不良債権整理の為の担保処分であったと考えた方が自然 (4) 父親の現状の借入内容(借入額と担保状況)に加えて、この保証債務を加味すれば父親にとっては返せない水準の債務があると取引銀行側が評価している、と考えられる (5) 将来に渡って相当期間を定めても借入の返済ができない、という評価がなされた債務者に対しては、金融機関側が即刻回収という姿勢に転じることは十分考えられる事態です (6) これには、金融庁による自己査定ルールの統一、銀行への個別検査を通じて債務者の格付評価の運用管理厳格化と早期の貸倒見込損失計上・処理のルールといった背景事情があり、3月の銀行決算前という部分も理由がありそうです (7) そもそも借入には返済方法(毎月幾ら・期限まで分割支払)が定められているので、借入人が契約内容を守って返済している限りは、繰り上げて全額返済しろという権利は銀行側にはないというのが大原則です (8) 但し、営業性の借入の場合には、1年刻みで元本返済無しの借入という場合には、従来1年ごとに借換していたものをある日突然に契約通り期日に全額返済して下さい、という要求になるケースが有り得ます(数年前の「貸し渋り」「貸し剥がし」の際の典型的な手法です) (9) 銀行側で一旦「回収専一」という方針が下った場合には、債務者側の事情ではなく銀行側の事情で、期限の利益喪失(分割払いという債務者側の権利剥奪)・借入金の一括返済要求・担保処分・残債務の別会社移管・サービサーへの債権売却と粛々と手続が進んでいきます。
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金融機関に勤務しており、以前、個人融資は担当したことがある者です。 このご質問は、又聞きの情報やご質問者さまの憶測が入っているのでしょうか? 正確なことが分からないと、回答も憶測でしかできません。 まず、冒頭に「姉の前夫(離婚済)が借りたお金の連帯保証人になっているのですが」を入れるから話が分かりづらくなるんです。 趣旨は「父がメインで取り引きしている銀行が、父との取引をやめたいと言い出した。父は事業をしており、この銀行からは、事業の運転資金も融資してもらっている。個人としても自宅購入時の資金を借り入れている。取引停止に当たって事業融資分も個人融資分も一括返済するよう要求してきた。」ですよね? ならば、普通に考えれば問題は「父」でしょう。 もしかしたら姉の前夫も関係しているかもしれませんが、「事業も」となると「姉の前夫が自宅を売却したこと」が主たる要因になるとは考えにくいです。 これに際して父が銀行に対して取った態度によっては…は考えられますけれど。 父の事業か父個人が原因かは分かりませんが、「事業の状況や父の行動・態度から『信用』ができなくなった」という方が自然に考えられるんです。 経営者の『態度』によっては、いくら長い期間かかって築いた信頼関係でも簡単に崩れてしまいますから、信頼できない人間が経営者をしている企業とは取り引きなんてできません。 ところで、姉の前夫がその銀行を利用したのは、父のメインバンクだからではありませんか? 銀行も「父の関係者だから。」ということで、貸してくれたということはありませんか? そもそも、なぜ、父が姉の前夫(当時は夫)の住宅ローンの連帯保証人になっているのですか? 「父の土地に建てた。」、「資金の関係で土地・建物の一部が父の名義になっている。」などなど、連帯保証人になるには、いろいろな理由が考えられるのですが、「父が連帯保証人になってくれるなら。」という条件を付け、無理な住宅ローンを通したということも考えられますので。 > 前夫は、以前より返済額を少なくした上で今後も払っていくつもりでいるようです 自宅を売却したけれど、売却価格が債務残高を下回ったので、債務が残ってしまった。 残った債務は当然元の債務残高より少ないので、その分を返済していくということでしょうか? 「つもり」ではなく、自己破産をするのでなければ、残債を返済するのは当然のことですけれど? では、連帯保証人たる「父」は、この結果、銀行に対してどのような態度を取ったのでしょうか? 連帯保証人の責任としては、「残債は自分が一括で返済する」もしくは「一括では無理なので、前夫と協力して毎月いくらずつ返済していく」というのが一般的ですけれど、まさか「娘と結婚していた時は義理の息子だったけれど、今は赤の他人なので自分には関係ない。」というような事を言ったりしていませんよね? 銀行が「連帯保証人なんですから、ご自身の土地・建物も売却して弁済していただくのが筋」と言ったとしても、当然の事ですから…。 > 前夫は10年以上きちんと借金を返済していたのですが、最近支払いがきついということで、その借金で買った自宅を売却したようです 売却したんですか?していないんですか? 返済が「キツイ」程度で、売却までしてしまう人は実際には少ないです。 まず、銀行に「しばらく返済を待ってもらえないか」とか「返済期間を延長して毎回の返済額を減額してもらえないか」という相談をします。 なお返済が苦しい場合でも、住宅ローン特則などを利用して、家だけは残そうとします。 売却を考えるのは、「この先の返済の目処が全く立たない」「自己破産もやむを得ない」という状況になってから仕方なく…という方が圧倒的です。 姉の前夫は、縁を切りたかったので売却という手段を取った-ということも考えられますけれどね(で、上手くはいかなかった…と)。 ところで、父は、別に父自身の自宅の住宅ローンを負っているのですよね? ならば、連帯保証と合わせて二重の住宅ローンを負っていることになりますが、事業と個人を併せて、返済に問題はありませんか? #1さんが書いていらっしゃる(4)~(5)です。 銀行に事業融資も受けているとなると、銀行では事業面の先の見通しがある程度把握できます。 「事業の運転資金や自宅購入時の借入金を一括返済するよう要求」となると、「先は危ない」と判断された可能性もあると思うのですが。 あとは、銀行の方が「危ない」という可能性は? 知人の父親の会社(従業員200人規模)のことなんですが、メインバンクが業務停止になったことから別銀行で資金繰りをする事もできず、結果RCC送りになってしまった…ということがありましたので。
お礼
私自身すべての状況を把握してないのできちんとした質問が出来ずにすみません。乏しい質問内容にもかかわらず色々な面から可能性を想定していただきありがとうございました。
お礼
質問内容に不明点が多く、わかりづらい質問にもかかわらず、わかりやすいご説明ありがとうございました。