- ベストアンサー
初心者の楽しみ方・・・
近頃、モーツァルト生誕250周年ということで中々にクラシックもHotだと思うのですが、自分は全くのど素人で何か敷居の高さを感じてしまいます。 様々な解説を見ても訳の分からない音楽用語が飛び交っていて、妙に難解なものに思えてしまうのです。(自分は交響曲や協奏曲の定義や違いが分からない程のど素人です・・・) しかし、それでもモーツァルトの旋律は美しいものだと思いますし、クラシック的なメロディーにさほどの抵抗があるわけでもありません。 でもやっぱりそれだけでは何か物足りないというか、変な不満足感が残ってしまって妙に不快感を覚えます。 少し出過ぎたことを言ってしまったかもしれませんが、これももっと奥深く楽しんでみたいという欲求があればこそです。 人それぞれ音の好みも価値観も違うとは思いますが、クラシックの世界を歩くための一つの道標を示してもらいたく思い、質問させていただきました。 皆様のご回答お待ちしております。
- みんなの回答 (12)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 私は,質問者さまは一番大事な道標をすでにお持ちだと思います。 (おだてている訳ではないですよ,笑) モーツアルトの旋律を聴いて美しいと思う,質問者さんの気持ち。 私は,予備知識ゼロでも誰もが感動できるだけの高い普遍性・芸術性を備えている事がクラシック音楽(やその他の優れた芸術)の最大の素晴らしさだと思います。モーツアルトを美しいと思うという事は,質問者さまは一番の本質をすでに知っている,という事です。 もっと奥深く楽しんでみたいという欲求。 聴き手の成長の分だけ,必ずより深い感動をもって応えてくれるのもクラシック音楽の素晴らしさ・奥の深さだと思っています。 この欲求があるからこそ,いろいろ聴こう,調べようという気になるし(ここで質問していらっしゃる事も含め),その結果は全て自分の感性を成長させるための血肉となり,より感動を深くしてくれます。 --- 私は,今の質問者さまに必要なのは,ただただ,「経験」と「時間」ではないかな,と思います。 自分の感性(と言うと聞こえはいいですが,要は,直感・ヤマ勘)のおもむくままに聴き,好奇心のおもむくままに調べていけばよいと思います。この順序で聴かねばクラシックは理解できない,というのはないし,これは絶対に知っておかなければ楽しめない,というのもありません。 今はまだ,用語を説明するために使われる用語の意味も分からない,という状態かもしれませんが,はじめは断片的なものも,点から線,線から面,面から厚みのある立体的なもの・・・と,自然にどんどん膨らんでいくはずですので,ご安心を。 それに応じて,楽しみ方も,より広く・深くなっていけると思います。 ---(余談)--- 作曲家や演奏家たちのとてつもない才能や努力の何百年(あるいはそれ以上)の蓄積の賜物であるクラシック音楽の世界が,予備知識のない人に「難解」に映るのは無理のない事だと思います。 何しろ,用語は日常生活では使わない単語ばかり,作曲のための音楽理論はまるで数学パズルのよう,ひとつの作品/演奏の背景には,民族,宗教,美術・文学,音楽史の流れ,当時の社会情勢,あるいは作曲家/演奏家のプライヴェートな出来事までもが絡んできます。 私もクラシック音楽を聴きはじめて「まだ」20年弱,まだまだ聴いた事のない曲/演奏家がたくさんある/いるし,知らない/分からない事だらけです。 クラシック音楽の世界は,ひとの一生のうちに制覇する事は「絶対に」できないくらいに広く深いですから,焦らず,慌てず,ひとつひとつ,楽しみながら身につけていけばよいと思っています。 これから,まだまだたくさんの未知の感動に出会えるであろう事に,ワクワクしています(笑)
その他の回答 (11)
- mannequinkatze
- ベストアンサー率26% (51/196)
交響曲と協奏曲の違いなんて、それぞれ二曲ずつ聴けば確信を持って自知できるはずです。新しい世界を探求し学ぼうという気がないから、漫然と受身一方でいるから、いつまでも分からないのでしょう。 クラシックというのはclassという語が語根になっていることからも知れる通り、階級的な音楽であって、享受する者を選ぶ音楽です。これを古典音楽と訳すのは誤りでなければ欺瞞です。音楽はみんなのもの、なんてことはないんです。不快感を覚えるとのことですが、それはまあ当然です。差別されているのだから。階級とは勿論、上流階級、知識階級、富裕階級、そういったもののこと。 差別されるのが嫌ならとりあえず勉強するしかありません。勉強して報われるかどうかは分かりません。なにしろ元来が〈選ばれたものの音楽>なので、仕方がありません。 入門書を読む気があるなら、許光俊の『クラシックを聞け! お気楽極楽入門書』(青弓社刊)を薦めます。けっこう気色の悪い本です。どうしてこんなに下手糞な挿絵を使うだろう。著者自筆なんですけどね。このズノタカサに我慢がならなかったら、勉強はいっさいやめて図書館でCDを只で借りまくだけでひっそり楽しむのが賢明でしょう。
お礼
ご回答有難うございます。学ぶということは楽しむの二の次でいいと自分は思っていますが、ある程度の学びは大いなる楽しみを与えてくれると思います。 自分なりにクラシックと関わっていきたいと思います。
- 1
- 2
お礼
ご回答有難うございました。正直通りかかったこともないような超高級店に足を踏み入れるようで、少し心細かったというか、訳もない不安がありました。 でも自分なりに楽しみながら発見したり、身に着けたりしていく以外に何も道なんて無いのであろうと思えました。 これからの人生の中で、存分にクラシックの世界を楽しみながら見て歩こうと思います。