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楽譜の読み方

アルペジオに憧れている初心者です。 こちらの楽譜についてなのですが、 http://sorauta.my.land.to/kazenoscore.html Tab譜の下についているsl.とHの意味を教えてください。 そしてもう一つ質問なのですが、Tab譜の3行目の初めの方にある2↑1/2↓となっている記号はどうやって弾けばいいのでしょうか? よろしくお願いします。

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noname#199778
noname#199778
回答No.4

再び失礼します。返信読みました。 返信中の疑問についてですが、コードについては基本的に、その曲の区間での全体的な音遣いから推察される雰囲気のようなもので、複数の音が出ている場合にはその出ている音から推測であてることができるものといえます。どのような曲でも、コードというのはコードフォームなどに支配されるものではなく、出ている音から判断されるものになります。大抵の場合は、ベースラインやメロディー、あるいは他のハーモニーなどからその区間のコードが類推されます。 コードに関していえば、一音一音をバラバラに出しているようでも、実はコードに沿った音遣いをしているということもあります。ソロギタースタイルでは、そうしたコードの表現の仕方が多くなるでしょう。 ご質問の曲に関していえば、2小節目の前半はベースラインの動きからG→D→G→Dと動いているのでG系のコードと類推でき、メロディーラインの方の音遣いは前の小節のアウフタクト部分から F#→G→A→|D→F#→G→A となっているので、これらを根拠にGの9th系コードがしっくりくると思われます。また2小節目の後半はベースラインの音遣いが変わっているので、別のコードに移っていることも類推できます。このように、単音のフレーズ同士(ここではベースラインとメロディーライン)の絡み合いからでも、音遣いからコードを推測することができます。 音遣いの面で言えば、一音一音弾いているつもりでも、このようにコードを弾いているということも十分にあります。 一方、指遣いという面では、アルペジオの基礎的な練習の時のように、決められたコードフォームを整えてから順次弦をピッキングしていくという形では、ご質問に挙げられたようなソロギタースタイルの演奏は無理があると思います。音を出す一拍一拍について、その都度必要なフォームを整えて音を出すことが求められるでしょう。その分、アルペジオの基礎的な練習の時よりも高度な指さばきを求められることになります。ですので、この譜面を弾く場合には、一般的なコードブックで紹介されるようなコードフォームやその指遣いに囚われすぎずに、柔軟な指遣い、いうなれば独自の指遣い、をすることが必要になるといえますね。この曲の演奏の際には、アルペジオの基礎的な練習方法の時のやり方とは別の感覚で臨むのが妥当だと思います。 以下は先にも軽く触れた内容の再掲でもあり、蛇足になりますが… ソロギターというスタイルについてですが、この演奏スタイルは、ベースラインとメロディーラインを同時に1本のギターで演奏するスタイルということもできます。単純に考えれば、低音弦側(4-6弦、時に3弦も)でベースライン、高音弦側(1-3弦、時々4弦も)でメロディーラインを弾くスタイルと捉えても差し支えないでしょう。また、時折高音側で複音を弾くこともあります。フィンガーピッキングスタイルでは、親指でベースライン、他の指でメロディーやハーモニーを担当してピッキングするスタイルともいえます(こうしたピッキング法はスリーフィンガーなどとも言いますね)。 アルペジオについてですが、ギターの場合には二通りの演奏方法が考えられます。一方はコードフォームを整えた上で弦を順次弾いて音を重ねていき、最終的にコードトーンが構築されるような弾き方(おそらく返信にある現在のアルペジオの練習方法に当たる弾き方です)、もう一方はブロークンコードとも呼ばれる、コードの構成音を単音で重ならないように順次弾いてつないでいく弾き方(スウィープ奏法やストリングススキッピング奏法等という特殊奏法が利用されることもあります)です。 アルペジオについては、演奏のスタイルを表す用語として見るよりは、ワンポイントの奏法を表現する用語として捉えるのが妥当だと思います。ギターであれば大抵は、前者のように出した音をミュートせずに伸ばしたままにして、次々と音を重ねていく奏法として解釈するのが良いと思います(おそらくそちらの方が一般的な認識になると思います)。 アルペジオは、ソロギターの中でも利用されることのある奏法になりますし、また弾き語りの伴奏の際にもしっとりとした雰囲気を作るのによく使われる奏法とも言えます。(ソロギターについては、アルペジオのような奏法よりもずっとマクロな、演奏のスタイルとしての奏法と捉えるのが良いでしょう) 蛇足がだいぶ多くなりましたが、参考になれば。

