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【アメリカ中間選挙】

ニュースに 「北朝鮮の核実験実施の余波が、11月7日に投票される米国の中間選挙に及びつつある。」 とありましたが中間選挙とはいったい何なのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願いいたします。

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  • jeee
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回答No.1

米国の大統領の任期は4年であり、その2年目の終わりに行う選挙のため、中間選挙と呼ばれる。 中間選挙では、連邦議会の上院の3分の1(任期は6年で2年後に3分の1づつ行われる)、下院の全議員(任期は2年)、その他州や市町村の選挙も行われる。 中間選挙の結果、連邦議会の議員の人数が多い政党が、大統領の同じ政党の場合は、大統領の政策が信任されたこととされ以降2年間の政策がやり易く成ります。 逆に他政党の人数が多い場合は、他政党の意見を取り入れた政策を行う必要が生じる。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB

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回答No.14

参考資料 1940~2005年までの米国政府の予算・歳入・支出、国防予算・支出 米国政府支出の分野別分類について US Federal Government の Office of Management and Budget の Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 の Historical Tables Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf 上記の予算資料における政府支出と分類別の内訳 の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の In Millions Dallers 上記の予算資料における政府支出の分類別の内訳の政府支出に対する比率 の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の As Percentages of Outlays 上記の予算資料における政府支出と分類別の内訳のGDPに対する比率 の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の As Percentages of GDP 上記の資料から米国の1940~2005年の政府支出を下記のように表形式で示す。 Year=年度 NDG=国防支出の政府支出に対する比率 HRG=ヒューマンリソース支出の政府支出に対する比率 PRG=フィジカルリソース支出の政府支出に対する比率 IRG=利子支払支出の政府支出に対する比率 OTG=上記以外の支出の政府支出に対する比率 GOP=政府支出のGDPに対する比率 NDP=国防支出のGDPに対する比率 HRP=ヒューマンリソース支出のGDPに対する比率 PRP=フィジカルリソース支出のGDPに対する比率 IRP=利子支払支出ののGDPに対する比率 OTP=上記以外の支出のGDPに対する比率 注:ヒューマンリソース支出とは医療、保健、福祉、社会保障、教育、雇用などの分野   フィジカルリソース支出とは天然資源開発、環境・生物保護および調査研究などの分野 Year NDG HRG PRG IRG OTG GOP NDP HRP PRP IRP OTP 1940  17.5  43.7  24.4  9.5  8.2  9.8  1.7  4.3  2.4  0.9  0.8 1941  47.1  30.5  13.1  6.9  6.5  12.0  5.6  3.6  1.6  0.8  0.8 1942  73.0  10.2  11.1  3.0  5.2  24.3  17.8  2.5  2.7  0.7  1.3 1943  84.9  3.4  8.2  1.9  3.1  43.6  37.0  1.5  3.6  0.8  1.4 1944  86.7  2.1  6.0  2.9  4.2  43.6  37.8  0.9  2.6  1.1  1.8 1945  89.5  2.0  1.9  3.4  4.8  41.9  37.5  0.8  0.8  1.4  2.0 1946  77.3  9.9  1.5  7.2  6.5  24.8  19.2  2.5  0.4  1.8  1.6 1947  37.1  28.7  3.6  12.2  22.9  14.8  5.5  4.2  0.5  1.8  3.4 1948  30.6  33.2  7.5  14.6  19.7  11.6  3.6  3.9  0.9  1.7  2.3 1949  33.9  27.8  8.0  11.6  23.3  14.3  4.9  4.0  1.1  1.7  3.3 1950  32.2  33.4  8.6  11.3  18.7  15.6  5.0  5.2  1.3  1.8  2.9 1951  51.8  24.2  8.6  10.2  10.3  14.2  7.4  3.4  1.2  1.5  1.5 1952  68.1  17.4  6.2  6.9  6.4  19.4  13.2  3.4  1.2  1.3  1.2 1953  69.4  15.6  5.3  6.8  7.7  20.4  14.2  3.2  1.1  1.4  1.6 1954  69.5  18.5  3.6  6.8  6.4  18.8  13.1  3.5  0.7  1.3  1.2 1955  62.4  21.8  4.0  7.1  9.8  17.3  10.8  3.8  0.7  1.2  1.7 1956  60.2  22.7  4.4  7.2  10.6  16.5  10.0  3.8  0.7  1.2  1.8 1957  59.3  23.7  6.0  7.0  9.4  17.0  10.1  4.0  1.0  1.2  1.6 1958  56.8  27.0  6.3  6.8  8.4  17.9  10.2  4.8  1.1  1.2  1.5 1959  53.2  27.0  8.5  6.3  10.0  18.7  10.0  5.1  1.6  1.2  1.9 1960  52.2  28.4  8.7  7.5  8.4  17.8  9.3  5.1  1.5  1.3  1.5 1961  50.8  30.5  7.9  6.9  8.8  18.4  9.3  5.6  1.5  1.3  1.6 1962  49.0  29.6  8.3  6.4  11.6  18.8  9.2  5.6  1.6  1.2  2.2 1963  48.0  30.1  7.2  7.0  13.0  18.6  8.9  5.6  1.3  1.3  2.4 1964  46.2  29.8  8.0  6.9  13.9  18.5  8.6  5.5  1.5  1.3  2.6 1965  42.8  30.9  9.5  7.3  14.5  17.2  7.4  5.3  1.6  1.3  2.5 1966  43.2  32.2  10.0  7.0  12.6  17.9  7.7  5.7  1.8  1.2  2.2 1967  45.4  32.6  9.3  6.5  10.9  19.4  8.8  6.3  1.8  1.3  2.1 1968  46.0  33.3  9.0  6.2  10.0  20.6  9.5  6.9  1.8  1.3  2.1 1969  44.9  36.2  6.5  6.9  9.9  19.4  8.7  7.0  1.3  1.3  1.9 1970  41.8  38.5  8.0  7.4  8.8  19.3  8.1  7.4  1.5  1.4  1.7 1971  37.5  43.7  8.7  7.1  7.8  19.5  7.3  8.5  1.7  1.4  1.5 1972  34.3  46.5  8.5  6.7  8.2  19.6  6.7  9.1  1.7  1.3  1.6 1973  31.2  48.6  8.4  7.1  10.2  18.8  5.9  9.1  1.6  1.3  1.9 1974  29.5  50.4  9.3  8.0  9.1  18.7  5.5  9.4  1.7  1.5  1.7 1975  26.0  52.1  10.7  7.0  8.3  21.3  5.5  11.1  2.3  1.5  1.8 1976  24.1  54.8  10.5  7.2  7.3  21.4  5.2  11.7  2.3  1.5  1.6 1977  23.8  54.2  10.0  7.3  8.4  20.7  4.9  11.2  2.1  1.5  1.7 1978  22.8  52.8  11.5  7.7  8.6  20.7  4.7  10.9  2.4  1.6  1.8 1979  23.1  53.1  10.8  8.5  8.0  20.2  4.7  10.7  2.2  1.7  1.6 1980  22.7  53.0  11.2  8.9  7.6  21.7  4.9  11.5  2.4  1.9  1.7 1981  23.2  53.4  10.5  10.1  6.9  22.2  5.2  11.9  2.3  2.3  1.5 1982  24.8  52.1  8.3  11.4  6.8  23.1  5.7  12.0  1.9  2.6  1.6 1983  26.0  52.7  7.1  11.1  7.3  23.5  6.1  12.4  1.7  2.6  1.7 1984  26.7  50.7  6.8  13.0  6.5  22.2  5.9  11.3  1.5  2.9  1.4 1985  26.7  49.9  6.0  13.7  7.2  22.9  6.1  11.4  1.4  3.1  1.6 1986  27.6  48.6  5.9  13.7  7.4  22.4  6.2  10.9  1.3  3.1  1.7 1987  28.1  50.0  5.5  13.8  6.2  21.6  6.1  10.8  1.2  3.0  1.3 1988  27.3  50.1  6.4  14.3  5.4  21.3  5.8  10.6  1.4  3.0  1.1 1989  26.5  49.7  7.1  14.8  5.1  21.2  5.6  10.5  1.5  3.1  1.1 1990  23.9  49.4  10.1  14.7  4.8  21.8  5.2  10.8  2.2  3.2  1.1 1991  20.6  52.1  10.2  14.7  5.4  22.3  4.6  11.6  2.3  3.3  1.2 1992  21.6  55.9  5.5  14.4  5.4  22.1  4.8  12.4  1.2  3.2  1.2 1993  20.7  58.7  3.3  14.1  5.9  21.4  4.4  12.6  0.7  3.0  1.3 1994  19.3  59.5  4.8  13.9  5.1  21.0  4.0  12.5  1.0  2.9  1.1 1995  17.9  60.9  2.9  15.3  4.8  20.7  3.7  12.6  0.8  3.2  1.0 1996  17.0  61.4  4.1  15.4  4.4  20.3  3.5  12.5  0.8  3.1  0.9 1997  16.9  62.6  3.7  15.2  4.7  19.6  3.3  12.3  0.7  3.0  0.9 1998  16.2  62.5  4.5  14.6  5.0  19.2  3.1  12.0  0.9  2.8  1.0 1999  16.1  62.2  4.8  13.5  5.8  18.7  3.0  11.6  0.9  2.5  1.1 2000  16.5  62.4  4.7  12.5  6.4  18.4  3.0  11.5  0.9  2.3  1.2 2001  16.4  64.1  5.2  11.1  5.7  18.5  3.0  11.9  1.0  2.0  1.1 2002  17.3  65.5  5.2  8.5  5.8  19.4  3.4  12.7  1.0  1.6  1.1 2003  18.7  65.6  5.4  7.1  5.7  20.0  3.7  13.1  1.1  1.4  1.1 2004  19.9  64.8  5.1  7.0  5.8  19.9  3.9  12.9  1.0  1.4  1.2 2005  20.0  64.2  5.3  7.4  5.7  20.1  4.0  12.9  1.1  1.5  1.2 Year NDG HRG PRG IRG OTG GOP NDP HRP PRP IRP OTP 上記の政府支出統計と経済統計から下記の長期的傾向が導かれる。 (1) 米国経済の軍需産業依存、軍産複合体による支配が進行しているという認識は、 米国経済統計の長期的時系列の変化を参照すれば、誤りであり、 広義の軍需産業の市場規模、狭義の軍需産業(=軍事兵器)の市場規模の絶対額は、 他の第一次、第二次、第三次産業の各産業分野とともに長期的に増大傾向であるが、 米国の軍事支出のGDPと政府支出に対する比率、広義と狭義の軍需産業の市場規模の、 GDPに対する比率は、長期的時系列の変化を参照すると、著しく減少している。 (2) 米国の軍事支出のGDPと政府支出に対する比率は2002会計年度以後、 アフガニスタン、イラクへの軍事侵攻の結果、 軍事支出のGDPに対する比率は2001年度の3.0%→2005年度の4.0%へ、 軍事支出の政府支出に対する比率は2001年度の16.4%→2005年度の20.0%へ増大したが、 2005年度の軍事支出のGDPに対する比率4.0%、政府支出に対する比率20.0%は、 第二次世界大戦中の1943年~冷戦期~湾岸戦争終結後の1993年の51年間の 戦時よりも平時よりも低く、米国の産業経済、政府行政の多様化により、 軍事支出のGDPと政府支出に対する比率は相対的に低下している。 (3) 米国のヒューマンリソース支出のGDPと政府支出に対する比率は、 長期的時系列で見ると、著しく増加している。 (4) 米国の軍事支出とヒューマンリソース支出の、 GDPと政府支出に対する比率は長期的時系列で見ると、 第二次世界大戦中をピークとして、 1970年以前は国防支出 > ヒューマンリソース支出 だったが、 1971年以後は国防支出 < ヒューマンリソース支出 に転じ、国防支出とヒューマンリソース支出の差は拡大中であり、 2005年では、ヒューマンリソース支出が最大の項目である。 (5) 軍需兵器市場規模は国防支出比で30%前後、GDP比で1%前後であり、 国防支出も軍需産業も国家の主要な経済部門・産業部門ではなく、 米国政府予算・支出では対人サービス支出は国防支出の3倍以上である。 (6) GDPや政府支出に占める国防支出比率と軍需産業の比率は、 米国経済の発展、産業経済の構造の多様化による製造業、商業、サービス業の多様化、 GDPと就業人口の第一次産業→第二次産業→第三次産業への移転により、 長期的な時系列では著しく低下している。 米国のGDPや就業人口の比率が第一次産業→第二次産業→第三次産業に推移し、 現在のGDP構成比は第一次産業が1%、第二次産業が19%、第三次産業が80%である。 (7) 米国の経済は大部分が軍需産業で成り立っている、米国の経済は軍需産業に依存している、 米国は軍産複合体が支配している国であるという言説は、現実認識としては誤りであり、 現在の米国経済において、経済の規模としては、軍事支出は最大の要素ではなく、 重大な要素でもなく、マイナーな市場・ビジネスであり、 国家の経済に影響を与える主要な要素ではない。 米国の国防支出の分野別分類について Defense Budget Materials Fiscal Year 2006 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2006 Defense Budget Materials Fiscal Year 2005 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2005 Defense Budget Materials Fiscal Year 2004 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2004 Defense Budget Materials Fiscal Year 2003 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2003 Defense Budget Materials Fiscal Year 2002 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2002 Defense Budget Materials Fiscal Year 2001 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2001 Defense Budget Materials Fiscal Year 2000 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2000 Defense Budget Materials Fiscal Year 1999 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy1999 Defense Budget Materials Fiscal Year 1998 Budget http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy1998 上記の資料から米国の1997~2006年の国防支出を下記のように表形式で示す。 Year=年度 MPD=人件費の国防支出に対する比率 OMD=組織運営・管理費の国防支出に対する比率 PCD=武器と物品の購入費の国防支出に対する比率 RDD=武器と軍事システムの研究開発費の国防支出に対する比率 PRD=武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費の国防支出に対する比率 MPP=人件費のGDPに対する比率 OMP=組織運営・管理費のGDPに対する比率 PCP=武器と物品の購入費のGDPに対する比率 RDP=武器と軍事システムの研究開発費のGDPに対する比率 PRP=武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費のGDPに対する支比率 Year   MPD  OMD  PCD  RDD  PRD MPP OMP PCP RDP PRP 1997  25.8  34.2  17.6  13.7  31.3  0.8  1.1  0.6  0.5  1.0 1998  27.7  35.0  18.0  13.9  31.9  0.8  1.1  0.6  0.4  1.0 1999  25.3  35.0  17.8  13.6  31.3  0.8  1.0  0.5  0.4  0.9 2000  27.8  36.0  17.5  12.8  30.3  0.8  1.1  0.5  0.4  0.9 2001  24.2  36.7  18.0  13.3  31.3  0.7  1.1  0.5  0.4  0.9 2002  25.0  37.3  17.9  12.7  30.7  0.8  1.2  0.6  0.4  1.0 2003  26.3  37.4  16.8  13.1  29.9  1.0  1.4  0.6  0.5  1.1 2004  25.0  38.2  16.7  13.3  30.0  1.0  1.5  0.7  0.5  1.2 2005  25.7  38.0  16.6  13.2  29.8  1.0  1.5  0.7  0.5  1.2 2006  21.7  35.9  16.6  13.2  29.7  -.-  -.-  -.-  -.-  -.- Year   MPD  OMD  PCD  RDD  PRD MPP OMP PCP RDP PRP US Department of Commerce > Bureau of Economic Analysis > Input-Output Accounts Data http://www.commerce.gov/http://www.bea.gov/http://www.bea.gov/bea/dn2/i-o.htm 各産業間の投入&産出による影響を金額と比率(影響係数)で表した産業連関分析 上記の政府支出統計と経済統計から下記の長期的傾向と法則が導かれる。 (1) 人件費、武器・弾薬・軍事システム以外の道具・設備 建物、土地、水道光熱通信費、演習費、移動費、オペレーション費、 軍人兵士と家族の住宅と学校などの経費は、 形式上は軍隊で発生する経費なので広義では軍需支出・経済であるが、 それらの支出は軍隊以外の組織・職場でも必ず必要で必ず発生する経費なので、 軍の固有の要因により発生する経費ではなく、 軍の規模が縮小されれば軍から他分野・他組織に転出する経費、 軍の規模が拡大されれば他分野・他組織から軍に転入する経費であり、 本質的には軍需支出・経済ではない。 (2) 軍事組織に固有の要因として発生する経費(=本質的な意味での軍需支出・経済)は、 武器と物品の購入費、および、武器と軍事システムの研究開発費であり、 武器と物品の購入費の一部には自動車、コンピューター、通信機器、 建築物などの軍事組織に固有の消費財ではない、一般消費財も含まれるが、 一般消費財を含んで計算しても、軍事組織に固有の要因による経費である、 武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費、 つまり、本質的な意味での軍需は、最近の10年間の統計では、 国防支出に対する比率で30%前後、GDPに対する比率で1%前後である。 (3) 武器・弾薬の購入・更新・改装は戦時でだけに固有の経済ではなく、 戦時・平時に関わらず行われる。 日本の自衛隊は創設以来一度も武力行使をしていないが、 陸上・海上・航空自衛隊の装備は、創設当時と比較すればもちろん、 1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代と、 時代ごとに新規の武器・軍事システムを購入するとともに、 既存の武器・軍事システムの改装もしているので、 広義でも狭義でも、軍需支出・経済は、戦時・平時に関わらず発生する。 ゆえに、軍需産業のために戦争をするという認識は歪曲された誤りである。 (4) 現在の米国で軍需兵器・軍需システム産業の市場規模とは、 国防省の発注・購入分と輸出を合計してもGDPの1%前後、 第二次産業のGDPの7%前後、製造業のGDPの9%前後であり、 先端技術を実装した素材メーカー、部品・コンポーネントメーカーの、 技術開発・製品生産の集積がないと成り立たない産業であり、 他産業に依存する性格の産業であり、自らが国家の基幹・基盤産業に なることは技術、市場、予算の全ての観点で不可能である。 (5) 現在の軍需兵器・軍事システムは、先端技術を実装した金属素材、化学素材 MPU、DSP、ASIC、DRAM、マザーボード、薄型表示装置、 電子機器・光学機器・精密機器のコンポーネント、 ITシステムなどの複合体であり、軍需兵器産業は、 それらの先端技術を開発し製造する産業基盤に依存して成り立っている。 (6) 軍の予算の元になる政府予算は国民や企業の納税が主要な歳入源であるから、 国民の生活や軍需兵器以外の産業が疲弊しては政府予算も軍の予算も成り立たず、 経済的・財政的には、国民の生活経済や、企業の事業経済に依存して成り立っている。 (7) ゆえに、国と企業の経済、および、国民の生活が軍需産業に依存して成り立ち、 国家と経済と企業と国民が軍産複合体に支配されているという認識は誤りであり、 軍需産業は他の産業と国民や企業の経済活動に依存して成り立っている。 (8) 国家の経済・産業の相互影響関係、投入・算出係数は レオンチェフが創設した産業連関分析により表されるが、 米国でも、日本でも、EU諸国でも、軍需産業が主産業の国も、 市場規模、技術的影響効果、商品的影響効果のいずれにおいても、 軍需産業が他の全ての産業の存立の基盤となっている国も実態として存在せず、 実態は軍需産業が市場規模、技術的影響効果、商品的影響効果のいずれにおいても、 他の産業の基盤の上に存立していることが証明されている。

