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ワラント債、転換社債って?

ワラント債、転換社債とはそもそもどういう物なのでしょうか。また企業はどういった時にそれらを発行するのでしょうか。 分かり易く教えて下さい。 宜しく御願い致します。

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  • kobecco
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回答No.2

まず、転換社債についてご説明します。 転換というのは、この社債を発行した会社の「株式」に転換(交換)できるという意味です。 転換社債には、転換価格というものが示されていて、転換社債を買った人は、この「転換価格」で社債を株式に「転換」できる仕組みです。 では、どうしてこんな複雑なことをするのでしょうか。 転換社債を買った人は、その企業の株価が上昇(転換価格を上回れば)すれば、社債を「株式」に「転換」して利益を得られます。 また、発行企業は、社債という「借金」だったものが、株式という「資本」に転換されて、返済しなくてもよい金に換わるのです。一旦株式に転換されてしまえば、利益があった際に、株主に配当金を出すだけで、もとの借金の元本を返済しなくて済むのです。 ここまで、お分かりになりましたでしょうか。 次に、ワラント債についてです。 「ワラント」とは、発行企業(資金調達する企業)の株式を一定の価格で買える「権利」のことです。上の転換社債とよく似ていますね。 ところが、ワラント債とは、この「ワラント」という「おまけ」を付けた社債のことです。 このワラントという「おまけ」を付けることによって、発行企業は、「おまけ」なしの社債より低い金利で社債を発行することができます。 ここで大切なのが、「おまけ」が果たして本当に「おまけ」になるかどうかです。つまり、発行企業の業績が上昇して、株価が上がって行かないことには、この「おまけ」も、買う人にとっては妙味がありません。 ですから、ワラント債を発行する(通常より低い金利で資金を調達する)ためには、企業業績の向上とそれに伴う株価の上昇という「発行環境」が整っていることが、不可欠の条件となります。 つまり、業績の良くない企業は、社債(ワラント債も含めて)など発行できないわけです。 以上の説明で大まかな仕組みは、お分かりいただけましたでしょうか。疑問に思われるところがありましたら、補足でお知らせください。

beaurah
質問者

お礼

kobeccoさん、お久し振りです。 返事が遅くなってすいません。いつもながら分かり易く説明して頂き有難う御座います。また宜しくお願い致します。

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その他の回答 (1)

回答No.1

>ワラント債、転換社債とはそもそもどういう物なのでしょうか 転換社債・ワラント債・ワラントについては、 下記アドレスの証券用語をご参照ください。 http://www.tse.or.jp/ >企業はどういった時にそれらを発行するのでしょうか。 企業経営者が資金を調達する方法には、負債借入(社債発行や銀行借入)と資本調達(株式市場からの調達)があります。ワラント債及び転換社債の発行とはこれらの中間に属するものですが、自社株式に影響を与えることから資本調達の分類に入れることが多く、株式の時価発行などと合わせてエクイティファイナンスと呼ばれております。 御質問の主題にお答えいたしますと、『自社の株価が高いと思われる時に利用します』。この場合に、株式の時価発行という方法も取れますが、投資家の知り得ない情報まで保持している会社が自己に有利なタイミングで株式を発行すると批判にさらされます。また、結果として株価を下落させたとすると、経営者に責任が及ぶ恐れがあります。この点を考慮し、自社の高い株価を利用して、負債借入よりも有利な条件で資金調達が行えるこれらの特殊な社債の発行に至るケースが多いと思います。 尚、昨今の低金利の折りから、利息を払わなくて良いゼロクーポンCB(クーポンとは利率のこと)というものが発行されています。この商品であれば、株式に転換されなかった分の償還元本のみを返済することで済むことから特に好まれているようです。 以上、教科書的なお話に終始いたしました。分かり易くという課題にはお応えしかねたと思いますが、ご容赦ください。

beaurah
質問者

お礼

丁寧な解説有難う御座居ました。

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