まずはじめに言っておきます。
胃がんは治る確率も高い病気です。
早期発見ならば9割以上の治癒率があるとも言われています。
ですので、胃がんというだけで悲観することはありません。
それを前置きしての話をしますので、必要以上不安にならないでくださいね。
私は、大事な友人を胃がんで亡くしました。
その友人は、亡くなる半年前に、腸の調子が悪いと思い、腸カメラをしました。
しかし、悪いところは見つかりませんでした。
それもそのはず、悪いのは胃だったのですから、腸では見つからないはずです。
その5ヵ月後、吐血して、病院に運ばれ、胃がんが見つかりました。
その後、1ヶ月で亡くなりました。
家族や親しい者は、なぜ、腸の検査のとき見つけてくれなかったのかと納得がいかず、いろいろ調べまくりました。
でも、腸の検査で胃がんを見つけることが出来なかったことは、仕方ないことだということがわかりました。
あのとき、自己判断で腸と決めてかからなければ、いろいろ検査して見つけることができたかもしれませんが、ピンポイントで病院にかかってしまうと、偶然以外は、見つけることはできないようです。
また、友人のガンは、スキルス癌で、非常に進行速度が速く、胃の粘膜の下を這うようにして広がっていくために、初期段階では見つけるのが難しいそうです。
ぽこっと出来物のように出来る癌ならば、バリウムやカメラで、超初期段階で見つけることも可能で、カメラの先のはさみでちょきっと取って終わりとなるケースさえあるそうですが、スキルスは粘膜の下を這っていくので、初期では胃カメラですら見つけられないこともあるらしく、胃がゆがむまでわからないこともあるのだそうです。
スキルスの場合、癌が見つかった段階で手術できるのは4割以下というぐらい、進行が早いのだそうです。
友達は、見つかった段階ですでに胃が全く機能しておらず、小さく固まりのようになっていたそうです。
もし友達が妊娠出産していたとしても、見つけることはできなかったと思います。
妊娠中は食欲が低下するので、胃の調子が悪いとは思わず、つわりと考えてしまって、本人も気にしなかったということも考えられます。
妊娠中は胎児のことを考えて、レントゲンを取ることはないですしね。
私も、今でもなんでなんでなんでなんで・・・・・の日々です。
なので、どうして出産のときに、どうしてあのとき見つけてくれなかったのかと、ぶつけようの無い怒りに震える気持ちよくわかります。
でも質問者さんの従妹さんの胃がんは、私の友人と同種とは限りません。
種類によっては、胃がんは助かる見込みの十分ある病気です。
早期発見ならば、9割以上の治癒率があるともいいます。
またスキルスでもタイプがあって、手術できるものの中には、生存率の向上がみられる手術方法もあるそうです。
どうぞ、お力落としのないように・・・。