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ウインダムがレクサスの車種ラインナップにないのは何故?
ウィンダムリリース当時の「レクサスES300、日本名ウィンダム」とかってキャッチのCMが印象深く残っています。 アメリカではウィンダム=ESってグレードで、セルシオのLSとハリアーの何とかってグレード3種がとてもよく売れたと聞きました。 なのに何故、現在の日本のレクサスにはウィンダムとハリアーに当たるグレードの車種が販売されていないのでしょう? セルシオも最初のラインナップに入っていませんでしたからウィンダムとハリアーも後々追加されるのでしょうか? それとも何かディーラーとの兼ね合いなど大人の事情があって販売できないのでしょうか?
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ハリアー/ランクルの投入について、もう少しうがった見方をすれば、レクサス開設の為にトヨタ系列で1チャンネルを廃止しています。(ビスタ系列) 旧のビスタ店は、そのままネッツ系列に衣替えしましたが、アリストもアルテッツァもネッツ扱いの車種でした。 つまりは、レクサス投入モデルのために専売車種を取りあげたんですね。 一番割をくってるのがトヨペット店で、セルシオを取り上げられたけど、代わりはもらえませんでした。(同じくトヨタ店ではマジェスタとセンチュリーが残っています) さらにハリアーを取り上げてしまうなら、トヨペット店に代替車種が要るでしょうし、トヨタ店からランクルを取り上げるのも反発を買うでしょう。 ソアラみたいにトヨタ/トヨペット併売でも、販売台数が極端に少なければ、あまり問題も無いんでしょうが… ところで本題のバッティングに関してですが、順列に関しては書かれているようにIS<ES<GS<でしょう。(北米レクサスはそう並べています) ただし、価格的にはES<IS<GSですから、駆動方式でFRのプレミアムを付けているのかもしれません。 問題は販売価格帯で、ハイブリッドじゃない2WDモデルではISの安いモデル(IS250)が390万円、GSの高いモデル(GS430)で632万円なんです。 同じ3500ccクラスだとIS350が480万円でGS350が522万円ですから、あまり差がないですよね。 この間にGS350とISの7グレードがあって、さらにもう1車種投入すると、販売台数の増加ではなくISとGSの販売台数低下につながると判断したのだと思います。 ES投入で価格帯の幅が広がるのではなくて、同じセダン形状の車が増えるだけになっちゃいます。 北米と同じくIS350より安い価格でES350を投入すると、IS250の上級グレードに価格帯が被るので販売に影響が出る事が懸念されます。 また、レクサスはベンツ・BMWに対抗できるブランドを確立したいと思っていました。C,Eクラスや3&5シリーズにFF車が無いですよね。だからレクサスはFF車セダンは当面投入しないと思います。「洗練された走行性能」とかいう売り言葉をブランド共通のものとして使いづらくなるでしょうから。 アメリカみたいに、ESも一定数が売れるならカムリを上級に仕立て直して作れるので、メーカーとしても美味しい車だと思うのですが、今のレクサス販売台数だと同じ店で同じような車を売っていると相乗効果ではなく共食いしちゃいます。 高級FF車のメインマーケットは北米なので、日本や欧州で(高級イメージで)売りずらいモデルは投入の可能性が低いと思います。
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- No0-SID
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いやぁ凄い薀蓄を語っておられる方が居ますね~ 素晴らしい!(笑) なぜか?という質問ですが関係者にしかわからないというのが本音ですが… ESはアメリカではお金持ちの奥様が乗る車として人気のようです。 まだ日本のLEXUSは歴史が浅いのでこれからの売れ行き等を見据えて国内に投入するかどうかという所ではないでしょうか? ハリヤーとウィンダムがLEXUSに移行する為にその後釜の車種が育つのを待ってるのかも知れませんし、来年辺りにはアキュラ・インフィニティも国内展開らしいので、そのタイミングで投入の可能性もありますね。
