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ドミナント→サブドミナントについて
コード進行の教則本にV(7)→IV、またはV(7)→IImなどの 逆進行は音楽的に途切れるので良くないと書かれていますが、 自分で作曲していて、よくこのコード進行にぶち当たってしまいます。 特にAメロの終わりからサビの頭が逆進行になってしまいます。 自分で聞いてみても途切れているようでもあるし、途切れてないようでもあるし、 なんだか気になって仕方ありません。 作曲をされている方はこの辺はどうなさっているのでしょうか? ブルースの曲なんかはV(7)→IVは有りだそうですが、普通のポップスやフォークではどうなんでしょう。
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・「逆連結」については、「JAZZブルース」では、あまり使われていないようですが、「ロックブルース」では、最後のほうで、「V-IV-I-I」とあるようですね。 V(7)→IV、またはV(7)→IIm書かれていますが・・・たぶん「良くないと」・・・と書いてあり、「誤り」とは書いてないと思います。(^^ 要するに、「コードの連結」は、数学の「公式」とは違います。数学の「公式」なら、それ以外のやりかたをしたら、誤りですが、音楽の「コードの連結」は、統計的なものです。 要するに、過去の人。楽曲を統計的に調べると、カデンツのような「連結の原則」が多い??? ということです。なので、一般的には、または、多くの人は、「連結の原則」がいいと感じるのでしょう。 ですから、一部? の人は、そうではない人もいます。また、ジャンルにより・・・。 「音楽」は、「料理」に喩えられます。要するに、同じ料理を作っても、お客さんは、みんながみんなおいしい。ということはまずありません。(^^ 甘すぎる。辛すぎる。ちょっと、いまいち・・・など。(^^; 音楽も、同じで、「好み」のばらつきに左右されます。また、「なにを目的」にするか? にもよります。 「テンションサウンド」は、「JAZZ」では、よく、使われますが、「ポップス」や「クラシック」では、あまり使いません。好みが分かれるところです。(^^; 「転調」も、かなり、強引な場合もあります。それは、インパクトを求めるのであれば、よし・・・でしょう。ということで、「なにを目的」にするか?によります。 いちよう、V(7)→IV、またはV(7)→IImなどについての解釈としては、拡大解釈・・・となるのですが、 「半終止(V)」を「主和音(I)」とみなし、拡大適用できるらしい。 すなわち、「半終止(V)」から「すべての和音」へ進める。 「V」は、特殊な? キャラがあるようです。(^^ コード進行の教則本・・・をお持ちのようですが、いろいろ、複数、勉強してみてください。高度なものだと、例外的なコード進行は、「山」とあります。自分も、理論書10冊くらい読んでるんですが、中級?。上級?レべルの理論書もありますので、そんなのを読むと、だいぶ、違いますね。 ということで、最終的には、本人の自由。好みです。コード進行も。ただ、自分はよくても、人に聞いてもらう場合を想定する場合は、やはり、注意が必要・・・ということになります。要は、料理と同じで、自分ではおいしい・・・と思って作ったアイディア料理でも、人の好みも意識しないと、抵抗があるもの・・・よくないものになってしまいます。
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- nutsdias
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例え「音楽的に途切れるので良くない」と書かれていても、それが楽曲の中で「効果的に」使われているのならば、それで良いと思います。 そもそも音楽に「やっちゃダメな事」ってものが根本的に無いと思います、不協和音でも、調性のとれないメロディーでも、突然すぎるリズム進行でも、それが「聞き手に楽曲を伝える手段」として「効果的に」使えるのならば音楽理論は無意味に変わると思ってます。 僕も一通り理論には通じていますが、そういう理論の無意味さを理解するのが理論を学ぶ意味だと信じています。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- maogi
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基本は逆進行は良くないと言われますよね。 ポップスやフォークだからといって使えないと言うことはないかと思いますが、使い方によると思います。 ジャンル、アレンジ、ボイシング、曲のイメージや前後の流れから、使えたり合わなかったりするかと。 ANo.1さんが言われたように好みにもよりますしね。 途切れているか、そうでないかの一番の解決方法は、 人に聴いてもらう事だと思います。 出来れば、音楽やってる人と音楽とはまったく関係の無い人に。 聴いてもらった感想から判断しても良いと思いますよ。 あとは逆進行よりももっといい感じのコード進行が当てはまるかもしれないってことです。 色々なコード進行を試してみるのが良いかと思います。 理論は意外に良く出来てるんですよねぇ こんなコード進行ありかな?って思うものでも説明がついたりすることがあります。 もちろんだからと言ってなんでもアリなわけではありませんが(汗 ブルースはスケールがブルーノートなのでV(7)→IVがありなのです。 ANo.2さんが言われていた”キーがGでFやBbがたくさん出てくるような曲”というのもスケールがドリアンモードで説明がつくと思います。 スケールによって使えるコードも違ってきますから。 このへんはANo.1さんが例外的なコード進行のうちの一つになるかもしれませんね。 コード進行ってよりスケールの違いですかね(汗 あとIIm→V(7)の連続循環進行なるものがあってそうすると IIm→V(7)→IIm→V(7)…でV(7)→IImの進行をしてることになります。 理論に捕らわれすぎてはもちろんダメだと思いますが、知っている方が幅は広がるかと思います。感性と理論が5:5が理想ですね
お礼
ご回答ありがとうございました。 やはり人に聴いてもらって判断するのが一番手っ取り早いでしょうね。 大変参考になりました。
- trgovec
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同じような経験はあります。V(7)→IV、V(7)→IIm、VI→Iがよくないと知ると、他人(プロ)が作った曲でも妙に気になりだして、逆進行を含む曲の評価を下げてしまったり… しかしこの規則はクラシックのものであり、規則だけで評価を決めるのは変じゃないか、聞いてよければよいのだ、と思うようになったら気にならなくなりました。 逆進行がよくない理由は、V7はIに向かう性質が強いのでI以外に進むと期待を裏切ったようになるからと自分では解釈しています。 70年代のフォークには逆進行を使ったヒット曲はたくさんあります。一見昔からの習慣に対する反抗かと思えるほどですが、作曲者はそんなことは考えていないはずです。ギターでも弾きながら自分がいいと思ったコード進行をしていただけでしょう。それが結果的に多くの人に受け入れられただけです。確かに専門家からは「コード進行のイロハも知らないで」という批判が出たと何かの本で読んだことがあります。 最近はざっと見回してもいわゆる逆進行は昔より少なくなっているような気がします。しかし従来のコード進行の枠にとらわれないものもかなり以前から増えてきています。キーがGでFやBbがたくさん出てくるような曲は昔からのコード理論では説明できません。 ですから理論にとらわれることなく、自分が美しいと感じる進行でいいんじゃないでしょうか。普通の感性なら「普通の」他人が不愉快になるコードにはならないと思います。(楽典でがちがちの人は除く) もっとも、正式の場、お偉いさんの前で演奏するような曲なら逆進行は避けた方が賢明でしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 同じような経験をされた方がいて安心しました。 これからは、あまり理論にとらわれずに、感性を大事にして作っていきたいと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 音楽を数学に置き換えて説明していただいた所は、なるほどなぁと思いました。 またVは拡大解釈ですべての和音へ進めるということで、 少し安心しました。