回答No.13

参考資料 1940~2005年までの米国の経済・産業・貿易・投資、政府財政 US Department of Commerce > Bureau of Economic Analysis http://www.commerce.gov/http://www.bea.gov/ Table 1.1.5. Gross Domestic Product http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=5&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr Table 1.1.6. Real Gross Domestic Product Chained Dollars http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=6&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr Table 1.1.1. Percent Change From Preceding Period in Real Gross Domestic Product http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=1&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr Table 7.1. Selected Per Capita Product and Income Series in Current and Chained Dollars http://www.bea.gov/bea/dn/nipaweb/TableView.asp?SelectedTable=253&FirstYear=2003&LastYear=2005&Freq=Qtr 上記のBureau of Economic Analysisの各統計表は、 規定値では2003~2005年のQuarterlyの表記になっているが、 年度のFrom~Toは1929~2005年度まで指定可能、QuarterlyはAnnualに変更可能である。 US Federal Government の Office of Management and Budget の Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Historical Tables Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 上記の予算資料における政府支出と分類別の内訳 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の In Millions Dallers 上記の予算資料における政府支出の分類別の内訳の政府支出に対する比率 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の As Percentages of Outlays 上記の予算資料における政府支出と分類別の内訳のGDPに対する比率 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の As Percentages of GDP 上記の資料から米国の1940~2005年の経済統計を下記のように表形式で示す。 Year=年度 GDP=名目GDP(単位:億$) RGDPC=実質GDP成長率 GDPC=名目の国民一人あたりGDP(単位:$) RGDPC=実質の国民一人あたりGDP(単位:$、2000年度を基準値とする相対値) CIV=民間投資支出(単位:億$) EXP=輸出(単位:億$) IMP=輸入(単位:億$) TRB=貿易収支(単位:億$) TRBGP=貿易収支のGDP比率 FB=当該年度の財政収支 AFB=累積の財政収支 FBGP=当該年度の財政収支のGDP比率 AFBGP=累積の財政収支のGDP比率 Year GDP GDPC GDPC RGDPC CIV EXP IMP TRB TRBGP FB AFB FBGP AFBGP 1940  1014  +8.8  768  7827  136   49   34  +15 +1.5  -29  -506  -3.0 -52.4 1941  1267 +17.1  950  9079  181   55   44  +10 +0.8  -49  -575  -4.3 -50.4 1942  1619 +18.5  1201 10644  104   44   46   -3 -0.2  -205  -792 -14.2 -54.9 1943  1986 +16.4  1452 12220   61   40   63  -22 -1.1  -545  -1426 -30.4 -79.1 1944  2198  +8.1  1588 13053   78   49   69  -20 -0.9  -475  -2040 -22.7 -97.6 1945  2231  -1.1  1594 12766  108   68   75   -8 -0.4  -475  -2601 -21.5 -117.5 1946  2223 -11.0  1572 11241  311  142   70  +72 +3.2  -159  -2709  -7.2 -121.7 1947  2442  -0.9  1694 10925  350  187   79  +108 +4.4  +40  -2571  +1.7 -110.3 1948  2692  +4.4  1836 11206  481  155  101  +55 +2.0  +117  -2520  +4.6 -98.4 1949  2673  -0.5  1792 10957  369  145   92  +52 +1.9   +5  -2526  +0.2 -93.2 1950  2938  +8.7  1937 11717  541  124  116   +7 +0.2  -31  -2568  -1.1 -94.1 1951  3393  +7.7  2199 12412  602  171  146  +25 +0.7  +61  -2552  +1.9 -79.6 1952  3583  +3.8  2283 12668  540  165  153  +12 +0.3  -15  -2590  -0.4 -74.3 1953  3794  +4.6  2378 13032  564  153  160   -7 -0.2  -64  -2659  -1.7 -71.3 1954  3804  -0.7  2342 12719  538  158  154   +4 +0.1  -11  -2708  -0.3 -71.8 1955  4148  +7.1  2509 13389  690  177  172   +5 +0.1  -29  -2743  -0.8 -69.5 1956  4375  +1.9  2601 13410  720  213  189   +4 +0.1  +39  -2726  +0.9 -63.8 1957  4611  +2.0  2692 13435  705  240  199  +41 +0.9  +34  -2722  +0.8 -60.5 1958  4672  -1.0  2683 13088  645  206  200   +5 +0.1  -27  -2796  -0.6 -60.7 1959  5066  +7.1  2860 13782  785  227  223   +4 +0.1  -128  -2874  -2.6 -58.5 1960  5264  +2.5  2912 13840  789  270  228  +42 +0.8   +3  -2905  +0.1 -56.5 1961  5447  +2.3  2965 13932  782  276  227  +49 +0.9  -33  -2926  -0.6 -55.1 1962  5856  +6.1  3139 14552  881  291  250  +41 +0.7  -71  -3029  -1.3 -53.4 1963  6177  +4.4  3263 14971  938  311  261  +49 +0.8  -47  -3103  -0.8 -51.8 1964  6636  +5.8  3458 15624  1021  350  281  +69 +1.1  -59  -3160  -0.9 -49.4 1965  7191  +6.4  3700 16420  1182  371  315  +56 +0.8  -14  -3223  -0.2 -46.9 1966  7878  +6.5  4007 17290  1313  409  371  +39 +0.5  -36  -3284  -0.5 -43.6 1967  8326  +2.5  4189 17533  1286  435  399  +36 +0.4  -86  -3404  -1.1 -41.9 1968  9100  +4.8  4533 18196  1412  479  466  +14 +0.2  -251  -3686  -2.9 -42.5 1969  9846  +3.1  4857 18573  1564  519  505  +14 +0.1  +32  -3657  +0.3 -38.6 1970  10385  +0.2  5064 18391  1524  597  558  +40 +0.4  -28  -3809  -0.3 -37.6 1971  11271  +3.4  5427 18771  1782  630  623   +6 +0.1  -230  -4081  -2.1 -37.8 1972  12383  +5.3  5899 19555  2076  708  742  -34 +0.3  -233  -4359  -2.0 -37.0 1973  13827  +5.8  6524 20484  2445  953  912  +41 +0.3  -149  -4662  -1.1 -35.7 1974  15000  -0.5  7013 20195  2494  1267  1275   -8 -0.1  -61  -4838  -0.4 -33.6 1975  16383  -0.2  7586 19961  2302  1387  1227  -160 -1.0  -532  -5419  -3.4 -34.7 1976  18253  +5.3  8369 20822  2920  1495  1511  -16 -0.1  -737  -6289  -4.2 -36.2 1977  20309  +4.6  9219 21565  3613  1594  2123  -231 -1.1  -536  -7063  -2.7 -35.8 1978  22947  +5.6 10307 22526  4380  1869  2123  -254 -1.1  -591  -7766  -2.7 -35.0 1979  25633  +3.2 11387 22982  4929  2301  2527  -225 -0.9  -407  -8294  -1.6 -33.2 1980  27895  -0.2 12249 22666  4793  2808  2938  -131 -0.5  -738  -9090  -2.7 -33.3 1981  31284  +2.5 13601 23007  5724  3052  3178  -125 -0.4  -789  -9948  -2.6 -32.6 1982  32550  -1.9 14017 22346  5172  2832  3032  -200 -0.6 -1279 -11373  -4.9 -35.2 1983  35367  +4.5 15092 23146  5643  2770  3286  -517 -1.5 -2078 -13716  -6.0 -39.9 1984  39332  +7.2 16638 24593  7356  3024  4051 -1027 -2.6 -1853 -15645  -4.8 -40.7 1985  42203  +4.1 17695 25382  7362  3020  4172 -1152 -2.7 -2123 -18174  -5.1 -43.9 1986  44628  +3.5 18542 26024  7465  3205  4533 -1327 -3.0 -2212 -21205  -5.0 -48.1 1987  47395  +3.4 19517 26664  7850  3639  5091 -1452 -3.1 -1497 -23459  -3.2 -50.5 1988  51038  +4.1 20827 27514  8216  4441  5545 -1104 -2.2 -1551 -26011  -3.1 -51.9 1989  54844  +3.5 22169 28221  8749  5033  5915  -882 -1.6 -1526 -28678  -2.8 -53.1 1990  58031  +1.9 23195 28429  8610  5524  6303  -780 -1.3 -2211 -32062  -3.9 -55.9 1991  59959  -0.2 23650 28007  8029  5968  6243  -275 -0.5 -2692 -35981  -4.5 -60.6 1992  63377  +3.3 24668 28556  8648  6353  6686  -332 -0.5 -2903 -40017  -4.7 -64.1 1993  66574  +2.7 25578 28940  9534  6558  7209  -650 -1.0 -2550 -43510  -3.9 -66.2 1994  70722  +4.0 26844 29741 10971  7209  8145  -936 -1.3 -2032 -46433  -2.9 -66.7 1995  73977  +2.5 27749 30128 11440  8122  9036  -914 -1.2 -1639 -49205  -2.2 -67.2 1996  78169  +3.7 28982 30881 12403  8686  9648  -962 -1.2 -1074 -51814  -1.4 -67.3 1997  83043  +4.5 30424 31886 13898  9553 10569 -1016 -1.2  -219 -53692  -0.3 -65.6 1998  87470  +4.2 31674 32833 15091  9559 11159 -1599 -1.8  +692 -54781  +0.8 -63.5 1999  92684  +4.5 33181 33904 16257  9912 12517 -2605 -2.8 +1255 -56055  +1.4 -61.4 2000  98170  +3.7 34759 34759 17355 10963 14758 -3795 -3.9 +2361 -56287  +2.4 -58.0 2001 101280  +0.8 35491 34659 16413 10328 13998 -3670 -3.6 +1281 -57698  +1.3 -57.4 2002 104696  +1.6 36321 34861 15821 10059 14303 -4244 -4.0 -1577 -61984  -1.5 -59.7 2003 109712  +2.7 37687 35452 16704 10456 15465 -5009 -4.5 -3775 -67600  -3.5 -62.4 2004 117343  +4.2 39922 36592 19281 11738 17978 -6240 -5.3 -4121 -73546  -3.6 -63.7 2005 124871  +3.5 42090 37532 21031 13012 20277 -7265 -5.8 -3183 -79053  -2.6 -64.3 Year GDP GDPC GDPC RGDPC CIV  EXP  IMP  TRB TRBGP FB  AFB FBGP AFBGP 上記の経済統計から下記の長期的傾向が導かれる。 (1) 米国の累積財政収支は1940~2005年度の66年間の全ての年度で赤字である。 (2) 米国の当該年度財政収支は1940~2005年度の66年間中、54年間は赤字である。 (3) 米国の貿易収支は1940~2005年度の66年間中、38年間は赤字であり、 1974年度以後は32年間連続赤字である。 (4) 米国の輸出は1940~2005年度の66年間中、53年間は+成長であり、 1974年度以後の32年間中、27年間は+成長であり、 1996~2005年度の10年間中、8年間は+成長であり、 2002年以後は4年連続で+成長である。 (5) 米国の実質GDP成長率は1940~2005年度の66年間中、55年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、27年間は+成長であり、 1996~2005年度の10年間中、10年間は+成長であり、 2003年以後は3年連続で+成長である。 (6) 米国の実質の国民一人あたりGDP成長率は1940~2005年度の66年間中、55年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、26年間はプラス成長であり、 1996~2005年度の10年間中、9年間は+成長であり、 1992年以後は14年連続で+成長である。 (7) 米国の民間投資は1940~2005年度の66年間中、53年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、25年間はプラス成長であり、 1996~2005年度の10年間中、8年間は+成長であり、 2003年以後は3年連続で+成長である。 上記の長期的傾向から下記の長期的な経済状況と法則が導かれる。 (1) 米国経済は国家全体としても国民一人あたりとしても成長している。 (2) 財政赤字は米国の経済力、国際的競争力の衰退を意味せず、 財政赤字は米国の経済力、国際的競争力を衰退させる要因ではない。 (3) 貿易赤字は米国の経済力、国際的競争力の衰退を意味せず、 貿易赤字は米国の経済力、国際的競争力を衰退させる要因ではない。 (4) 米国が膨大な金額の貿易赤字を長期間続けることができる原因は、 基軸通貨国だからであり、それ以外の原因ではない。 (5) 仮に、議会が貿易赤字を強制的に消滅させるために、 輸出額と輸入額の差を一定の範囲内で均衡させる法律を制定し、 米国の貿易が国家の管理下で人為的に統制された場合、 石油、一部のレアメタル、工作機械、軍需兵器のに使用される素材や部品、 などの、米国の国益上の必要不可欠な資源、工業用の素材・部品・機械以外は、 貿易収支均衡のために輸入が減少するか、輸入されなくなる。 (6) 米国が国家の管理下で貿易収支を人為的に統制した場合、貿易収支は均衡するが、 米国の貿易収支の均衡は、米国に対して貿易黒字を計上している国の 貿易黒字の消失も意味し、GDPにおける対米貿易依存度が高い国ほど、 米国の貿易収支均衡政策により、GDPの成長を阻害する影響を受ける。 (7) 国家の経済の発展に必要な要因は多種多様であるが、 国家の経済の発展に最も重大な影響を与え、最も重要な変革をもたらす要因は、 技術革新・経営革新による新規の技術・商品・需要・顧客・市場・雇用・産業の創出であり、 それを可能にする諸要因(初等・中等・高等教育の普及、科学技術の振興、 重要産業・基幹産業の育成政策、公平な競争条件の整備、適切な金融政策、etc) であり、財政赤字が巨額だから経済の破綻、国家の崩壊は必定とする認識は、 経済を単純化・二元化したプロパガンダにはなっても、 現実の世界の経済の歴史的・社会的な事実の積み重ねの証明にはならない。 注:米国が20世紀以後に大規模で長期間の戦争に参加した事例と期間は、 1941~1945年の第二次世界大戦、1950~1953年の朝鮮戦争、 1961~1973年のベトナム戦争、2001~2006年現在のアフガニスタン戦争、 2003~2006年現在のイラク戦争である。

