一時期、会社を退職した後に、ハローワークの職業訓練で、エクセル・ワード等の実務講座を受けました。
この講座は、民間のパソコンスクール(大手電機会社の子会社が運営)に業務委託されていたものだったのですが、授業内容としては、テキストを順に追いかけると言う、初歩の初歩的な講座から始めて、最終的には、エクセル・ワード・パワーポイントのエキスパート資格を取るレベルにまで上げるというものでした。
実際、簡単な文書作成・表計算・プレゼンテーションを作るという仕事レベルでは独学で操作を覚え、それなりの操作が出来れば良い(私もそうでした)のですが、資格を目指すとなると、正規の操作を覚える事から始めないといけませんでしたので、結構身を入れて学習しました。
ハローワークの講座ですので、パソコンなどは全然触った事が無く、高年齢のいわゆるズブの素人の方も結構いらっしゃいまして、キーボードの操作さえ、まともに出来ない方が半数以上でした。
まず、この講座で行った事は
・ペイントでのお絵描きや、ソリティアなどの遊びからパソコンに慣れさせる。(この授業で、ファイルやフォルダなどの概要を噛み砕いて説明)
・フリーのタイピングソフト(MIKA TYPE)で、手指のホームポジションを体得してもらい、ゲーム感覚で徐々にキー操作に慣れていく。
・ある程度慣れてきたら、テキストを順に追って授業を進行する(50分授業で、1レッスンを終了させる)
・更に操作に熟達してきたら、例題と完成例のみを見せ、完成例と同じ文書を作らせる。
・中休み的な感じで、インターネット・メール操作をし、ガス抜きをする。
と言う流れで、素人同然の方をエキスパートを取得させるレベルに3ヶ月で伸ばしました。
高齢な方がかなりの数受講を希望されていまして、私がハローワークで申し込みをした際には、倍率が定員25名に対して、150名と、かなり狭き門でした。
若年者のコースも2~3倍の倍率でしたので、ニーズは結構あると思います。
あまり回答にはなってない体験談っぽいものになってしまいましたが、私が感じたのは、「パソコン操作は敷居が高い」と思うのは若年層も中高年層も同じで、「パソコンは遊べる&楽しめる、そんなに難しいものじゃない」と思わせる導入が必要だと思いました。
補足
>政府が行ったIT講習会のおかげで・・・ とありますが、どういうものなのですか? 勉強不足ですみません