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腹腔鏡下胆嚢摘出術について
50歳の男性です。昨年12月胆嚢腺筋症と診断されました。重い感じはありますが 胆嚢炎は併発していません。しかしいずれ胆嚢を摘出する必要があるかと思います。しかし加圧下での手術はいろいろな合併症の危険があり不安です。下記質問にどなたか回答いただきたくよろしく御願いします。 1腹壁吊り上げ方式による手術をしていただける病院をご存知でしたら、 紹介していただきたいのですが。愛知県内を希望します。 2手術時麻酔前に、胃ゾンデをするそうですが、5mm径のチューブを 飲み込むことはあまりにも苦痛で不安になります。麻酔下での チューブの挿入は手技が難しいそうですが、気管支内に誤って 入らないのでしょうか。医師に麻酔後挿入して欲しいと依頼できる ものでしょうか。危険度は高いのでしょうか。 3胆嚢を摘出した人に大腸がんの発生率が高い傾向があると聞いています。 学会では因果関係をある程度解明されているのでしょうか。新情報を 教えていただきたいのですが。
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通りすがりの者ですが・・・。腹部の専門家ではないので一般人の自信無しの話としてお聞き下さい。 1)全ての術式には利点と欠点がある物です。確かにkyonkinさんのおっしゃる通り気腹法という方法が使われはじめた当初は初めての手技だった訳ですし予想しなかったCO2による塞栓症や加圧による静脈環流の低下などによる血圧低下、横隔膜の上昇による呼吸機能への影響など気腹特有の欠点が強調されたと思います。しかし、この方法は視野が良いという外科手術として最も重要な利点を持っており手技や麻酔の管理なども改良され吊り上げ法に比べて極端に合併症が多いと言う事はないと思います(循環器や呼吸器系の術前検査をきちんとしていれば・・・)。むしろ視野の限定されやすいという欠点をもった吊り上げ法で悪戦苦闘してしまうと手術時間も長くなって合併症も起こりやすくなるのではないでしょうか?(もっともこちらも器具の改良が進んで視野も大分良くなった様ですが気腹に勝ることは無いでしょう) また施設については愛知県に造詣が深く無いので吊り上げでやっている施設は分かりません。ごめんなさい。 2)僕の知っている病院では気管内挿管をしたあとで胃ゾンデを挿入する所しか知らないので最初に胃ゾンデを挿入しておく施設については分かりません。挿管から執刀までの時間をなるべく短くして麻酔時間を減らしたいと考える所なら手術室に行く前にそういったものを予め入れておくかも知れません。確かに意識下であれば気管に入れば咳そうが酷くてすぐに分かるでしょうし全身麻酔下では気管に入っても反射が分かりにくいかもしれません。しかし気管内挿管してあれば気管の入り口は気管チューブで塞がっている訳ですからここをすり抜けて気管に胃ゾンデを入れる方が難しいですよ。もちろん空気を入れて胃で音がするのを確認しますし、入りにくい場合も全身麻酔下ですから喉頭鏡で直視下に食道の方へ誘導する事も出来ますし・・・。術前のラウンドにくる麻酔科のDrか主治医にいえば挿管してから胃ゾンデを入れてくれると思いますよ。危険度については意識下で刺激して迷走神経反射を起こして血圧が下がったりする可能性なんかも考えるとどっちもどっちだと思いますけど。とりあえずあまり御心配には及ばないのでは無いでしょうか? 3)最新の知見は知りませんのであしからず。ただし胆嚢腺筋症でしたら今後それが悪性化する可能性を懸念して手術なされるのでしょうし大腸については先の回答でpucciniさんもおっしゃっているように術後のフォローをきちんとやっていくという対処法で行くしか無いように思われますが?学会で明らかに胆嚢腺筋症の悪性化や急性腹症の原因となって命を危うくすると言うような危険性より大腸癌の発生度による危険性が上回るというデータが出れば手術自体の適応が無くなるので今はそんなデータは出ていないはずです。 最後に、いろいろ情報を集めれば最初は不安が増強すると思いますが更に検索をすすめればむしろ安心できるようになると思います。偏ったサイトの情報もありますからいろいろな立場の方の書いておられる情報を満遍なくROMされるようになされる事をお勧めします。 疑問点解消の一助になれば幸いです。 御自愛下さい。