回答No.12

1845年以後の米国の国内政策、対外政策、対外的な戦争・武力行使に関連する重要な事象。 1845-1846年、米国は現在のテキサス、オレゴンを軍事力で併合。 1846-1848年、米国はメキシコを軍事侵略、メキシコ領だった 現在のニューメキシコ、アリゾナ、ネバダ、カリフォルニアを併合。 1861年4月、サウスカロライナ、ミシシッピ、フロリダ、アラバマ、ジョージア、 ルイジアナ、テキサスは合衆国からの離脱と米南部連合国の樹立を宣言し、合衆国と南北戦争を開始。 1861年5月、バージニア、アーカンソー、テネシー、ノースカロライナが米南部連合国に参加。 1862年7月、議会は第二押収法を可決。 1862年9月、リンカーン大統領は米南部連合国支配地域の奴隷解放を宣言。 1865年1月、議会は合衆国の全ての州における奴隷制の廃止を規定する憲法修正13条を可決。 1865年4月、米南部連合国は合衆国に降伏、南北戦争が終了。 1865年4月、リンカーン大統領暗殺。 1865年12月、合衆国に加盟する州のうち、四分の三以上の州が合衆国憲法修正13条を批准し発効。 1898年4月、対スペイン戦争開始、 1898年8月、対スペインに戦争終結、 米国はプエルトリコ、フィリピン、グアムを領土として獲得、キューバを保護国とした。 1899年2月、フィリピン独立戦争開始 1902年4月、フィリピン独立戦争終結 1900年7月、米国は、日本、ロシア、英国、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリアとともに清に侵攻。 1901年9月、米国は、日本、ロシア、英国、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリアとともに 清と和平条約を締約し撤退。 1901年9月、マッキンリー大統領暗殺、ルーズベルト副大統領が大統領に就任。 1902年9月、米国はコロンビア領のパナマに侵攻。 1903年11月、パナマ独立、米国政府はパナマを国家として承認。 1903年11月、米国はパナマとパナマ運河の建設・管理運営・警察・軍事権を米国が行使する条約を締約。 1905年9月、米国政府は日露戦争の和平を調停、日本とロシアはポーツマス講和条約を締約。 1906年9月、米国はキューバに侵攻。 1907年、米国議会は野生動物保護法を制定。 1907年3月、米国はホンジュラスに侵攻。 1909年1月、米国はキューバから撤退。 1909年11月、米国はニカラグアに侵攻。 1911年3月、米国はホンジュラスから撤退。 1912年9月、米国はドミニカ共和国に侵攻。 1913年9月、パナマ運河完成。 1914年1月、米国はパナマから撤退。 1914年7月、第一次世界大戦開始。 1915年7月、米国はハイチに侵攻。 1917年4月、米国議会はドイツに対して戦線布告、第一次世界大戦に参戦。 1917年3月、米国はキューバに侵攻。 1917年12月、米国議会はアルコール入り飲料の製造・販売を禁止する合衆国憲法修正第18条を可決。 1918年8月、米国は、日本、英国、フランスとともにロシアのシベリアに侵攻。 1918年11月、第一次世界大戦終了。 1919年1月、合衆国に加盟する州のうち、四分の三以上の州が合衆国憲法修正第18条を批准し発効。 1919年6月、ベルサイユ講和条約締約、 米国政府は日本政府が提案した人種差別撤廃条項に反対し、条文化を阻止した。 1920年1月、ベルサイユ講和条約発効。 1920年3月、League of Nations 設立、米国は議会が署名せず非加盟。 1920年8月、米国は、英国、フランスとともにロシアのシベリアから撤退。 1922年2月、ワシントン海軍軍縮条約締結。 1922年2月、米国はキューバから撤退。 1923年8月、ハーディング大統領が病死、クーリッジ副大統領が大統領に就任。 1924年2月、米国はホンジュラスに侵攻。 1924年3月、米国はホンジュラスから撤退。 1924年7月、米国議会は移民・帰化法に、移民希望者の出身国別受け入れ制限、 日本人の移民受け入れ数をゼロにする、第13条C項の移民制限規定の追加を可決、 クーリッジ大統領が署名し成立。 1929年10月、ニューヨーク証券取引所の株価が暴落、恐慌になり、恐慌は世界の市場経済国に波及。 1930年4月、ロンドン海軍軍縮条約締結。 1930年6月、米国議会は、米国への輸入品に高率関税を課す保護貿易政策法案である スムート・ホーレー法を制定、フーバー大統領が署名した。 1933年1月、米国はニカラグアから撤退。 1933年12月、米国議会は合衆国憲法修正第18条の廃止を可決、四分の三以上の州が批准し発効。 1934年10月、米国はドミニカ共和国から撤退。 1934年8月、米国はハイチから撤退。 1940年7月、日本がフランス領インドシナ植民地北部に軍を進駐させたことに対して、 米国政府は日本への石油・鉄の輸出を制限した。 1941年7月、日本がフランス領インドシナ植民地南部に軍を進駐させたことに対して、 米国政府は日本への石油輸出を禁止、日本の在米資産を接収した。 1941年11月、米国政府は日本政府に対して、 東アジアにおける対外権益の放棄を求める交渉案(ハルノート)を提案。 1941年12月、日本の真珠湾攻撃、米国議会は日本、ドイツに宣戦布告。 1942年2月、米国政府は日系人を強制収容所に収監した。 1942年6月、米国政府は核兵器開発計画に着手。 1945年2月、ヤルタ会談で、ルーズベルト大統領は、スターリン書記長に対して、 エストニア、ラトビア、リトアニア、モルドバのソ連への併合、 ドイツとポーランドの国境を西へ移動、ポーランドとソ連の国境を西へ移動、 ドイツの米英仏ソによる分割占領・統治・体制変革・戦争指導者の処罰、 東ドイツ、ポーランド、ハンガリー、チェコスロバキア、ブルガリア、ルーマニア、 アルバニアに、ソ連の傀儡の共産党政権を樹立しソ連の勢力圏にすること、 ソ連の対日参戦を要請、南サハリン、千島列島のソ連への帰属変更などを密約した。 1945年3月~8月、米国は日本の市街地の一般市民と民家を標的にして、 標的地域全体を焼夷弾で攻撃することによる焼き尽くし、皆殺し作戦を遂行、 東京、大阪、横浜、名古屋、その他の多くの都市で非戦闘員の市民を大量虐殺。 1945年4月、ルーズベルト大統領が病死、トルーマン副大統領が大統領に就任。 1945年7月、米国は原爆実験に成功。 1945年8月、米国は広島、長崎に原爆投下、非戦闘員の市民を大量虐殺。 1945年8月、日本はポツダム宣言を受諾し連合国に降伏、日米戦争と第二次世界大戦終了。 1945年9月、朝鮮半島北部をソ連が占領、南部を米国が占領。 1945年10月、United Nations 設立。 1946年4月、連合国による極東軍事裁判開始。 1946年9月~1947年9月、GHQは日本の大企業が軍国主義に協力したと認識し、 軍国主義の復活を予防するために、大企業を分割する財閥解体を遂行。 1946年11月、GHQは日本の軍国主義の復活を予防するために日本国憲法を制定。 1947年5月、日本国憲法施行。 1947年11月、米国政府は、国連総会において、 パレスチナをユダヤ人居住区とパレスチナ人居住区に分割し、 エルサレムは国連の管理とするパレスチナ分割決議を支援。 1948年5月、米国政府はイスラエルの建国を支援、イスラエルを国家として承認。 1948年5月、エジプト、レバノン、シリア、ヨルダン、イラクはイスラエル建国を容認できないとして、 イスラエルに宣戦布告し、第一次中東戦争が発生。 1948年2月、ソ連が占領していた朝鮮半島北部は朝鮮民主主義人民共和国として独立。 1948年8月、米国が占領していた朝鮮半島南部は大韓民国として独立。 1948年11月、連合国による極東軍事裁判終了、A級先般は死刑7人、終身刑16人、有期刑2人。 1948年12月、極東軍事裁判でA級先般として死刑判決を受けた7人の死刑執行。 1949年7月、第一次中東戦争が終了、イスラエルはバレスチナ分割決議で承認された パレスチナ人居住区の一部と西エルサレムに支配地域を拡大、 米国政府は第一次中東戦争の結果を容認。 1950年6月、北朝鮮の韓国への侵攻、朝鮮戦争発生、米国は、英国、フランスとともに朝鮮戦争に参戦。 1951年9月、ソ連と中国を除く連合国政府、日本政府はサンフランシスコ講和条約に署名。 1952年4月、サンフランシスコ講和条約発効、日本は独立を回復、日米安全保障条約締約。 1952年11月、米国は水爆実験に成功。 1953年7月、北朝鮮、中国と米国、多国籍軍との停戦協定成立、朝鮮戦争終了。 1955年、米国議会は大気浄化法を制定。 大気の質の保護と向上の目的達成のため、大気質基準(オゾン、窒素酸化物など6物質)を 設定することを環境保護庁に義務づけ、基準を達成するために必要な政策の実施を州に義務付けた。 1956年10月、第二次中東戦争開始、イスラエルはエジプト領シナイ半島を侵略。 1956年11月、英国、フランスがイスラエルに協力して参戦、 イスラエル、英国、フランスはシナイ半島、スエズ運河を占領するが、 米国政府はイスラエル、英国、フランスに対して、 シナイ半島、スエズ運河のエジプトへの返還、侵略軍の全面撤退を勧告、 イスラエル、英国、フランスは米国政府の勧告を受け入れて撤退、第二次中東戦争終了。 1958年6月、米国はレバノンを空爆。 1959年5月、米国はパナマに侵攻。 1961年1月、米国はキューバと国交断絶。 1961年1月、米国は南ベトナムに空軍と軍事顧問団を派遣。 1961年4月、米国政府はキューバのカストロ政権を転覆させようとして、 亡命キューバ人を組織化し、武器と資金を与えてキューバに侵攻させたが、 キューバ軍の反撃により作戦は失敗した。 1961年4月、米国政府はキューバとの貿易を禁止。 1962年2月、米国は南ベトナムに軍事援助司令部を設置。 1962年10月、ソ連がキューバに米国を標的にするミサイル基地を建設、 米国政府はキューバを海上封鎖し、ソ連にミサイル基地の撤去を要求、 ソ連がミサイル基地を撤去しない場合は武力行使によるミサイル基地の破壊を通告、 ソ連は米ソ全面戦争を回避するため、ミサイル基地を撤去した。 1963年8月、米国政府はソ連政府、英国政府と部分的核実験禁止条約を締結。 1963年11月、ケネディ大統領暗殺、ジョンソン副大統領が大統領に就任。 1964年7月、米国議会は公民権法を可決、ジョンソン大統領が署名。 1964年8月、米国議会は北ベトナムに対する宣戦布告を可決、 米国は北ベトナムの海軍基地に対する攻撃を開始。 1965年2月、米軍は北ベトナムに対する空爆を開始。 1965年3月、米軍は南ベトナムに対する陸軍・海兵隊の投入を開始。 1965年4月、米国はドミニカ共和国に侵攻。 1966年7月、米国はドミニカ共和国から撤退。 1967年6月、イスラエルはエジプト、シリア、ヨルダン、イラクを侵略、第三次中東戦争開始。 イスラエルは東エルサレム、ヨルダン川西岸全域、ガザ地区、ゴラン高原を占領、 米国政府はイスラエルの占領を容認、国連安保理におけるイスラエル非難、 占領地の返還要求決議に拒否権を行使。 1967年12月、米国議会は雇用における年齢差別禁止法を制定 1968年6月、小笠原諸島の日本への返還。 1968年7月、米国政府は核拡散防止条約を締結。 1970年4月、米国はカンボジアに侵攻。 1970年、米国議会は大気浄化法を全面改正 移動発生源対策として、新型車に対する排気ガスを規制した。 自動車の排気ガス中の炭化水素HC、一酸化炭素CO、硫黄酸化物SOx、 窒素酸化物NOxの排出量を5年間で90%以上削減することを規定した。 1970年6月、米国はカンボジアから撤退。 1970年6月、第三次中東戦争終了。 1971年2月、米国はラオスに侵攻。 1971年8月、ニクソン大統領は$と金の兌換停止。 1971年12月、ニクソン大統領は$と他国通貨との為替レートを切り下げ。 1972年2月、ニクソン大統領は中国を訪問、毛沢東主席と会談、 米中共同声明で米国政府は中華人民共和国政府を承認。 1972年5月、米国政府とソ連政府は第一次戦略兵器制限条約(SALT1)を締結、 米国の大陸間弾道ミサイルを1000基、潜水艦発射弾道ミサイルを710基、 ソ連の大陸間弾道ミサイルを1410基、潜水艦発射弾道ミサイルを950基、 に制限することを規定した。 1972年5月、米国政府とソ連政府は大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイル制限条約(ABM条約) を締結、大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイルの配備基地を首都ともう一か所の二か所に 制限することを規定した。 1972年6月、沖縄諸島の日本への返還。 1972年10月、米国議会とソ連議会は大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイル制限条約(ABM条約) を批准し条約は発効した。 1973年、米国議会はリハビリテーション法を制定。 1973年1月、米国、北ベトナム、南ベトナム、南ベトナム臨時革命政府の和平協定締約。 1973年2月、米国はラオスから撤退。 1973年3月、米国はベトナムから撤退。 1973年3月、米国政府は絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約を締結。 議会が批准し締結国になる。 1973年3月、ニクソン大統領は外国為替を変動相場制に転換。 1973年10月、エジプト、シリアはイスラエルに侵攻、第四次中東戦争開始、 エジプトはシナイ半島を奪還、シリアはゴラン高原を奪還したが、 イスラエルは反撃してシナイ半島、ゴラン高原を再び占領、 イスラエルはシナイ半島からさらにエジプト領内、ゴラン高原からさらにシリア領内へ侵攻するが、 ニクソン大統領とソ連のブレジネフ書記長の停戦調停により、第四次中東戦争終了。 1974年7月、米国政府とソ連政府は大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイルの配備基地を 一か所に制限する大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)の議定書を締結した。 