お礼
ご回答ありがとーございます。 そーなんです、スゴいアツいご回答がいただけました♪
- prop_and_jet
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日本でのLEXUSって、難しいんですよ。 ヒュラルキー(hierarchy ヒエラルキー)の概念のない社会で、LEXUSが必要なのか? そもそも、壊れない高級車って、「それって、背伸びすればだれでも買えて維持出来ちゃうじゃん。」とか、 「ちっとも お金持ちの車に見えないし」みたいな。 (まあ、こういう話はあまりしないほうがよかったのですが。) つまり、例えば、お金持ちにとっては、「買うときも非常に高価だし、ぼこぼこ壊れやすくて、しかも修理代も非常に高くて、さらにおまけに 妬まれやすくてすぐ傷付けられるような車に、ピカピカの状態で乗り回す。」ということが、『最高のお金持ち』に見えるから 効果絶大なわけですね。 つまり、『お金がなければとても維持できない車』というところに“高級車”の存在価値があるのです。 しかし、LEXUSは、元がトヨタだから壊れ難い。 まあ、お金持ちが、「車に煩わされずに乗れれば良い」ということであれば、LEXUSは最有力候補ですよね。しかも乗り心地は非常に良い。 「MercedsやBMWまたはジャギュアーなどと乗り心地を比べて下さい。」というと、ほとんどの人がLEXUSのほうを選ぶということです。 じゃあ、金額のほうはなるべくお高めに。 これが欧米での市場の要求ですね。 上記のような常識は、日本には無いですよね。 日本の常識のほうが「世界の非常識」なわけなのですが、 つまり、この“非常識”な日本の社会の中で、LEXUSは はたして成功するのか? といった点が未知数なのです。 実は、例えば初代ハリアーやアルテッツァなど、海外では、非常に一部のお金持ちしか購入できないとても高価な車でした。 日本ではどうでしょう。18歳の若者が愛車にしていてもおかしくない、だれでも買えるバーゲンプライスでしたよね。 セルシオだって、チョイふんぱつすれば、だれでも買えた。 逆に、買わなきゃ損なほどに、安かったです。 日本では、トヨタは、ああするしかなかったのですね。 なぜなら、日本社会は、欧米に比べて、車なんてどっちでもいい存在ですよね。 たいまいはたいて車を買っても、「ばかじゃないの」と内心思われる程度のことしかおきません。 よって、 だれも高級車なんて普通は買わないのですよね。 (欧米に比べて、日本人は、収入に対して掛ける車の費用が異様に“低い”という意味です。) 欧米は、平均賃金に対する新車の金額が非常に高いのに、超高価な欧州車の高級車の町を走る数が多いですよね。 社会の常識自体がまるっきり違うのですから、しかたありません。 日本では、 「高級外車は、車好きの、こだわりの人用の車。」 という、妙な納得のされかたをしていますよね。 「高級外車は、ヒュラルキーを誇示するためだけのもの。」という正しい常識は、日本では全くと言っていいほど、存在しません。 では、トヨタは、LEXUSを これからどうするのでしょうね。 私には分かりません。誰にもまだこの先は分からない状態です。 トヨタはこれから、欧米の常識を日本に紹介しようというのでしょうか? せずに、高い車を売るのでしょうか? どうやって? 今までの様に、トヨタのブランドで売り続けてもよかったのですよね。 そのかわり、金額だけはちゃんと上げて。 しかし、そうすると、メディアの評論で、「価格の割には性能が?」とか、「この値段なら他社のほうがマシ」とか、書かれちゃうでしょうね。 例えばあのバーゲンプライスのアルテッツァ、もし、金額を欧米並みにしていたら、「ランサーエボリューションのほうが断然良い」と書かれたでしょうね。 ここが難しいのです。 日本でのLEXUS展開なんて、やめときゃよかったのに。 …と言っても、始めるまでは誰にも分からなかったわけですし、もしかしたらこれからなぜか奇跡的にいきなり大ヒットするかもしれませんし、先は全く分からないですよね。 しかし、成功であれどうであれ、LEXUSブランドを引っ込めるわけにはもういきませんので、日本国内でも続けるとして、 どうするのでしょうかね。超高級路線を進むのか?/もう少し現実的な価格設定(欧米価格から見ると激安)にするのか……。 さて、本題に入るとして。 まずはウィンダム。これは本来、日本のLEXUSに投入されてもぜんぜん問題ない車とは思いますが、日本でのFFの受けがどうなのか?といったことでしょうかね。 アメリカでは実は、FF車の方がまともな車で、FR車はちょっとおばかな(まっすぐにも走れない)、古くさいメカの車と受け止められているのです。 全員が全員ではないですよ。でも、そういう考え方が広く浸透していることは事実です。 つまり、若い(柔軟な)考え方が出来るインテリな人は、FF大型セダンが好きなのですね。(室内も広いですし) 日本では、あまり こういう考え方もないですよね。 よって、安いカムリの姉妹車のFF車を、はたしていくらで売るのか?とか。売れるのか?とか。 売れるのか売れないのか以上に、それによってLEXUSブランドがどう写るか? ともすれば、『どう写ってほしいか』といったことが、まだ社内的に定まっていなくて、手探りなのではないでしょうか。 次、ハリアー。 これはまさか途中から同じものをいきなりLEXUSでは売れないでしょう。ハリアーの金額は現在安過ぎ。LEXUSにするなら価格もド~ンと上げなくちゃ。 例外的に SC がソアラからのものですが、これはもともとソアラの台数が少なかったですし、もともとそこそこ高価な車でしたし、それほど問題なく、ひっそりと移行したといった感じでしょうか。 そのかわり、お値段据え置きのバーゲン価格(LEXUSのプレミアムオープンカーとしては)。超お買い得感のあるLEXUSですよね。 例えば、GS と IS は、(どちらもフルモデルチェンジした完全な別の車ですが、)もともとがアリストやアルテッツァだったと思うと、とてもとてもお高くて。 いやいや。私は海外に行ったことがあるので、アリストやアルテッツァが海外ではとんでもなく高いことを知っていますが、 それでもやっぱり、GS と IS はとてもとてもお高く感じますよね~。 皆さん、今までアリストやアルテッツァオーナーさんであるかた。LEXUSの GS や IS に、乗り換える気はするのでしょうか? それとも、GS や IS は、もうどこか別の世界に行ってしまった車でしょうかね? その点、LSは、思っていたより安かったなと、なんとなく感じてしまいましたね。 アメリカでは台数が出るためにLSを安めに設定してありますので、そのためでしょうか。 ただし、安いと感じるのは、出る前から「きっとビックリ値上げ価格であろう」と構えていたからそう感じるのであって、 やはりセルシオから比べると、バ~ンと価格アップですよね。 その点、SC は超お買い得価格、はっきり言って、次期のものはきっとド~ンとお高くなるのでしょうね~。 今のSCはとにかくお勧め。あれほど良い車が、しかもLEXUSで、しかも価格はトヨタ時代からの据え置き。本物LEXUSがお買い得です。 まあこういったところでしょうか。 ただし、「トヨタの事情」の点についての当方の記載部分は、私の主観的な想像ですよね。よって当然、異論反論などあることでしょうね(これから日本のLEXUSがどうなっていくのか、ワクワク楽しみですね。)。 {当方、以前住んでいた海外で、LEXUSの現地法人のマネジャーのかた(外人・白人)と知り合いなんですね。私は車が好きだから、当然車(LEXUS)の話になる。よって、私はLEXUSにはちょっと詳しいのです。} でも私、トヨタは好きな会社ですね。 奥田会長が社長になられた時から、当方、トヨタが好きになることに決めたのですよ。 初代アルテッツアや初代ハリアーが日本国内で出たときは、「安すぎる~。車がかわいそう~。」と憤慨していましたね。 あれらは初めから、超高級路線で売るべきでしたよ。 “Baby LEXUS”『 IS 』 出る前のあのワクワク感。覚えています。