専門学校に2年間通わなければなりません。その間仕事を休み(辞め),授業料を払わなければなりません。
そもそも救命士(救急隊)の仕事は緊急度,重傷度を的確に判断し,それに見合った病院に搬送することです。
その間に傷病者の気道,呼吸,循環の管理をし,バイタルを悪化させないために酸素投与や体位管理をします。
医師に引継ぐまでの仕事であり,そのための知識です。
しかし放射線技師の場合はどうでしょう。
救急患者であれ,医師による処置が行われてバイタルが安定している,または安定していない場合には医師がそばについているのではないでしょうか?
造影剤投与等で様態が急変しても,そのための知識はあなたも持っておられるでしょう。
救急救命士の知識が放射線技師に全く役に立たないとは思いません。
実際僕も学生時代福祉の勉強をし,老人ホームで実習をしたことがありますが,そのときの知識と経験は救急現場でも役に立っています。
しかし先程述べたように,2年間仕事を休んで馬鹿にならない授業料を払った元は取り返せないような気がします。
しかも知識だけで現場を(この場合救急現場)踏んでいないと技術が身につかず,その場合その知識は無意味なことはあなたも放射線技師として病院に勤務しているなら解っているはずです。