1974年8月、ニクソン大統領はウォーターゲート事件で、上院がニクソン大統領の弾劾訴追をめざし、 上院議員の三分の二以上が賛成して大統領を罷免されると判断したので、罷免される前に辞職した。 1975年、米国議会は米国障害者教育法を制定、 0才~21才までの障害者に対する適切な教育を無料で提供することを規定、 障害児ひとりひとりに対する個別教育計画が教師や親の参加で計画され、 計画に基づいて教育が実践されることを義務づけた。 1975年4月、レバノン内戦開始。 1976年6月、シリアは内戦下のレバノンに侵攻。 1978年3月、イスラエルは内戦下のレバノンに侵攻。 1978年9月、カーター大統領の和平調停により、エジプトとイスラエルは相互承認、国交を樹立。 1979年1月、米中国交樹立。 1979年2月、イランのイスラム革命体制樹立。 1979年6月、米国政府とソ連政府は第二次戦略兵器制限条約(SALT2)を締結、 核弾頭の運搬手段である大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、爆撃機の数量制限、 核弾頭の複数弾頭化の制限を規定した。 米国議会はソ連のアフガニスタン侵攻を理由に批准せず条約は発効しなかった。 1979年11月、イラン・イスラム革命発生、米国に協力的な王政が打倒され、イスラム政権樹立、 イランの米国大使館占拠・人質監禁事件発生、米国政府はイランと国交断絶。 1980年4月、米国政府はイランに対して経済制裁発動。 1981年6月、イスラエルはイラクのオシラク原発を空爆で破壊。 1982年4月、イスラエル占領下のシナイ半島のエジプトへの部分的返還開始。 1982年8月、米国は内戦下のレバノンに治安維持部隊を派遣。 1983年10月、米国はグレナダに侵攻、ソ連、キューバに協力的な軍事政権を打倒、グレナダ軍を武装解除。 1984年2月、米国はレバノンから撤退。 1986年4月、リビアが米国の旅客機を爆破。 1986年4月、米国はリビアを空爆。 1986年12月、米国はニカラグアを空爆。 1987年12月、米国とソ連は中距離核兵器全廃条約を締結、 核兵器を搭載する射程距離が500~5500Kmのミサイルを米国は846基、ソ連は1846基、 廃棄することを規定した。 1988年5月、米国議会とソ連議会は中距離核兵器全廃条約を批准し条約は発効した。 1988年5月、米国議会は対米貿易不均衡・大幅黒字国(特に日本を標的にしたもの)に 対する経済制裁法案、保護貿易法案を可決したが、レーガン大統領は拒否権を行使して 経済制裁法案、保護貿易政策の施行を抑止し、自由貿易体制を維持する政策を遂行した。 1988年10月、米国議会は第二次世界大戦中に強制収容所に収監された日系アメリカ人に対して、 被害者一人あたり20000$を賠償する、1988年市民の自由法を可決し、レーガン大統領が署名し、 米国政府は日系人強制収容が重大な人権侵害であったと認め謝罪した。 1988年12月、リビアが米国の旅客機を爆破。 1989年4月、イスラエル占領下のシナイ半島のエジプトへの全面的返還終了。 1989年12月、米国はパナマに侵攻、ノリエガ政権を打倒、パナマ軍を武装解除。 1990年7月、米国議会は大気浄化法を全面改正 固定発生源対策として、新規発生源に対する性能基準を規定、 既存発生源を含む全ての発生源に適用される有害大気汚染物質を7物質から188物質に増加、 有害大気汚染物質の排出基準を規定、燃料への規制を追加、酸性雨対策として、 二酸化硫黄の排出量取引プログラムを規定した。 1990年7月、米国議会は米国障害者法を可決。 障害者が社会的・経済的に健常者と同等に社会参加し、機会均等を実現するために、 連邦政府、州政府が障害者を差別すること、障害者に対する差別的な政策・社会環境を禁止し、 障害者が健常者と同等に、社会の全ての場にアクセス可能な環境整備を義務付けた。 1990年10月、レバノン内戦終了、内戦終了後もシリアはレバノン東部のシリアとの国境地帯、 イスラエルはレバノン南部のイスラエルとの国境地帯の占領を継続。 1991年1月、米国は、英国、フランスとともにクウェートに侵攻、湾岸戦争開始。 1991年3月、多国籍軍とイラクの停戦協定成立、湾岸戦争終了。 1991年、アル・カーイダ結成。 1991年6月、米国政府とソ連政府は中距離核兵器全廃条約が規定する、 核兵器を搭載する射程距離が500~5500Kmのミサイルを米国は846基、ソ連は1846基、 廃棄を履行したことを、相互査察により確認したと発表した。 1991年7月、米国政府とソ連政府は第一次戦略核兵器削減条約(START1)を締結、 米ソ両国は、条約発効の7年後までに、核兵器を搭載する 大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、爆撃機を、 それぞれ1600基(機)に削減することを規定し、 配備される核弾頭数の上限を6000発に制限し、 6000発のうち大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイルに 搭載する弾頭数は4900発以下に制限することを規定した。 1993年1月、米国政府とロシア政府は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)を締結、 米国とロシアは2003年月1日までに配備する核弾頭数を3000~3500発以下に削減、 そのうち、潜水艦発射弾道ミサイルを1750発以下に削減、 複数の核弾頭を搭載する大陸間弾道ミサイルを全廃することを規定した。 1992年12月、米国はソマリアに侵攻開始。 1993年1月、米国は湾岸戦争の停戦協定で設定されたイラク空軍の飛行禁止区域に イラク空軍機が侵入したことに対する制裁でイラクを空爆。 1993年2月、アル・カーイダはニューヨークの世界貿易センターピルの 地下駐車場から4階までを爆破し、6人が死亡、約1000人が負傷。 1993年6月、米国は湾岸戦争の停戦協定で設定されたイラク空軍の飛行禁止区域に イラク空軍機が侵入したことに対する制裁でイラクを空爆。 1993年8月、ノルウェー政府の和平調停により、イスラエルとPLOはイスラエルとパレスチナの 相互承認、PLOによるパレスチナ暫定自治合意(=オスロ合意)協定が締約した。 1994年3月、米国はソマリアから撤退。 1994年3月、米国はボスニア・ヘルツェゴビナを空爆。 1994年9月、米国はハイチに侵攻。 1995年3月、米国はハイチから撤退。 1995年3月、米国はイランに対して貿易・投資の禁止を実施。 1995年7月、米国とベトナムは国交を樹立。 1995年9月、イスラエルとPLOはパレスチナ暫定拡大自治合意(=オスロ合意II)協定が締約した。 1995年12月、米英仏独政府の和平調停により、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦終了。 1996年1月、米国議会は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)を批准した。 1996年9月、米国政府は包括的核実験禁止条約を締結した。 包括的核実験禁止条約は国際原子力機関の加盟44か国全ての批准が必要であるが、 米国、中国、インド、パキスタン、イスラエル、イラン、インドネシア、べトナム、 エジプト、コロンビア、コンゴ民主共和国、北朝鮮の12か国が未批准なので未発効である。 1996年9月、米国は湾岸戦争の停戦協定で設定されたイラク空軍の飛行禁止区域に イラク空軍機が侵入したことに対する制裁でイラクを空爆。 1997年9月、米国政府とロシア政府は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)の 条約の履行期限を2003年1月1日から2007年に延長すると規定した議定書に署名した。 1998年8月、アル・カーイダはケニア、タンザニアの米国大使館を爆破し、 300人が死亡、約5000人が負傷。 米国はスーダン、アフガニスタン、イラクがアル・カーイダに訓練基地を 提供しているという理由でスーダン、アフガニスタン、イラクを空爆。 1998年12月、米国は湾岸戦争の停戦協定で設定されたイラク空軍の飛行禁止区域に イラク空軍機が侵入したことに対する制裁でイラクを空爆。 1999年3月、米国はセルビアを空爆。 1999年12月、米国はパナマ運河の管理運営・警察・軍事権をパナマに返還、パナマから撤退。 2000年3月、イスラエルはレバノン南部の占領地から撤退。 2000年4月、ロシア議会は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)と議定書を批准した、 ただし、ロシア議会は批准に際して米国がABM条約から脱退した場合は、 ロシアも第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)から脱退する権利を留保する規定を含んでいた。 米国議会は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)の履行期限の延期を規定した、 1997年9月に署名された議定書は批准していないので第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)は 未発効の状態である。 2000年10月、アル・カーイダはイエメンのアデン港に停泊中の米海軍艦船コールに 自爆攻撃し、コールの乗組員17人が死亡、39人が負傷した。 2001年9月、アル・カーイダはニューヨーク、ワシントンDCをハイジャックした旅客機で自爆攻撃。 2001年10月、米国はアフガニスタンへの侵攻を開始。 2001年12月、米国政府とロシア政府は第一次戦略核兵器削減条約(START1)が規定する 戦略核兵器と核兵器運搬手段の削減に関して、相互査察の結果、 米国とロシアの両国が条約が規定する戦略核兵器と核兵器運搬手段の 削減を履行したことを確認したと発表した。 条約の履行の結果、米国の核弾頭数は5949発、ロシアの核弾頭数は5518発に削減された。 2001年12月、米国はタリバーン政権を打倒、占領統治開始。 2002年5月、米国政府とロシア政府は、戦略攻撃能力削減に関する条約を締結、 米国とロシアが2012年までに、配備された核弾頭数を1700~2200発に削減することを規定、 ただし、削減された核弾頭と、運搬手段である大陸間弾道ミサイル、 潜水艦発射弾道ミサイル、爆撃機の廃棄は義務付けられず、削減した核弾頭を保管すること、 削減せずに保有する核弾頭の種類と、核弾頭の運搬手段の種類と数量については、 規制されないと規定している。 2002年6月、アフガニスタン暫定移行政府に行政権返還、占領統治終了。 アフガニスタンの各民族・部族の代表者による暫定移行政府の大統領選出。 2002年6月、米国政府は大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)から 脱退し、条約は失効した。 2002年6月、ロシア政府は、 米国議会が第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)の議定書を批准しないこと、 米国政府がABM条約から撤退したことに対して、 ロシア政府も第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)を履行するために 行動する義務は無くなったと表明した。 2003年3月、米国はイラクへの侵攻を開始。 2003年4月、米国はフセイン政権を打倒、占領統治開始。 2003年4月、米国、EUによる中東和平ロードマップ提言、パレスチナ自治政府に財政支援。 2003年5月、米国議会とロシア議会は戦略攻撃能力削減に関する条約を締結を批准し条約は発効。 2003年8月、米国はリベリアに侵攻。 2003年9月、米国はリベリアから撤退。 2003年12月、アフガニスタンの各民族・部族の代表者による憲法採択。 2004年2月、米国はハイチに侵攻。 2004年6月、米国はハイチから撤退。 2004年6月、占領行政管理当局からイラク暫定移行政府に行政権返還、占領統治終了。 2004年10月、アフガニスタン大統領選挙実施、投票率55%。 2005年1月、イラク暫定国民議会選挙実施、投票率58%。 2005年4月、シリアはレバノン東部の占領地から撤退。 2005年5月、ブッシュ大統領は、ルーズベルト大統領がヤルタ会談で、 リトアニア、ラトビア、エストニア、モルドバのソ連への併合、 東ドイツ、ポーランド、ハンガリー、チェコスロバキア、ブルガリア、ルーマニア、アルバニアに ソ連の傀儡の共産党政権を作り、ソ連の勢力圏にすることを容認したことは、 米国の失策だったと、米国政府としての歴史認識の見直しを表明した。 2005年8月、イラク暫定国民議会は憲法草案を作成。 2005年9月、アフガニスタン国民議会選挙実施、投票率50%。 2005年10月、イラク国民による憲法承認投票、得票率64%、賛成79%で憲法草案承認。 2005年10月、イスラエルは占領下のガザ地区から撤退、ガザ地区のパレスチナ暫定政府への返還終了。 2005年12月、イラク国民議会選挙実施、投票率67%。 2006年1月、パレスチナ自治区の国会議員選挙でイスラエル打倒による パレスチナの開放を掲げるハマスが最多議席を獲得した。 2006年3月、米国、EUはパレスチナ自治政府にハマス内閣が成立したので、 ハマスがイスラエルとの共存共栄を受け入れるまで財政支援を停止。 2006年3月、ブッシュ大統領 米国政府は軍事的脅威の主力が他国の軍事力から、非国家武装勢力の武力に推移した現状に対して、 柔軟で機動力が高い軍事組織への転換をめざし、世界的な米軍再編を計画。 世界的な米軍再編計画にともない、在日米軍基地の一部返還・在日米軍兵士数の削減を計画。 2006年5月、イラク政府発足。 2006年5月、米国とリビアは国交回復予定を宣言。 2006年6月、ハマスがイスラエルの存続承認への転換を表明するも反対勢力も存在する。 2006年7月、イスラエルとヒズボラが戦闘、イスラエルはレバノン南部に侵攻、 国連安保理の武力行使の停止を求める議案に米国は拒否権を行使。