しかし、出てきたのは、イタリアンな名前と子供のおもちゃみたいな価格の車…。 ハリアーだって、本当は買いたかったのですよね(買って海外に持って行って乗りたかった)。しかしあのチープな価格が何とも…。購買意欲が失せました…(ライオンのTVコマーシャルも)。(日本に帰るときに車も持って帰る予定でしたので、日本国内でのハリアーのチープなイメージにて断念。) そういう意味では、パカパカ台数売れなくても良いから、LEXUSにはプレミアム路線を日本国内でも貫いて頂きたいものですよ。 >セルシオも最初のラインナップに入っていませんでしたからウィンダムとハリアーも後々追加されるのでしょうか? 私の個人的な思いとしては、どちらもぜひとも追加してほしいものです。 しかし実際はどうでしょうかね。 ハリアー(RX)のほうは、きっと時期のものからLEXUSになるでしょうね。LS や GS や IS と同じような感じですね。 ウィンダム(ES)のほうはどうかな~。まあ、存在する車なのだから、全く売れなくても、ババ~ンとプレミアム価格でラインナップさせれば良いのに。と思いますよね。
お礼
アツいご回答ありがとーございます(≧▽≦) >例えば、お金持ちにとっては、「買うときも非常に高価だし、ぼこぼこ壊れやすくて、しかも修理代も非常に高くて、さらにおまけに 妬まれやすくてすぐ傷付けられるような車に、ピカピカの状態で乗り回す。」ということが、『最高のお金持ち』に見えるから 効果絶大なわけですね。 >つまり、『お金がなければとても維持できない車』というところに“高級車”の存在価値があるのです。 ちょっと質問の意図とはズレましたが、とっても説得力のあるご意見ありがとーございます。コレは目からウロコ♪
- morimomori
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レクサスESは日本ではウィンダムとしてカローラ店で売られていました。現行型は、昨年の春に北米デビューしていますね。 元々はカムリの上級版としての位置づけで、実際メカニズムはカムリのものを踏襲し、内装を豪華に仕立てたモデルです。 そのESですが、レクサスのセダンラインナップで唯一、国内では販売されていません。 これは、IS、GSとキャラクターが被る上に、価格帯もバッティング(プラスパッケージで400万円台前半)するからだと思われます。それでなくても販売不振が噂されるレクサスチャンネルですから、この上にモデル投入しても販売数が見込めないからでしょう。 またESは他の3車と違ってFFですから、走行性能等を売りにする場合に不利です。FRの上質な走行性を売り言葉にするレクサスですから、GSとLSが目標通り売れない限りは、新規にセダン系は投入しないと思います。 ハリアーに関しては、LX(ランクル)とのセットでレクサス投入したいんだと思いますが、現行型を取り上げると既存販売しているトヨペット店とかに影響がでるんで、モデルチェンジ時にレクサス向けとトヨタ向けで造り分けて投入するんじゃないかと思います。
お礼
うわー、聞きたかったご回答のそのものズバリ、ありがとーございます♪ ウインダムって、カムリの上位車種なんですね。ハリアーとランクルは大人の事情が絡んでるんですね。 質問被せて申し訳ありませんが、IS・GSとESがバッティングするってトコが引っ掛かります。 個人感かも知れませんが、アリスト>ウィンダム>アルテッツァって棲み分けなイメージなので、最初から3車種投入して価格帯の幅を広げれば良かったのではないかと思います。また、FF・FRの選択肢をユーザーに残してあげるのもGoodな気がします。 そこんトコ、どーなんでしょ?
お礼
ご回答ありがとうございます。 同じレクサスでも北米とVSベンツ&BMWで戦略が異なったりして、ESは日本とゆー新しい市場にレクサスブランドを投入する上で戦略から外れてしまったのですね。すると、暫くウィンダムはウィンダムとして売るんですよね…変な感じ。 ランクルやハリアー含め、販売店との大人の事情なども分かりやすくご説明いただき、ありがとうございました。 No2さんも冒頭で書かれていますが、日本でのレクサスってほんと、難しいですね。