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六曲半双
出光美術館名品展の前期に、屏風が展示されていて、そのキャプションに 「六曲半双」と書かれていました。 今まで六曲一双や六曲一雙という表記は見たことがありますが、 六曲半双というのは初めて見ました。 六曲一雙とどう違うのでしょうか。ご存知の方教えて下さい。
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一双の屏風の内、半分だけを展示している、ということではないでしょうか。 まあ、もともとは一双で制作するのが普通ですから、現在一隻しか残っていなくても、明らかに一双の図様のものであれば半双、と表現してもおかしくない気もします。そうした表記も見たことはあったような‥‥。
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回答No.2
屏風は一面一面がつながっていて折りたたみできるところから『扇(おうぎ)』に見立てて『扇(せん)』と呼びます。 扇を2枚つなげると二曲と呼び、6枚つなげたものを六曲と呼びます。 屏風は2本で1組というのが古来の考え方で、2本対で1双(雙)と呼びます。 しかし、今日では2本単位にはこだわらないようで、1本のものを半双または一隻と呼びます。 (雙:双の旧字体)
質問者
お礼
ご回答ありがとうございます。 同じ美術展で2通りの表記があったので、内容的に違うものだと思っていました。 でも「半双」という表記は珍しいですよね?
お礼
片方だけだから「半双」なんですね。 確かに時代のついたものは、片方しか現存しない可能性も大ですよね。 ご回答、ありがとうございました。
補足
先日、国立近代美術館のミュージアムショップで「日本の美術」という本を立ち読みしていたら、 屏風の項目で、一対で制作されるのが「一双」で、1つだけの場合を 「一隻」と言うと書いてありました。 ですから「半双」は「一双」の半分ということですね。 これですっきりしました。ありがとうございました。