回答No.11

論点 世界の諸国とどのような関係を形成するか-2 (3) 軍事・安全保障政策 現在日米両国は日米安保条約を締結し、米軍に基地を提供し、 米軍と自衛隊により、対外的脅威に対する抑止力にするとともに、 有事には日米両軍の戦力が統合されて武力行使する形態なっている。 その派生的影響として、基地による市街地の分断、基地の騒音、航空機の墜落、米兵の犯罪 などの負の要素を抱えていますが、欧州において、ソ連と東欧諸国の民主化、 ソ連とユーゴスラビアのの崩壊、ワルシャワ条約機構の解散の結果、 NATOは旧ワルシャワ条約機構の加盟国にまで加盟国を拡大し、 ロシアを除く欧州諸国と米国・カナダを統合する集団軍事機構に発展している。 東アジアにおいても同様の将来像が予想されます。 中国、北朝鮮、ミャンマーの独裁政権は現在も存続していますが、 様々な構造的矛盾を抱えて(ここでは具体的には述べないが) 独裁体制の長期的な維持は困難であり、 中国、北朝鮮、ミャンマーの民主化・自由化を促し、支援が必要なら協力し、 ソフトランディングできるように働きかけてゆくことが必要である。 中国、北朝鮮、ミャンマーの民主化・自由化により、 ロシア、米国、カナダ、オーストラリアなどの環太平洋諸国も包含した 東北東南アジア+環太平洋諸国の集団軍事機構が設立され、 日米安保は発展的に解消する形になると推測する。 米軍の東アジアへの配備は冷戦時は対ソ連、現在は対中国に転化していますが、 冷戦時に欧州において冷戦の最前線だった旧西ドイツ・現ドイツから、 米軍が東欧諸国に基地を移転しているように 東北東南アジア+環太平洋諸国の集団軍事機構の設立により、 対中国の配備が不要になれば、米国の軍事ラインはグアムまで後退すると推測される。 その場合、有事の協力はあっても、少なくとも、日本に常駐する米軍基地は廃止され、 現在の在日米軍の機能は自衛隊の強化という形で引き継がれると推測する。 その派生的影響として現在の米軍基地問題も解消されると推測します。 その場合の軍事力とは、国家間の戦争の可能性が低下し、 正規軍の正面侵攻に対する装備が軽減され、現在の米軍再編と類似して、 国家の軍事力ではない民間武装勢力に対する非正規戦に対応する軍事力、 つまり機動性と柔軟性が高い軍備に転換する、直接的に言うと、 航空戦力、海上戦力を重視する編成になると推測される。 現在の日米安全保障条約と在日米軍と自衛隊による国防体制から、 NATOのように東北東南アジア+環太平洋諸国の集団軍事機構の設立に発展させ、 常駐の在日米軍基地の廃止、米軍の軍事ラインのグアムへの後退を実現するには、 中国、北朝鮮、ミャンマーに民主化・自由化を働きかけ、協力してゆくことが必要である。 (4) 経済・産業政策 日本も米国も基礎科学の発見の集積、産業技術革新の集積、経営革新の集積により、 新たな複合的産業技術、製品、市場、需要、顧客、雇用を創造し続けることで 産業・経済が発展してきましたが、その発展モデルは今後も継続するとともに、 開発途上国に経済モデル、技術、資金を移転してゆくことが、 世界的な貧困の解消、富や福祉の偏在、機会の不平等の解消に必要です。 先端産業技術を持つ国々においても、個々の産業の競争力は多種多様であり、 日本の場合、自動車、電気機器、工作機械、ロボット、省資源、廃棄物浄化 などであり、日本がアドバンテージを持つ分野、 特に工作機械、ロボット、省資源、廃棄物浄化などの先端技術を 産業・経済が高度に発達した国に対しても、開発途上国に対しても 技術移転してゆくことが、生産性の向上と環境保護の両立のために必要である。 米国や米国共和党は環境保護政策も国際協調も一切無視して拒絶するとラベリングし、 米国や米国共和党に対しては離間・排斥・断絶・敵対政策を取れと主張する人がいるが、 そのような主張は米国に対する離間・排斥・断絶・敵対政策のための口実であり、 政策論としては国民大衆に受け入れられるものではない。 なぜなら、そこには米国を国際的環境保護政策にどのように取り込んで行くか、 米国との関係性の中でどのように働きかけて行くかという発想は皆無であり、 国際的な環境保護政策の推進の観点からは、受け入れられる可能性は皆無である。 世界の得多くの政府・議会・企業・国民が世界最大の経済大国である米国を 環境保護政策にどのように取り込んで行くかということに知恵を出し合っている時に、 米国は、共和党政権は、国際協調や環境保護に協力する可能性はゼロだと 原理主義的にラベリングして国際的環境保護政策から米国の排斥を主張するとは、 現実社会を知らない机上の空論としてはありえても、 現実の世界で働いている人々で、筆者はそのような暴論を聞いたことは無い。 ブラジルのルーラ・ダ・シルバ大統領が米国を訪問し、 米国政府にバイオエタノールの開発・普及を働きかけ、 米国政府がバイオエタノールの開発・普及の国際的協力に参加を表明し、 米国政府がCO2排出量を積極的に削減する政策に転換したことを見習うことが必要である。 結論としては、世界の諸国の政府、議会、企業、国民の各レベルで、 米国の政府、議会、企業、国民の各レベルに対して、 環境保護政策に参加することが米国民にも、米国企業にも、米国にも、 マクロな観点、長期的な観点では利益になるという現実を、 客観的かつ具体的かつ実証的な事実を提示して働きかけて行くことである。 実際、世界の多くの諸国の政府、議会、企業、国民の各レベルで、 米国の政府、議会、企業、国民の各レベルに対する働きかけが行われています、 現に筆者もやっています。排斥・敵対・断絶政策と融合・協力・連携政策と どちらが、世界の諸国の政府・議会・企業・国民に説得力があるか、 問題の解決、社会の変革に結びつけることができるか、明確でしょう。 実際、米国自動車市場では1980年代の日米自動車摩擦は遠い過去のことで、 燃費性能が高いハイブリッド車が納車数か月待ちの受注状況です。 自動車だけでなく、省資源、廃棄物浄化などの環境保護関連の様々な製品や技術が、 米国市場に輸出され、技術移転され、米国民・米国企業、米国の州政府・連邦政府の 各レベルで製品や技術として使用されている。 米国は自由で民主的な国なので国内に多様な意見があり、 黒人奴隷制度も、人種分離政策も国民が自ら解決し、 公民権法、アファーマティブアクション、多文化教育、障害者の社会的統合法など、 数々の内政の変革を成し遂げた「民主党のジョンソン大統領」を、 ベトナム戦争反対、米軍撤退を求める運動で、再選立候補断念に追い込んでいます。 米国敵視者の、米国に対する関係の希薄化、離間・断絶・敵対政策の主張は、 世界最大の経済大国の米国を国際的環境保護政策から排斥して、 国際的な環境保護政策を停滞させる結果しかもたらさない。 上記の産業以外に、日本としては、鉱物資源に依存しない自然資源のエネルギー開発、 自然資源の素材開発、人工的化学物質に依存しない農作物の増産技術を開発し、 米国や世界の諸国に技術を移転して行くことが、エネルギー、素材、食糧問題の 解決のために必要不可欠であると認識しています。 米国も含めて世界の諸国に働きかけ、協力する事項としては、 *鉱物資源に依存しない循環可能な自然資源・生物資源のエネルギー源の開発・普及、 *鉱物資源に依存しない循環可能な自然資源・生物資源の素材の開発・普及、 *省資源・省エネルギー技術の開発・普及 *人工的化学物質に依存しない農作物・水産物の増産技術の開発・普及 *植林・緑化技術の開発・普及 *産業廃棄物・生活廃棄物の浄化・自然還元技術の開発・普及 *海水淡水化、河川水浄化技術の開発・普及 *ロボット、工作機械、生産機械、精密機械技術の開発・普及 *医療・福祉機器技術の開発・普及 開発途上国に働きかけ、協力する事項としては、 *道路・鉄道・港湾・空港・上下水道・発電所などのインフラ整備 *初等・中等・高等・専門学校教育制度の整備 *医療機関・福祉施設の整備 *農林水産業、製造業、建設業の技術・経営知識の移転、産業振興のための資本投資 *商業・サービス業の技術・経営知識の移転、産業振興のための資本投資 などである。 (5) 国際関係政策 筆者は産業・経済においては、開発途上国への技術移転、資金援助、資本投資により、 開発途上国の自立的発展を促し、支援するとともに、 開発途上国の発展段階では発展段階に応じた一定の保護政策を維持しながら、 最終的にはWTO体制、二国間・多国間のFTA体制に導き、 世界の諸国が得意な・比較優位な産業分野を主力産業として、 世界の諸国が多国間で補完しあいながら、国際的な産業・経済の分業体制、 国際的な産業・経済の多国間協力関係を築いてゆくことが、 経済的な富や福祉の偏在を解消し、世界の諸国民の機会均等を 追求して行くことが必要であると認識しています。 諸国民の生命・身体・性の安全・自由、社会的な諸権利の実現を追求して行くことが必要です。 そのためには、米国に対して、武力行使に抑制的であること、ICC条約の締結、 グアンタナモ基地などの身分不祥の捕虜の長期拘留の終結、 などを米国に働きかけてゆく必要があります。 そのためには日本も国際刑事裁判所条約の締結、被疑者・被告人・受刑者の 人権が不当に侵害されないための保護、被害者に対する賠償や回復支援を 法律や政策として実現する必要があります。 上記の諸問題に対しても米国を批判する口実に使って自己満足する人がいますが、 そのような姿勢では、問題の解決にも社会の変革にも結びつかないことは、 環境保護政策の場合と同じである。 米国史を10年、20年、30年、40年、50年、100年、150年、200年という時間単位で見ると、 米国民の国内・対外政策についての認識・意見、米国の国内・対外政策も、 米国の産業・経済、政治・軍事、科学・技術、米国への移民・就労者・留学生の傾向も 著しく変化し、それらの影響で米国の社会も大きく変化している。 米国の対外関係に関する問題で米国に働きかけ、協力する事項として、 *武力行使に抑制的であること *児童の権利に関する条約の締結 *国際刑事裁判所条約の締結 *市民的・政治的な自由に関する国際規約の第二選択議定書の締結 *包括的核実験禁止条約の締結 *対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約の締結 *生物多様性条約の締結 *キューバ、イランの政権に対する敵対政策から関係政策への転換 *キューバ、イランに対する国交と貿易の再開 *グアンタナモ基地、欧州の米軍基地の身分不祥の捕虜の長期拘留の終結 *経済の発展水準が低い国に対する貿易・投資の保護政策の容認 *相手国の産業・経済の発展の水準に応じた外交関係の構築 *相手国の社会の民主化・自由化の進展の水準に応じた外交関係の構築 *米国の利権のために独裁政権を支援することに抑制的であること などがあり、 そうすることがマクロ的・長期的な観点で米国民や米企業や米国の利益に結びつく という現実を、客観的かつ具体的かつ実証的な事実として提示し、 世界の諸国の政府・議会・企業・国民の各レベルが、 米国の政府・議会・企業・国民の各レベルに対して働きかけを行っています。 外国の立場から米国に変革を促し、米国の変革を推進するには、 一部の回答者のように、米国(共和党)を自国の敵、人類の敵、消去すべき悪魔とみなして、 米国と米国政府・議会と米国民に対して離間・断絶・敵対政策を採用することではなく、 米国との関係性の中で働きかけ支援して行くことが有効な方法である。 それらの努力は、過去の米国の国内政策・対外政策の改革と同様に、 いずれは成果として結実すると筆者は推測しています。 (6) 中国、アジア各国との関係構築について EU、NAFTAなどのように、東北東南アジアの経済統合・共同市場を構築し、 発展させてゆくことが、日本にとっても、東北東南アジア諸国にとっても、 相互理解・相互的利益となり、日本も含めた東北東南アジア諸国から、 国家間の武力行使の脅威を逓減させ、共存共栄状態を構築して行く有効な方法である。 東北東南アジア諸国間の経済統合は、現状では二国間のFTAの検討・締結の段階だが、 EU、NAFTAのように、地域経済統合の根本的目的を規定して、小異を捨てて大同を優先し、 根本的目的追求に反しない範囲で、個々の国の産業・経済の発展段階、個別状況に応じて、 経済統合の過程で移行期間として例外措置を容認しながら、 例外措置の適用国が例外措置を適用する必要が無い状況に発展できるよう、 産業・経済、科学・技術のアドバンテージを持つ国が協力して行くことにより、 地域経済統合の追求・実現を推進して行くことが必要である。 小泉首相が靖国参拝に固執し、日中間の首脳交流が途絶したことを理由に、 または、小泉首相が米国のアフガニスタン侵攻、イラク侵攻を支持したことを使用に、 または、現在の日本に日米安全保障条約があり、在日米軍基地があることを理由に、 自民党がアジア軽視政策を採用している、自民党は中国敵視政策をしているとの認識は、 過去の侵略戦争や植民地支配を政府の公式見解として謝罪を重ね、 被侵略国の経済復興に資金・技術の協力をしてきたことからも、 日本が東北東南アジア諸国と貿易・投資で深い関係を持っていることからも、 東アジア共同体の推進は、自民党の対東北東南アジア政策の一つであることからも、 誤認または虚偽である。 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2006/01/20sisei.html (7) 中国との関係構築、中国に対する働きかけ、協力について 本稿の冒頭の(1) 世界の諸国との関係構築の基本的な認識・姿勢に記したように、 中国、アジア諸国、世界の諸国との関係形成も、米国との関係構築の基本的認識・姿勢と同じであり、 具体的には個々の国の個々の分野の個々の状況に応じて対外関係を構築することになる。 例えば、中国に対しては、 下記のような中国が内包している諸問題の解決について、 解決・変革を促し、働きかけ、協力する事項として、下記の要素がある。 *中国の侵略戦争により併合された民族の独立運動に対する軍事弾圧 *共産党体制に対する反対者・非服従者に対する処刑・拷問・強制収容所への収監 *年間8万件の民衆暴動と民衆暴動に対する武装警察・軍による弾圧 *経済の資源効率が低く同一生産高の算出に消費する資源は日本の9倍 *深刻・重大・広範な環境破壊 *深刻・重大・広範な感染症の蔓延 *農民からの土地の収奪 *公務員の汚職の蔓延 *国際人権規約が規定している各種の自由に対する弾圧 *世界の90%以上を占める死刑執行 *都市と農村・沿海部と内陸部の極端な貧富の格差 *農村戸籍と都市戸籍による国民の分断 *戸籍登録されていない児童が教育・福祉・医療を受けられない問題 上記の諸問題はいずれも深刻・重大・広範な問題であるが、 上記の問題を放置すると、その影響は中国だけでなく日本や世界に波及し、 中国にとっても、日本にとっても、世界にとっても不利益になる。 例えば、深刻・重大・広範な環境破壊を放置した場合、 *砂漠化が進行し、日本への黄砂の飛来、酸性雨の飛来が増加する、 *産業・生活廃棄物で汚染された河川水が太平洋に流れ込み日本に漂着する、 *産業・生活廃棄物で汚染された河川水が太平洋に流れ込み、  海洋生物を大量死させ海洋生態系を回復不可能な程度まで破壊する、 *産業・生活廃棄物で汚染された、または、過剰な農薬投与された農産物が、  農産物自体として、加工食品として、調理用の素材として日本に流入する、 *経済発展につれてCO2排出量が増加し地球温暖化を加速する、 などの結果をもたらす。 上記の深刻・重大・広範な諸問題の存在を認めない・無視する、 上記の諸問題を指摘されても軽微な問題として軽視する、 上記の諸問題を指摘されると中国に対する内政干渉・侮辱と論旨を摩り替える、 そのような言動をする人は、中国との友好を主張すると自称しても、 土井たか子のように中国政府に全身全霊を捧げて盲目的に崇拝し、 中国を神格化して現実を見ない人であり、真に中国との友好を追求することはできない。 (8) 対外政策を考察する場合の基本的な考え方 外国の立場から他国に変革を促し、他国の変革を推進するには、 一部の回答者様のように、他国を自国の敵、人類の敵、打倒し消去すべき悪魔とみなして、 他国と他国政府・議会と他国民に対して離間・排斥・断絶・敵対政策を採用することではなく、 他国との関係性の中で働きかけ、解決を促し、協力して行くことが有効な方法である。 自分の感情・思想・イデオロギー、自分の政治的主張・目的に都合よいバイアスをかけて、 自分が信じたいことだけを信じる、自分が考えたいことだけを考える、 自分が見たいことだけを見る、自分が聞きたいことだけを聞く、 自分が信じたくないことは信じない、自分が考えたくないことは考えない、 自分が見たくないことは見ない、自分が聞きたくないことは聞かない、 という感受性や思考に陥れば、自分の主観に従属させた現実認識をすることになり、 自分の主観をできるだけ捨象して、ありのままの現実を多様な観点から認識することはできず、 現実の世界で問題を解決する、現実の世界で目的を実現することはできない。 自分の感情・思想・イデオロギー、自分の主張・政治的目的にとって、 都合よいことだけを集め、不都合なことは捨象するなら、 それは自分の脳内空間で自己満足することはできても、 現実の世界で問題を解決する、現実の世界で目的を実現することはできない。 いかなる国に対しても、いかなる問題に対しても、 現実の世界で問題を解決する、現実の世界で目的を実現することを追求するなら、 個人的な感情・思想・イデオロギー、個人的な政治的主張・目的を捨象して、 ありのままの現実を多様な観点から観察し、事象の原因を多様な観点から考察し、 問題の解決策、目的の実現策を、多様な観点・多様な時間単位で考察し、 解決策・実現策を実行し、結果を検証し、問題点を考察し、 解決策・実現策を再考察し、解決策・実現策を再実行し、結果を再検証する 営みを繰り返してゆくことが必要である。