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- puccini
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参考までに回答しますが、役に立つかどうかは分かりませんがよろしいでしょうか。 kyonkinさん 私も今から10年前に胆嚢腺筋症と間違っ た病気で胆嚢摘出をしました。胆嚢結石で手術をしま したが、すでに胆嚢が腐っておりましたので緊急手術 となりました。あなたと病状がまるっきり違いますのでごめんなさい。でも私は、東京に住んでおりますが 高度救命救急センターに運ばれ、優秀な外科医たちの下で当時は最新の腹腔鏡で手術をしましたが約摘出す るまでに8時間という長い時間を要しましたが、私は少なからずお医者様の技術を100%信用しておりましたので安心して手術をする事が出来ました。 2番目の質問ですが、胃ゾンデとはおそらく鼻から チューブをいれ胃まで落とすことだと思いますが なぜこれをやらなくてはいけないかといいますと、 手術中であっても胃液は胃の中でどどんん作られてゆきますが最終的に逃げ道がありませんので、鼻から管 を入れた理由とは、胃液及び胃酸を胃の中から抜くための管なんですよ。管をいれとかないと胃が胃酸で完全にやられてしまうからです。 あなたが思っているほどチューブ挿入は苦しくありませんよ。なぜなら鼻の奥のほうにゼリー麻酔をしてくれるからです。あとはお医者様の言うことを聞き、差し込んだ瞬間に大きく息を吸い込むと簡単に入ります 。 3番目の質問なんですが、胆嚢を私も摘出した一人で すが、確かに大腸がんになりやすくなるとは医師から聴かされておりますので、年に2回は必ず大腸内視鏡 で検査してもらっておりますが、その度にポリープを 内視鏡で取ってもらっておりますが、今のところは陽性ですんでおりますので安心しておりますが我が家の 家計でも癌でみな亡くなっておりますので、少し体に異常が現れるとすぐ掛かりつけの病院に行き検査をしてもらっております。 あまり悩まずに安心をし、医師を信用して手術に挑んでください。成功を期待しております。元気になられたらメールでも下さい。 東京住む47歳の男性から
お礼
大変貴重な情報有難うございます。緊急大手術心中御察しします。胃ゾンデが さほど苦しくない点少し安心しました。ゼリーをしっかり入れてもらうよう 手術時医師に御願いするつもりです。胆嚢摘出と大腸がんとの因果関係は学会 でもはっきりしてないと聞いていましたが、pucciniさんの症例から、胆嚢は 摘出しても問題ないと回答される医師が見えるようですが、どうも違うのでは ないかと思えてきました。術後の経過観察は大変重要な事がわかりました。 本当に私にとって貴重なご意見です。いろいろな情報を得る事で、安心して 手術を受ける事が出来ます。有難うございました。
お礼
論理的、合理的丁寧なご説明有難うございました。これほどの説明は、病院で 医師からは聞けないかもしれません。ホッとしています。やはり知る事により より安心できます。同時に合併症の知識から、手技がしっかりした熟練医師を 選定しなければいけない事が良く理解できます。全部お任せしますとはいえない わけです。futukayoi殿のような方が居られれば、患者も非常に安心です。医療 相談に対し点数をつけるべきではないかと思います。 気腹法の件、やはり盲状態で刺針するのは納得がいきません。オープンラパロで やって欲しいといえば、やっていただけるものなのかどうか、この件少し心配 です。 胃ゾンデの件、本当に安心しました。医師に御願いしてみます。 胆嚢摘出の可否の件、この件も回答得たりです。何か有れば積極的に胆嚢摘出手術 を受けたいと思います。 又質問を掲示する事があるかと思いますが、その節は御支援よろしく御願いします。