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腹腔鏡下胆嚢摘出手術&B型肝炎
以下、長文になりますが、教えてください。 先日、母が軽い腹痛のため、念のため個人病院でエコー検査を受けたところ、胆石が発見されました。 総合病院に紹介状を書いていただき入院&検査したのですが、いろいろな検査をしていくうちに、B型肝炎のけがあることがわかりました。 (確認の為、胆石の手術が終了後、DNA検査をするとのことでした。) 胆石に関しては、来週に腹腔鏡下胆嚢摘出手術を受けることになっています。 完全な開腹手術ではなく、3~4箇所の穴を開けて手術をするとのことでしたが、肥満体型で脂肪肝気味のため、手術中に開腹手術に切り替える可能性があるとのことでした。 腹腔鏡下胆嚢摘出手術ではなく、開腹手術に切り替わった場合、何か危険性のようなものはあるのでしょうか? また、B型肝炎についてネットで検索しましたが、難しい言葉が多く、よく理解できませんでした。 B型肝炎はA型肝炎とは違い、完治することはないのでしょうか? また、劇症肝炎になる方もいるとのことですが、B型肝炎が悪化してしまう可能性は高いのでしょうか? 予想しない病気が判明し、気丈な母も落ち込んでいます。 普段聞きなれない病気だっただけに、不安な気持ちが大きいようです。 まだ正確に診断されたわけではないので、お医者様から詳しい説明はされませんでした。 B型肝炎に関しても、何かご存知の情報がありましたら、おしえていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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こんばんは。 参考までに。 まず、腹腔鏡下胆嚢摘出手術(Lap-Cと言います)ですが、 現在の胆石症に対する手術としては、第一選択です。 これは既に確立された術式で、設備さえあれば何処でも誰でも(これは言い過ぎか)出来る手術です。 特別めずらしい術式ではありませんので、その辺は安心して下さい。 さて、Lap-Cですが、これは大きな開腹をしないことが最大のメリットで、そのため術後の痛みが少なく、手術からの回復が早く、通常翌日から食事が出来ますし、入院期間も4~5日程度の所が多いのではないでしょうか。 では、デメリットは? その限界があると言う事です。 一般的に外科医としては自分の手で直接さわれる方が望ましいのですが、それが遠隔操作になります。 胆嚢炎を繰り返していたりすると、胆嚢の周囲はべったりと、或いはがっちりと癒着をしていますから、こうなるともう開腹でも大変です。ましてや遠隔操作なんて。 胆嚢炎とか虫垂炎とかって、本気でなってる場合は苦労するんです。 肥満体型はむしろLap-Cの方がやりやすい事があります。 開腹術の方が視野がとれなかったりして大変だったりしますので、肥満体型のみで一喜一憂する必要はありません。 手術中にLap-Cでは限界だと判断された場合、危険だと判断された場合、思いがけないトラブルが生じた場合、速やかに開腹術に移行する必要があります。Lap-Cに固執して状況を悪化させるべきではないのです。 一番重要なのは、目的とする事を安全に確実に成し遂げることですから、そのために何が必要かを場面場面で逐一考えていく事になります。 術前の説明があった(或いはこれから)かと思いますが、 われわれは手術に当たっては、100%と言う事はないものと考えながら事に当たります。 では、何が大切なのか? それはどの様なトラブルが起こりうるのか予想し、それに対する心構えをしておく事です。 そう言った心構えがないと問題が起こった際に対応が遅れる、状態が更に悪くなるのです。 そんなわけで、「開腹の可能性」というのは必ず術前にお伝えしないといけない事ですし、いわゆる「ルチーン」ですから、あまり気になさらずとも良いでしょう。 Lap-C、開腹どちらであっても、安全に、無事に帰れる事が一番重要です。 長くなりましたが、ついでに。 B型肝炎ですが、お母様が私の予想通りのご年齢でしたら、通常今から劇症化する事はまずありません。 今の状況で最も考えやすいのは、「キャリアー」と呼ばれる状態で、 ずーっと長きにわたって、持続感染をしているのでしょう。 といっても、キャリアーの状態では、他者に対する感染力は十分弱く、日常生活で誰かに移してしまうなどと気に病む事はありません。 献血をしてはいけないくらいでしょうか!? 大抵は出産時に経産道感染として母親からもらってきますので、代々受け継いでいると考えてよろしいでしょう。 脅かすつもりはないのですが、お子様達もついでに調べておいてもよろしいかもしれません。 何れにしても、現在の状態については、検査が予定されているようですからその結果を待って、次の事を考えればよろしいでしょう。 気休めにもなりませんが、初めて分かっただけの事であって、今までと何も変わらないのですから、そしてきっとこれからも何事もないですから、ね。 手術の無事をお祈りしています。
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- senor
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今すぐ命に関わる事はないかと思いますが、いずれ慢性肝炎となってお付き合いをしていく可能性があります。ただ、それ以前の問題として病気と向き合うスタンスに問題があります。ラパ胆するにも術前にインフォームドコンセントされているはず。形はどうあれ体に傷をつける、わずかではあるがリスクを伴う説明を受けるときになぜ疑問を解決しておかないのか?よくわからないままに承諾書にサインをして、第三者にコメントを求める神経がわからない。担当の医者にもう一度、疑問と不安をぶつけてみて。話を聞いてくれないようなところじゃ命、預けれないでしょ。
お礼
詳細なご説明、ありがとうございました。 また、わかりやすく回答していただけたこと、ほんとうに感謝しています。 ご回答いただいた内容を印刷し、母に見せたところ、詳細にまたわかりやすく記載していただいたことに感激していました。そして、病気に関して知ることができ安心していました。 質問の際にも記入いたしましたが、自分には関係のない病気と思い込んでいただけに、ショックが大きく、悪い方向にばかり考えていたようです。 しかし、この回答を読ませていただいてだいぶ安心したようです。 私も、ご回答いただいた内容を拝見し、落ち着くことができました。 ほんとうにありがとうございました。