回答No.10

論点 世界の諸国とどのような関係を形成するか-1 (1) 世界の諸国との関係構築の基本的な認識・姿勢 現在の世界ではいかなる国も、他国との相互依存・協力関係の中で存在し、 他国との相互依存・協力関係により国益を追求・維持・発展させているので、 世界の諸国の相互依存・協力関係を深化させることが、世界の諸国の国益になると認識する。 いかなる個人にも、法人にも、国家にも、長所・短所、利点・欠点、得意・苦手があり、 いかなる個人にも、法人にも、国家にも、問題点も、他者の模範となる要素もある。 ある国の個別の問題が当事国の国民の利益、世界の諸国民の利益を侵害している、 侵害する可能性があるなら、当事国との関係性の中で問題点を指摘し、解決・改革を促し、 支援が必要なら協力し、世界の諸国が自国に可能な・得意の分野・方法で、 関係性の中で働きかけ、協力してゆくことが、世界の諸国の利益と自国の利益を 共存共栄させる方法であり、特定の国に対する離間・排斥・断絶・敵対政策は、 世界の諸国の利益と自国の利益の共存共栄を侵害する認識・言動・政策である。 筆者は諸国民と諸国が相互依存して共存共栄する世界が諸国民の利益であると認識し、 そのために諸国民と諸国政府の相互理解・相互尊重・相互友好を深化が必要との観点から、 特定の国、国民、民族、宗教、○○に対する嫌悪・不快・蔑視の感情を増幅・煽動する、 特定の国、国民、民族、宗教、○○に対する離間・排斥・断絶・敵対を増幅・煽動する、 論者の個人的な感情・思想・イデオロギーとそれに基づいた政治的目的のための、 偏向したプロパガンダ・印象操作、結論先作・理由後付のプロパガンダ・印象操作、 誤認・妄想・虚偽の宣伝に対して、根拠・出典・証明を明示した真実の指摘、 多様な観点からの認識・考察・論証が必要であると認識している。 特定の国、国民、民族、宗教、○○に対する嫌悪・不快・蔑視の感情を増幅・煽動する、 特定の国、国民、民族、宗教、○○に対する離間・排斥・断絶・敵対を増幅・煽動する、 主観的思い込みによるラベリング・プロパガンダ・虚偽宣伝・誤認・誤解・偏見は、 諸国民と諸国政府の相互理解・相互尊重を妨げ、諸国民と諸国が相互依存して 共存共栄する世界の実現を侵害すると認識している。 (2) 基本的な対米・対中・対外姿勢について >日本政府の対米外交姿勢の結果、日本国民が大きく錯覚している事実があります。 >アメリカの政治姿勢を取り上げて「アメリカは‥‥だから」 >と言う表現がよく使われていることからも分かるように、 >アメリカが一貫した対外姿勢を取っているかのように思っていることです。 >しかし現実のアメリカは、民主党・共和党それぞれの政党により、 >外交政策が大きく異なっています。 >アメリカという国の進む方向が、民主党政権と共和党政権では大きく異なるため、 >固定的な対米路線を決めることは、実際の所、不可能なのです。 >外務省は、外交政策として「一貫した対米協調路線」と言っていますが、詭弁でしかありません。 >対米協調路線を取ると言うことは、その時のアメリカ大統領の外交路線に >追随するという意思ではあっても、対外的には「路線が定まらない。」ということであり、 >「このようになる。」と今後の日本の方向を決めることにはならないのです。 >日本は、世界の中で常にバランスを保った臨機応変の立場を取れるよう、 >固定的な対米政策は止める必要があるでしょう。 >同じ定まらない路線であるのなら、臨機応変の方が日本の国益を守りやすいでしょう。 >例えば、地球温暖化対策で国際的な二酸化炭素の排出規制を決めた、 >画期的な京都議定書の場合。クリントン政権と日本・ヨーロッパ諸国の主導で、 >先進国は大幅な二酸化炭素排出規制を約束しました。 >ところが、ブシッシュ政権になった途端、アメリカは、京都議定書をなかったことに、 >議長国日本の面子、丸つぶれ。 >民主党は、アメリカが世界の中の一国であっても良いから、 >各国の自主的な平和への協力を積み上げていくと言う考え方で、核軍縮派です。 >ですから、民主党支持者は日本の核武装を許しません。 >共和党の政策は、今のブッシュ政権のあり方でも解るように、 >アメリカの軍事力が世界を押さえることによる世界平和です。 >民主党はクリントン大統領がイスラエルとPLOを仲介して、 >オスロ合意を成立させるなどパレスチナ紛争の解決に積極的です。 >共和党はブッシュ政権を見てもわかるように、イスラエルの武力行使を正当化し、 >イスラエル偏重で、パレスチナ紛争を解決する考えはありません。 >戦争が続けば軍産複合体の利益に都合がいいと考えているからです。 >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています >軍需産業・国防省・CIA・共和党の軍産複合体が >軍備拡大による利益を追求しているからです。 >クリントン政権は国家予算を黒字化、国債の償還も進んでいたのに、 >ブッシュ政権は毎年50兆円以上の財政赤字を垂れ流している。 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >共和党政権はブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 >ここの回答は、質問者の人の質問に対し素直に回答したものもあれば、 >質問者に対し自分の政治的考え方を、意図的に押し付けようとする回答もあります。 >誤ったデーターを示して、間違った方向に向かわせるくらいなら、 >データーを示さない方が質問者に対して誠実です。 >政治にあまり知識のない人に対して、データーを示す場合、 >中立的立場の人の客観的データーを提示するのが常識ですし、 >回答者の取るべき態度でしょう。 >インターネットが普及し、多くの情報が混在する中で、 >ある政治的意図を持って偏った情報を選び出すことは極めて簡単です。 >ですから、情報は人から与えられた情報や論理展開を鵜呑みにせず、 >自分の力でしっかり探して一つづつ確認することが重要です。 上記の発言は「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」である。 上記の発言は外務省の政策を詭弁と非難してるが、 民主党政権なら日本政府は協力すべき・共和党政権なら日本政府は非協力にすべきと、 単純二元論でラベリングし、「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」をしている。 上記に引用した発言は、イデオロギーや政治的立場により仲間・味方、除け者・敵を断定し、 仲間・味方に対しては連携・受容・協力・同盟政策を採用し、 除け者・敵に対しては離間・排斥・断絶・敵対政策を採用することが、 日本の国益になるからそうすべきだと「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」をしている。 上記の発言が批判している固定的な対米政策とは、 米国政府・議会の個々の政策の内容を多様な観点・多様な時間単位で考察して、 日本の国益にどのような利害損得があるかを多様な観点・多様な時間単位で考察せず、 上記の発言のように、 米国政府が民主党政権なら、共感と賛同を表明し、連携・受容・協力・同盟政策を主張、 米国政府が共和党政権なら、反感と反対を表明し、離間・排斥・断絶・敵対政策を主張、 などの、思考停止した単純二元論のラベリングをする硬直的な考え方のことである。 上記の発言は民主党に対する共感・賛同・協力の表明に都合よい事実だけ、 共和党に対する反感・批判・非協力の表明に都合よい事実だけを意図的に選出し、 民主党が日本の国益を侵害し国際協調を侵害した事実、 共和党が日本の国益に協力し国際協調を推進した事実は意図的に無視している。 上記の言説はいずれも、米国共和党を人類の敵、人類社会から消去すべき悪魔と みなす硬直的な思考回路を持つ原理主義的反共和党主義者が 新聞・テレビの報道、書籍、サイトなどで流布している反共和党宣伝の典型例であり、 何度も繰り返し宣伝されている虚偽のプロパガンダである。 上記の言説はいずれも、米国共和党に対する離間・排斥・断絶・敵対を主張するために、 いかなる根拠も出典も示さない、いかなる証明も無いことを真実であると偽装した表現、 または、民主党賞賛、共和党敵視に都合よい断片的な事実だけを意図的にフィルタリングして、 例示した結論先作・理由後付のプロパガンダの手法であり、 米国の内政・外国の歴史における民主党と共和党の政策・実績を総合的・包括的に認識し、 多様な観点から様々な分析や考察を試みた結果としての総合的・多面的な評価ではなく、 民主党を盲目的に賞賛し、米国共和党を敵視する扇動・虚偽のプロパガンダである。 本稿の冒頭の(1) 世界の諸国との関係構築の基本的な認識・姿勢に記したように、 上記のような認識・言動こそが、 特定の国、国民、民族、宗教、○○に対する嫌悪・受容・不快・蔑視の感情を増幅・煽動し、 特定の国、国民、民族、宗教、○○に対する離間・排斥・断絶・敵対を増幅・煽動し、 諸国民と諸国政府の相互理解・相互尊重を侵害し、相互依存と共存共栄を侵害し、 自国民の利益も他国民の利益も侵害する言動である。 上記に引用した発言は、小泉首相の靖国参拝への固執、靖国参拝強行により、 日中の首脳間の交流が途絶し、日中が政治的な対話や交渉ができない状態を、 日本の国益を著しく侵害する言動として厳しく批判することと、 米国共和党に対する離間・排斥・断絶・敵対政策を主張することは、政治的ダブスタである。 米国政府が民主党政権なら、連携・受容・協力・同盟政策を推進する、 米国政府が共和党政権なら、離間・排斥・断絶・敵対政策を推進する、 などの一方的・硬直的な二元論の政策を推進している政府は筆者が知る限り存在しない。 ベネズエラは米国に大量の石油を輸出し、北朝鮮政府、キューバ政府、イラン政府は、 米国に国交と貿易の回復、敵対政策・経済制裁の廃止を求めている。 日米両国民の相互理解・相互尊重が深化し、日米両国の相互依存して共存共栄のためには、 日本政府は、米国の大統領や議会の多数派が民主党であろうと共和党であろうと、 一方的な接近・連携・協力・同盟政策でもなく、一方的な離間・排斥・断絶・敵対政策でもなく、 自国が持つ能力、自国が置かれている状況、相手国が持つ能力、相手国が置かれている状況、 自国の政治的目的とその優先順位、絶対に妥協できない目的、ある程度の条件まで妥協できる目的、 相手国の政治的目的とその優先順位、絶対に妥協できない目的、ある程度の条件まで妥協できる目的、 などの諸条件の中で、お互いの目的が同じでも異なっても、お互いの目的のために、 協力できる目的・条件の範囲内で協力するのが、政治でもビジネスでも、人間関係でも、 現実社会における人間の現実的・実効的な生き方である。 特定の政治主体・勢力に対して絶対的な敵と見なして離間・排斥・断絶・敵対政策を主張する、 硬直的な思考回路で原理主義的な主張をすることは国民大衆に受け入れられず 現実世界で政治でもビジネスでも人間関係でも問題の解決や目的の実現はできない。 国際政治の例では、第二次世界大戦では、 米国とソ連はドイツのナチス政権、日本の軍事政権を打倒するために協力した。 米国と中国は1960年代まで対立し国交断絶していたが、 ソ連という米中共通の軍事的脅威と対抗するために、 ニクソン大統領が訪中し、米中首脳会談で米中国交回復、対ソ協力という 新たな政治的枠組みを確立した。 米国とイランは1979年のイラン・イスラム革命以来、対立状態にあり、 国交も貿易も断絶していますが、米国は1980年代のニカラグア内戦で、 キューバやソ連が背後から支援するサンディニスタ国民戦線政権に対抗するために、 反政府武装勢力のコントラに武器を供給しましたが、 その資金は米国政府がイラン政府に秘密に武器を売って捻出した資金である。 国内政治の例では、1993年の選挙で党が分裂し野党に転落した自民党は、 本質的には対立勢力である社会党を新進党との連立から引き離し、 自社連立で政権に復帰し、その後は公明党との連立で政権を維持している。 上記のような事例と比較して、特定の政治勢力を自国の敵、人類の敵と、 ラベリングして、離間・排斥・断絶・敵対政策を主張することは、 現実世界では受け入れられない硬直的な原理主義または机上の空論である。 単純二元論を振りかざしても、現実社会では全く相手にされない。 米国やブッシュ政権を厳しく批判し、米国主導のFTA締結に反対しているベネズエラのチャベス大統領も、 2004年度の輸出の対米比率39.8%(+26.7%)、2006年6月末時点の速報値では輸出の対米比率57.0%(+113.7%)、 2004年度の輸入の対米比率32.0%(+77.4%)、2006年6月末時点の速報値では輸出の対米比率30.6%(+23.9%)、 ベネズエラ石油公社の米国現地法人が多数のガソリンスタンドを経営している。 ブラジルのルーラ・ダ・シルバ大統領は米国を訪問し、 米国政府にバイオエタノールの開発・普及を働きかけ、 米国政府がバイオエタノールの開発・普及の国際的協力に参加を表明し、 米国政府がCO2排出量を積極的に削減する政策に転換した。 米国政府が民主党政権なら、連携・受容・協力・同盟政策を推進する、 米国政府が共和党政権なら、離間・排斥・断絶・敵対政策を推進する、 などの一方的・硬直的な二元論の政策を推進している政府は筆者が知る限り存在しない。 ベネズエラ政府統計局 http://www.ine.gov.ve/ ベネズエラ政府統計局>2005・2006年度の1月~6月(期間は随時変更)の国・地域別輸出入統計 http://www.ine.gov.ve/comercio/comercioindice.asp JETRO>ベネズエラ http://www.jetro.go.jp/biz/world/cs_america/ve/ 2005年度のベネズエラの経済統計 名目GDP=1,342億$ 国民一人あたり名目GDP=5,026$ 実質GDP成長率=+9.3% 輸出=554億$ 輸入=239億$ 経常収支=+253億$ 外貨準備=239億$ 対内投資受入=29億$ 対外債務=457億$ 消費者物価上昇率=+14.4% 失業率=13.0% 2004年度のベネズエラの輸出額の上位3位の輸出先国・地域と構成比(輸出額の前年比) 1=米国=39.8%(+26.7%) 2=コロンビア=14.5%(+57.1%) 3=メキシコ=6.0%(+20.2%) 2005年度のベネズエラの1月~6月(期間は随時変更)の輸出額の上位3位の輸出先国・地域と構成比 1=米国=43.0% 2=コロンビア=10.2% 3=オランダ=5.2% 2006年度のベネズエラの1月~6月(期間は随時変更)の輸出額の上位3位の輸出先国・地域と構成比 1=米国=57.0%(+113.7%) 2=オランダ=6.0%(+87.5%) 3=コロンビア=4.6%(-27.2%) 2004年度のベネズエラの輸出額の上位3位の品目と構成比 1=石油=82.4% 2=金属・同製品=8.2% 3=鉱産品=2.7% 2004年度のベネズエラの輸入額の上位3位の輸入元国・地域と構成比(輸入額の前年比) 1=米国=32.0%(+77.4%) 2=コロンビア=11.1%(+136.4%) 3=ブラジル=8.1%(+120.8%) 2005年度のベネズエラの1月~6月(期間は随時変更)の輸入額の上位3位の輸入元国・地域と構成比 1=米国=31.9% 2=コロンビア=10.8% 3=ブラジル=9.5% 2006年度のベネズエラの1月~6月(期間は随時変更)の輸入額の上位3位の輸入元国・地域と構成比 1=米国=30.6%(+23.9%) 2=コロンビア=9.9%(+18.2%) 2=ブラジル=9.7%(+31.7%) 2004年度のベネズエラの輸入額の上位3位の品目と構成比 1=電気機器=23.6% 2=輸送機器=13.2% 3=化学品=13.0% 2004年度のベネズエラの対内投資受入額の上位3位の投資元国・地域と構成比(投資額の前年比) 1=米国=35.4%(-82.5%) 2=スイス=31.9%(+4563.3%) 3=フランス=10.2%(+213.2%) 2004年度のベネズエラの対内投資受入額の上位3位の業種と構成比 1=製造業=84.5% 2=金融・不動産=11.2% 3=商業=2.9% ブラジル政府統計局 http://www.ibge.gov.br/ JETRO>ブラジル http://www.jetro.go.jp/biz/world/cs_america/br/ 2005年度のブラジルの経済統計 名目GDP=7,959億$ 国民一人あたり名目GDP=4,316$ 実質GDP成長率=+2.3% 輸出=1,183億$ 輸入=735億$ 経常収支=+141億$ 外貨準備=535億$  対内投資受入=150億$ 対外債務=1,158億$ 消費者物価上昇率=+5.6% 失業率=8.3% 2004年度のブラジルの輸出額の上位3位の輸出先国・地域と構成比(輸出額の前年比) 1=米国=20.8%(+20.0%) 2=アルゼンチン=7.6%(+61.7%) 3=オランダ=6.1%(+39.4%) 2004年度のブラジルの輸出額の上位3位の品目と構成比 1=工業製品=54.9% 2=一次産品=29.6% 3=半製品=13.9% 2004年度のブラジルの輸入額の上位3位の輸入元国・地域と構成比(輸入額の前年比) 1=米国=18.1%(+18.5%) 2=アルゼンチン=8.9%(+19.3%) 3=ドイツ=8.1%(+20.6%) 2004年度のブラジルの輸入額の上位3位の品目と構成比 1=原材料および中間財=53.4% 2=資本財=19.3% 3=燃料および潤滑油=16.4% 2004年度のブラジルの対内投資受入額の上位3位の投資元国・地域と構成比(投資額の前年比) 1=オランダ=38.0%(+433.5%) 2=米国=19.8%(+68.6%) 3=ケイマン諸島=7.3%(-22.4%) 2004年度のブラジルの対内投資受入額の上位3位の業種と構成比 1=工業=52.8% 2=サービス業=41.9% 3=農業、畜産、鉱業=5.3%