pick_boy
質問者

お礼

なるほどー。 非常に参考になりました。 いつもいつも、詳しい解説をしていただき、本当にありがとうございます。

その他の回答 (3)

noname#199778
noname#199778
回答No.3

これはアルペジオというより、ソロギタースタイルの演奏ですね。 (蛇足ですが、アルペジオは分散和音という意味で、あるコードを弾く時にそのコードトーンを順次鳴らしていく弾き方の事を言います。以前の質問内容をぶり返すようで失礼しました。) sl.についてはスライド、Hはハマリングの指示です。 スライドは、先に指示されているポジションを押さえてピッキングして音を出し、その弦を押さえる力を緩めずに次の目的のポジションまで滑らせてピッキングせずに次の音程に移る弾き方です。滑らせるときに指の力を緩めてしまうと音が消えてしまうので、そうならないように注意してください。 ハマリング(ハンマリング)は、前のポジションで音を出した後、別の指で次のポジションを、指を素早く振り下ろして弦を押さえる(大袈裟に言えば、ハンマーで叩くように振り下ろす)ことで、ピッキングをせずに次の音程にいく弾き方です。指を振り下ろす時は素早く指を運ばないと、ミュートをしてしまいきれいな音にならないので、その点に注意するのが良いでしょう。ただし、力任せにやると指の動き自体がギクシャクしてしまうと思います。力を入れることより、素早く的確な位置に指を運ぶことに注意するのが妥当です。 いずれも、スラーでつながれている部分について、スラーの後者の音程はピッキングをせずに、スライドないしハマリングによってその音程に移るようにすることを指示されています。 矢印と1/2については、ハーフベンドの指示だと思います。ベンドとは、チョーキングとも呼ばれる奏法で、弦をフレットに沿って押し上げるようにし、そのポジションで得られるよりも高い音程を出す奏法です。 この譜面の場合は、2フレットを押さえて半音(1フレット分)ベンドします。ただ、この譜面では上向きの矢印に加えて下向きの矢印も入っているので、その矢印の指示に従い、押し上げて半音上の音程にするだけではなく、そのまま元の音程に戻すベンドダウンもすることになります。 つまり整理すると、この部分では2フレットを押さえてピッキングして音を出し、すぐにそれを半音チョーキング&素早くチョークダウンをするのが妥当でしょう。 参考まで。

pick_boy
質問者

お礼

いつもいつも、細かい解説本当に感謝しております。 タイトルが「風のアルペジオ」と言う曲だったので、てっきりアルペジオなのだと思っていました。 ハンマリングがなかなか難しく、苦戦しています。 お礼に質問を書いてしまい申し訳ないのですが、アルペジオの初心者ページなどの場合、Eコードなどのコードを押さえてアルペジオをやっています。 今回の楽譜の場合でも、1音1音弾いているように見えて実はコードを押さえて1音1音弾いているのでしょうか? それとも独自(?)の指使いで弾きやすいように勝手に弾いているのでしょうか。 本来ならば、新しく質問をするべきなのでしょうが、lead1976様の回答が非常に分かりやすく、出来ればまた助言を貰いたいと思いここに書かせていただきました。 お時間があるときで結構ですので、回答していただければ幸いです。

  • hoggit
  • ベストアンサー率12% (2/16)
回答No.2

No.1の方が書かれているように“H”はハンマリング・オンてやつですね。ピッキングせずにフレットを抑える奏法です。 Slはスライドです。呼び名のとおり,クイッっとスライドさせます。

pick_boy
質問者

お礼

スライドなんですね。 だから2⌒3のように書かれてるわけなんですか。 ありがとうございました。

  • p2w
  • ベストアンサー率0% (0/5)
回答No.1

"H"は、ハンマリング。 2↑1/2↓は、ハーフチョーキング(正式には、ベンディング) 2フレットを押さえて、半音高い音までチョーキング。 という事でしょう。

pick_boy
質問者

お礼

なるほどー。 よくわかりました。 ありがとうございます。

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