回答No.9

検証6 民主党政権と共和党政権の対日・対外政策 >日本政府の対米外交姿勢の結果、日本国民が大きく錯覚している事実があります。 >アメリカの政治姿勢を取り上げて「アメリカは‥‥だから」 >と言う表現がよく使われていることからも分かるように、 >アメリカが一貫した対外姿勢を取っているかのように思っていることです。 >しかし現実のアメリカは、民主党・共和党それぞれの政党により、 >外交政策が大きく異なっています。 >アメリカという国の進む方向が、民主党政権と共和党政権では大きく異なるため、 >固定的な対米路線を決めることは、実際の所、不可能なのです。 >外務省は、外交政策として「一貫した対米協調路線」と言っていますが、詭弁でしかありません。 >対米協調路線を取ると言うことは、その時のアメリカ大統領の外交路線に >追随するという意思ではあっても、対外的には「路線が定まらない。」ということであり、 >「このようになる。」と今後の日本の方向を決めることにはならないのです。 >日本は、世界の中で常にバランスを保った臨機応変の立場を取れるよう、 >固定的な対米政策は止める必要があるでしょう。 >同じ定まらない路線であるのなら、臨機応変の方が日本の国益を守りやすいでしょう。 >例えば、地球温暖化対策で国際的な二酸化炭素の排出規制を決めた、 >画期的な京都議定書の場合。クリントン政権と日本・ヨーロッパ諸国の主導で、 >先進国は大幅な二酸化炭素排出規制を約束しました。 >ところが、ブシッシュ政権になった途端、アメリカは、京都議定書をなかったことに、 >議長国日本の面子、丸つぶれ。 >民主党は、アメリカが世界の中の一国であっても良いから、 >各国の自主的な平和への協力を積み上げていくと言う考え方で、核軍縮派です。 >ですから、民主党支持者は日本の核武装を許しません。 >共和党の政策は、今のブッシュ政権のあり方でも解るように、 >アメリカの軍事力が世界を押さえることによる世界平和です。 >民主党はクリントン大統領がイスラエルとPLOを仲介して、 >オスロ合意を成立させるなどパレスチナ紛争の解決に積極的です。 >共和党はブッシュ政権を見てもわかるように、イスラエルの武力行使を正当化し、 >イスラエル偏重で、パレスチナ紛争を解決する考えはありません。 >戦争が続けば軍産複合体の利益に都合がいいと考えているからです。 >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています >軍需産業・国防省・CIA・共和党の軍産複合体が >軍備拡大による利益を追求しているからです。 >クリントン政権は国家予算を黒字化、国債の償還も進んでいたのに、 >ブッシュ政権は毎年50兆円以上の財政赤字を垂れ流している。 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >共和党政権はブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 上記の言説について、民主党と共和党の政策の実績に該当する真実であるか検証します。 (1) 民主党の大統領、民主党が多数派の議会の対日政策に関する実績 1919年 ベルサイユ講和条約で日本が提出した人種差別撤廃条約に反対、条文化を阻止 1940年 日本への石油・鉄鉱石の輸出制限 1941年 日本への石油・鉄鉱石の輸出禁止、日本の在米資産接収 1942年 日系米国民を強制収容所に収監 1945年 ヤルタ会談でソ連に対日参戦を要請し、南サハリン、千島列島のソ連への併合を容認 1945年 ヤルタ会談でリトアニア、ラトビア、エストニア、モルドバのソ連への併合を容認 1945年 東京・大阪・横浜・名古屋・その他の都市への焼夷弾空爆による大量殺戮 1945年 広島・長崎への原爆投下による大量殺戮 1947年 パレスチナ分割の支援 1948年 イスラエル建国の支援 1948年 第一次中東戦争でイスラエルが支配した占領地の黙認 1951年 朝鮮戦争への軍事侵攻 1961年 カストロ政権を転覆させようとしたキューバ侵攻 1961年 キューバとの貿易禁止 1961年 ベトナム戦争への軍事侵攻 1964年 北ベトナムへの宣戦布告 1965年 北ベトナムへの空爆開始 1967年 第三次中東戦争でイスラエルが支配した占領地の黙認 1979年 イランと国交断絶 1988年 対米貿易黒字国に対する経済制裁・保護貿易法案の発議・可決 1994年 ボスニア・ヘルツェゴビナ空爆 1995年 イランに対する貿易・投資を禁止 1998年 スーダン、アフガニスタン、イラク空爆 1999年 コソボ空爆 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 上記に引用した発言は、民主党の大統領や、民主党が多数派の議会が行った、 上記の政策に対して、日本と世界の利益と評価し、 共感と賛同を表明し、支持・連携・協力を主張している。 (1) 共和党の大統領、共和党が多数派の議会の対日政策に関する実績 1953年 朝鮮戦争の和平停戦協定締結 1956年 第二次中東戦争でイスラエルが支配した占領地の返還の働きかけ 1972年 ニクソン大統領の中国訪問で米国政府は中国政府を承認、米中交流復活 1972年 第一次米ソ戦略兵器制限条約を締結しミサイル数の上限を規定 1972年 沖縄の占領統治から日本への返還 1973年 ベトナム戦争の和平協定とベトナムからの撤退 1987年 米ソ中距離核ミサイル全廃条約の締結 1988年 対米貿易黒字国に対する経済制裁法案に対する拒否権行使と貿易・投資の自由の保護 1991年 米ソ中距離核ミサイル全廃条約に基づく廃棄の履行の米ロ相互査察による確認 1991年 第一次米ロ戦略核ミサイル削減条約の締結 2001年 第一次米ロ戦略核ミサイル削減条約に基づく廃棄の履行の米ロ相互査察による確認 2006年 20年後の電力供給の50%を原子力に転換するため原発建設と使用済核燃料の再処理再開に転換 2006年 石油依存社会からの脱却のためバイオ燃料の開発普及政策を採用しCO2排出削減政策へ転換 2006年 在日米軍再編計画に伴う基地の一部返還・在日米軍兵士数の削減計画 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >ブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 上記に引用した発言は、共和党の大統領や、共和党が多数派の議会が行った、 上記の政策に対して、日本と世界の不利益と評価し、 反感と反対を表明し、不支持・離間・非協力を主張している。 (3) 米国政府・議会の対日・対外政策に関する標準的な認識・評価 上記に指摘した民主党の大統領や、民主党が多数派の議会が行った政策のうち、 1931~1945年の戦争に関しては、日本政府の見解としても国民大衆の見解としても、 *中国やアジア諸地域への戦争は日本による侵略戦争 *米英との戦争は帝国主義国家間の利権争奪戦争 *ソ連の対日参戦はソ連による侵略戦争 *日本は中国やアジア諸地域の民衆を大量殺傷しインフラを破壊した *日本は中国やアジア諸地域の非戦闘員である民間人に殺傷その他の人道犯罪をした *日本は連合国の捕虜の一部を処刑し拷問した *米国は東京・大阪・横浜・名古屋・他都市への焼夷弾空爆で非戦闘員である民間人を大量殺傷した *米国は広島・長崎への原爆投下で非戦闘員である民間人を大量殺傷した *ソ連は満州・南サハリン・千島列島で日本の民間人に殺傷その他の人道犯罪をした *ソ連は連合国に投降し武装解除された元日本兵をシベリア抑留で人道犯罪をして大量殺傷した という認識・評価である。 民主党の大統領や、民主党が多数派の議会が行った政策のうち、 下記の政策に関しては、国際社会の多数派の見解として、 *ヤルタ会談はルーズベルトのソ連への過剰な譲歩 *パレスチナ分割、イスラエル建国はパレスチナ紛争の根本的原因 *イスラエルに偏重した姿勢はパレスチナ紛争解決の阻害要因 *ベトナムへの軍事侵攻は米国の侵略戦争 *対米貿易黒字国に対する経済制裁・保護貿易法案は米国の一方的な自国産業保護 *キューバ、イランに対する敵視、国交と貿易の断絶政策の廃止・転換を勧告する という認識・評価である。 共和党の大統領や、共和党が多数派の議会が行った政策のうち、 下記の政策に関しては日本政府の見解としても国民大衆の見解としても、 *沖縄返還は、米軍基地問題はあるが、沖縄と日本の利益 *対米貿易黒字国に対する経済制裁法案に対する拒否権行使と貿易・投資の自由の保護は日本の利益 *在日米軍再編計画に伴う基地の一部返還・在日米軍兵士数の削減計画は基地問題解決に一歩前進 という認識・評価である。 共和党の大統領や、共和党が多数派の議会が行った政策のうち、 下記の政策に関しては日本政府の見解としても国民大衆の見解としても *朝鮮戦争の停戦は平和の実現に一歩前進 *ベトナム戦争からの撤退平和の実現に一歩前進 *ニクソン大統領の中国訪問と米中交流復活は国際協調の実現に一歩前進 *第一次米ソ戦略兵器制限条約を締結は軍備拡大抑止に一歩前進 *米ソ中距離核ミサイル全廃条約の締結と廃棄の履行は軍備削減に一歩前進 *第一次米ロ戦略核ミサイル削減条約の締結と廃棄の履行は軍備削減に一歩前進 *原発建設と使用済核燃料の再処理再開政策へ転換は環境保護に一歩前進 *バイオ燃料の開発普及政策を採用しCO2排出削減政策へ転換は環境保護に一歩前進 という認識・評価である。 上記のような事実から、上記の発言が主張する、 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 という主張は日本の国民大衆からも、世界の諸国民大衆からも支持されない。 (4) 在日米軍再編計画に伴う米軍基地の一部返還・在日米軍兵士数の削減計画 米軍の世界的再編に伴う沖縄および全国の米軍基地の一部返還・在日米軍兵士数の削減計画 の具体的事項とは、 沖縄の場合 *第三海兵隊のグアムへの移転 *普天間基地はキャンプ・シュワブの代替基地建設、部隊の移転後に全面返還 *キャンプ桑江は全面返還 *キャンプ瑞慶覧は一部返還 *牧港補給地区は全面返還 *那覇港湾施設は浦添埠頭地区に新施設を建設、部隊の移転後に全面返還 *陸軍の第一桑江タンク・ファームは全面返還 *普天間飛行場代替施設の桟橋に貯油施設を建設 神奈川県の場合 *米陸軍第1軍団が2008年度までに米ワシントン州からキャンプ座間へ移転 *キャンプ座間の住宅地区1.1ヘクタールを住宅移設後に返還 *相模総合補給廠の2ヘクタールを小田急電鉄多摩線延伸と鉄道と平行する道路建設のため返還 *相模総合補給廠の西側の野積場52ヘクタールのうち15ヘクタールを返還 *相模総合補給廠の35ヘクタールを訓練・緊急時を除いて地元との共同使用とする *相模総合補給廠に戦闘指揮訓練センターを新たに建設 *横須賀港を母港とする通常動力型空母キティホークの退役後に原子力駆動の空母を配備 東京都の場合 *航空自衛隊航空総隊司令部が米軍横田基地に移転、米第5空軍司令部と日米統合運用調整所を設置 *横田空域の管制権返還、飛行場の軍民共同使用について検討 山口県の場合 *横須賀を母港とする第5空母航空団が厚木基地から岩国基地に移転 *普天間基地の空中給油機、飛行隊司令部、整備施設等が岩国基地に移転 などである。 米軍の世界的再編に伴う在日米軍再編計画の具体的事項に関して、 日本政府は全面的に受け入れ、反対する自治体や住民への説得を行い、 都道府県知事・市長は個々の事項により賛否は異なり、 国民大衆の標準的な意見・評価としては、 *沖縄の海兵隊のグアムへの移転は賛成 *基地の返還は代替基地の建設を例外として原則として賛成、もっと多くの基地返還を求める *米陸軍第1軍団の米ワシントン州からキャンプ座間への移転に対しては  地元の自治体および日米軍事関係の緊密化に反対する勢力は反対 *横須賀への原子力空母の配備に関しては原子炉の事故を懸念 *国内の米軍基地間の部隊移転は移転受け入れ側の自治体は反対 であり、米軍基地が全廃されるのではないが、一部でも廃止・返還、兵員削減になるので、 米軍基地の存在による生活の不便、米軍機の事故、米兵の犯罪などの減少に一歩前進であり、 在日米軍再編計画に全面的反対・拒絶、絶対的非協力を主張する人は極めて少数である。 上記の発言は、共和党政権が行おうとしている米軍再編に伴う在日米軍再編計画に関して、 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >ブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 と全面的拒絶・絶対的非協力にすべきと主張しているが、 上記の発言の共和党敵視・悪魔化、共和党には絶対非協力のプロパガンダは、 柔軟性0%、硬直性100%の極論なので、国民大衆には受け入れられない。 アル・カーイダの対米攻撃も、米国に対する非対称の武力行使も、 米国を標的にしたものなので、米国の政権が民主党でも共和党でも攻撃は継続される。 米軍の世界的再編は軍事技術の変革、脅威の主体が国家間戦争から、 民間武装勢力による攻撃である非対称の武力行使に変化したことへの対応として、 重厚長大硬直型の軍事組織から機動性・柔軟性の高い軍事組織への変換するためであり、 共和党独自の政策ではないので、次の大統領選挙で民主党政権になっても、 米軍の世界的再編計画も在日米軍再編計画も継続する。 2008年の米国の大統領選挙で誰が当選するかは現時点では不明だが、 上記に引用した発言は、 >民主党政権は、国際協調路線ですから、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 と断言して、民主党政権の政策に対する支持・連携・協力を主張するならば、 仮にブッシュ政権の次の政権が民主党政権、 例えば、ヒラリー・クリントン上院議員が大統領になった場合、 クリントン上院議員はアフガニスタン、イラクへの宣戦布告の票決で賛成投票している、 クリントン上院議員が大統領になっても米軍の世界的再編に伴う在日米軍再編も、 2007~2014年までの在日米軍基地再編計画に関する日本側の費用負担も継続する、 という現実に対して、 上記の発言者様もアフガニスタン侵攻に賛成、イラク侵攻に賛成、在日米軍再編にも賛成と、 上記の発言者様の過去の発言と自己矛盾する、180度全面転換した主張をすることになる。 (5) 在日米軍再編計画の日本の費用負担 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >共和党政権はブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 在日米軍再編に関する日本の費用負担額の防衛庁の試算額は、 再編計画開始の2007年から完了予定の2014年までの8年間の累計で、 2006年3月時点の試算では1兆5500億円、2006年9月時点の試算では1兆8627億円であり、 2006年9月時点の試算額を8年間で割ると1年あたり2328億3750万円である。 1兆8627億円の内訳は、 キャンプ・シュワブの飛行場建設、普天間基地からの移転 4015億円 普天間以外の沖縄県の基地統廃合 4714億円 岩国基地の施設拡張・整備 1577億億円 キャンプ座間・相模原補給廠関連 298億円 厚木基地から岩国基地への移転 322億円 基地周辺自治体への基地対策費 941億円 沖縄の第三海兵隊のグアムへの移転 6760億円 である。 衆議院 平成十八年五月二日提出 質問第二四八号 在沖縄海兵隊司令部のグアム「移転」及び「米軍再編」に伴う財政負担に関する質問主意書 http://www.jda.go.jp/j/sankou/touben/164kai/syu/situ248.html >「米軍再編」に伴う日本側の負担が二六〇億ドルに上るという >ローレス米国防副次官の見通しについて、政府はどう認識しているのか。 衆議院 平成十八年五月十六日受領 答弁第二四八号 在沖縄海兵隊司令部のグアム「移転」及び「米軍再編」に伴う財政負担に関する質問に対する答弁書 http://www.jda.go.jp/j/sankou/touben/164kai/syu/tou248.html >現時点では、沖縄からグアムに移転する第三海兵機動展開部隊の部隊ごとの規模等が決まっておらず、 >お尋ねの内訳及び積算根拠の詳細については引き続き米国と協議することになるため、 >お答えすることは差し控えたい。 >読売新聞2006年10月1日 >在日米軍再編の費用負担に関する防衛庁の試算が30日、明らかになった。 >国内分の負担総額は1兆1867億円で、在沖縄海兵隊のグアム移転の日本側負担分 >60億9000万ドル(2006年度予算の換算レートで6760億円)を加えると、 >1兆8627億円となる。 >再編の最終報告がまとまった今春、米国内では総額3兆円の費用が必要との見方もあった。 >しかし、基地周辺自治体への新たな振興策や自衛隊が関係する費用を精査した結果、 >当初の見方を1兆円以上下回る見通しとなった。 >防衛庁は今年3月、国内分を1兆5500億円と見積もっていたが、 >最終報告が5月初めにまとまる前の概算だったこともあり、公表しなかった。 >新たな試算は、2007年度から再編が終了する予定の14年度までの8年間の費用について、 >施設建設費や跡地整備費、振興策を積み上げて7月に算出した。 >それによると、国内分の施設建設費は約9000億円に上る見通しだ。 >沖縄県の米海兵隊普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への >移設関連費用に4015億円を見込んでいる。このうち工事費は約3400億円で、 >そのほかは跡地整備費などに充てる。 >沖縄県中南部の基地整理・統合は4714億円で、このうち那覇軍港(那覇市)の >浦添市への移設費用に約2200億円を見積もっている。 >国内分のうち、7割以上が沖縄関連の基地再編案への支出だ。 >国内分総額が大幅に圧縮できた理由としては、 >〈1〉3月時点で1842億円を見積もっていた新たな振興策を941億円まで減額した >〈2〉横田基地(東京都福生市など)への空自航空総隊司令部移設など自衛隊関連の >   再編経費計約750億円を切り離した >〈3〉自衛隊関連装備費1056億円を除外した――などが挙げられる。 >在日米軍再編経費をめぐっては、ローレス米国防副次官が今年4月、 >日本側の国内分負担が総額200億ドル(2兆2200億円)に上るとの見通しを明らかにした。 >グアム移転費用を加えると3兆円近い巨額の負担となるとして、日本国内で批判が噴出した。 (6) 米国の対日・対外政策の検証結果。 上記に引用した言説は、上記の(1)(2)(3)に例示した米国の対日・対外政策を参照すれば真実ではない。 上記に引用した言説は、民主党賞賛、共和党敵視のために、 民主党は国際協調と共存共栄を追求し、外交相手国の立場・利益を尊重する政策、 共和党は国際協調と共存共栄を無視し、外交相手国の立場・利益を無視する一国主義政策、 であるかのように、単純二元論を振りかざして印象操作する虚偽の宣伝である。 上記に引用した言説は、民主党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張している。 上記に引用した言説は、共和党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張している。 米国は民主党政権も共和党政権も、民主党が多数派の議会も共和党が多数派の議会も、 民主党の政策が日本の国益に有益になった事例、国際協調を推進した事例も、 民主党の政策が日本の国益に有害になった事例、国際協調を侵害した事例も、 共和党の政策が日本の国益に有益になった事例、国際協調を推進した事例も、 共和党の政策が日本の国益に有害になった事例、国際協調を侵害した事例も、 いずれも、実績としてあります。 上記に引用した言説は、 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 との「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」のために、 民主党に対する共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張、 共和党に対する反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張、 するための、虚偽のプロパガンダである。

回答No.8

検証5 民主党政権と共和党政権の産業・経済・軍事政策 >日本政府の対米外交姿勢の結果、日本国民が大きく錯覚している事実があります。 >アメリカの政治姿勢を取り上げて「アメリカは‥‥だから」 >と言う表現がよく使われていることからも分かるように、 >アメリカが一貫した対外姿勢を取っているかのように思っていることです。 >しかし現実のアメリカは、民主党・共和党それぞれの政党により、 >外交政策が大きく異なっています。 >アメリカという国の進む方向が、民主党政権と共和党政権では大きく異なるため、 >固定的な対米路線を決めることは、実際の所、不可能なのです。 >外務省は、外交政策として「一貫した対米協調路線」と言っていますが、詭弁でしかありません。 >対米協調路線を取ると言うことは、その時のアメリカ大統領の外交路線に >追随するという意思ではあっても、対外的には「路線が定まらない。」ということであり、 >「このようになる。」と今後の日本の方向を決めることにはならないのです。 >日本は、世界の中で常にバランスを保った臨機応変の立場を取れるよう、 >固定的な対米政策は止める必要があるでしょう。 >同じ定まらない路線であるのなら、臨機応変の方が日本の国益を守りやすいでしょう。 >例えば、地球温暖化対策で国際的な二酸化炭素の排出規制を決めた、 >画期的な京都議定書の場合。クリントン政権と日本・ヨーロッパ諸国の主導で、 >先進国は大幅な二酸化炭素排出規制を約束しました。 >ところが、ブシッシュ政権になった途端、アメリカは、京都議定書をなかったことに、 >議長国日本の面子、丸つぶれ。 >民主党は、アメリカが世界の中の一国であっても良いから、 >各国の自主的な平和への協力を積み上げていくと言う考え方で、核軍縮派です。 >ですから、民主党支持者は日本の核武装を許しません。 >共和党の政策は、今のブッシュ政権のあり方でも解るように、 >アメリカの軍事力が世界を押さえることによる世界平和です。 >民主党はクリントン大統領がイスラエルとPLOを仲介して、 >オスロ合意を成立させるなどパレスチナ紛争の解決に積極的です。 >共和党はブッシュ政権を見てもわかるように、イスラエルの武力行使を正当化し、 >イスラエル偏重で、パレスチナ紛争を解決する考えはありません。 >戦争が続けば軍産複合体の利益に都合がいいと考えているからです。 >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています >軍需産業・国防省・CIA・共和党の軍産複合体が >軍備拡大による利益を追求しているからです。 >クリントン政権は国家予算を黒字化、国債の償還も進んでいたのに、 >ブッシュ政権は毎年50兆円以上の財政赤字を垂れ流している。 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >共和党政権はブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 上記の言説について、民主党と共和党の政策の実績に該当する真実であるか検証します。 (1) 米国の1940年代以後の各年代の国防支出の政府支出比・GDP比の推移 米国の国防支出の政府支出比・GDP比 出典は政府予算統計、年度は会計年度(前年10月~当年9月)です。 US Federal Government の Office of Management and Budget の Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Historical Tables Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 上記の予算資料における政府支出と分類別の内訳 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の In Millions Dallers 上記の予算資料における政府支出の分類別の内訳の政府支出に対する比率 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の As Percentages of Outlays 上記の予算資料における政府支出と分類別の内訳のGDPに対する比率 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf の Table 3.1 Outlays by SuperFunction and Function 1940 - 2011 の As Percentages of GDP 第二次世界大戦中 大統領は民主党、議会は上院も下院も民主党が多数派 年度 政府支出比 GDP比 1943  84.9%   37.0% 1944  86.7%   37.8% 1945  89.5%   37.5% 朝鮮戦争中 大統領は1953年1月まで民主党、1953年1月から共和党 議会は1953年1月まで上院も下院も民主党が多数派、 1953年1月から上院も下院も共和党が多数派、 1953会計年度の予算は上院も下院も民主党が多数派だった1952年中に編成 年度 政府支出比 GDP比 1952  68.1%   19.4% 1953  69.4%   20.4% 大規模な武力行使が無かった時 大統領は共和党、議会は上院も下院も民主党が多数派 年度 政府支出比 GDP比 1956  60.2%   16.5% 1957  59.3%   17.0% 1958  56.8%   17.9% 1959  53.2%   17.8% ベトナム戦争中 大統領は民主党、議会は上院も下院も民主党が多数派 年度 政府支出比 GDP比 1965  42.8%   17.2% 1966  43.2%   17.9% 1967  45.4%   19.4% 1968  46.0%   20.4% 大規模な武力行使が無かった時 大統領は民主党、議会は上院も下院も民主党が多数派 年度 政府支出比 GDP比 1879  23.1%   4.7% 1980  22.7%   4.9% 大規模な武力行使が無かった時 大統領は共和党、議会は上院は共和党、下院は民主党が多数派 年度 政府支出比 GDP比 1985  26.7%   6.1% 1986  27.6%   6.2% 大規模な武力行使が無かった時 大統領は民主党、議会は上院も下院も共和党が多数派 年度 政府支出比 GDP比 1998  16.2%   3.1% 1999  16.1%   3.0% 2000  16.5%   3.0% 2001  16.4%   3.0% アフガニスタン戦争、イラク戦争中 大統領は共和党、議会は上院も下院も共和党が多数派 年度 政府支出比 GDP比 2003  18.7%   3.7% 2004  19.9%   3.9% 2005  20.0%   4.0% 国防支出の分野別大分類は下記のとおりです。出典は政府予算統計と国防省の予算資料です。 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf http://www.defenselink.mil/comptroller/defbudget/fy2006 MPD=人件費の国防支出に対する比率 OMD=組織運営・管理費の国防支出に対する比率 PCD=武器と物品の購入費の国防支出に対する比率 RDD=武器と軍事システムの研究開発費の国防支出に対する比率 PRD=武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費の国防支出に対する比率 MPP=人件費のGDPに対する比率 OMP=組織運営・管理費のGDPに対する比率 PCP=武器と物品の購入費のGDPに対する比率 RDP=武器と軍事システムの研究開発費のGDPに対する比率 PRP=武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費のGDPに対する支比率 年度   MPD  OMD  PCD  RDD  PRD MPP OMP PCP RDP PRP 1997  25.8  34.2  17.6  13.7  31.3  0.8  1.1  0.6  0.5  1.0 1998  27.7  35.0  18.0  13.9  31.9  0.8  1.1  0.6  0.4  1.0 1999  25.3  35.0  17.8  13.6  31.3  0.8  1.0  0.5  0.4  0.9 2000  27.8  36.0  17.5  12.8  30.3  0.8  1.1  0.5  0.4  0.9 2001  24.2  36.7  18.0  13.3  31.3  0.7  1.1  0.5  0.4  0.9 2002  25.0  37.3  17.9  12.7  30.7  0.8  1.2  0.6  0.4  1.0 2003  26.3  37.4  16.8  13.1  29.9  1.0  1.4  0.6  0.5  1.1 2004  25.0  38.2  16.7  13.3  30.0  1.0  1.5  0.7  0.5  1.2 2005  25.7  38.0  16.6  13.2  29.8  1.0  1.5  0.7  0.5  1.2 2006  21.7  35.9  16.6  13.2  29.7  -.-  -.-  -.-  -.-  -.- 武器と物品の購入費の国防支出に対する比率は15~20%、 武器と軍事システムの研究開発費の国防支出に対する比率は10~15%、 武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費の国防支出に対する比率は30%前後、 武器と物品の購入費のGDPに対する比率は0.6~0.7%、 武器と軍事システムの研究開発費のGDPに対する比率は0.4~0.5%、 武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費のGDPに対する比率は1%前後、 であり、上記の武器と物品の購入費の中には、軍以外の国家機関や民間企業も購入する 武器以外の装備品も含んでの数値であり、 人件費と組織の運営費・管理費は軍に固有の需要に基づく産業ではないので、 本質的な意味での軍需産業=軍に固有の需要に基づく産業に関する経費は 武器と物品の購入費+武器と軍事システムの研究開発費であり、 米国の軍需産業市場規模は最大限に見積もっても国防支出の30%前後、GDPの1%前後、 第二次産業のGDPの19分の1であり、軍需産業と軍産複合体が米国の経済と政治を支配し、 米国経済は軍需産業に依存して成り立っているとの主張は全くの虚偽であり、 米国政府や議会が軍需産業の利益を最優先して他の産業を無視・軽視したら、 産業・経済も国民の生活も成り立たないので、米国の国益上不可能でありえない選択です。 (2) 米国の1940年代以後の各年代の国防支出の政府支出比・GDP比の推移の検証結果。 上記に引用した言説は、上記の(1)に例示した米国の1940年代以後の各年代の、 国防支出の政府支出比・GDP比の推移を参照すれば真実ではない。 上記に引用した言説は、民主党賞賛、共和党敵視のために、 民主党は軍備削減と軍事支出削減を積極的に追求、 共和党は軍備増強と軍事支出増加を積極的に追求、軍需産業の利益だけを追求、 であるかのように、単純二元論を振りかざして印象操作する虚偽の宣伝である。 上記に引用した言説は、民主党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張している。 上記に引用した言説は、共和党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張している。 米国は民主党政権も共和党政権も、民主党が多数派の議会も共和党が多数派の議会も、 軍備の削減、軍事支出(比率)の削減を追求したことも、 軍備の増強、軍事支出(比率)の増加を追求したことも、 いずれも、実績としてあります。 上記に引用した言説は、 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 との「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」のために、 民主党に対する共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張、 共和党に対する反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張、 するための、虚偽のプロパガンダである。 参考資料 (1) 当該年度の通貨額ベースに限定した表現は経済や財政を正確に表現しない。 米国の経済・産業、政府の行政の予算・歳入・支出のに関する統計について、 特定の項目だけを意図的に取り上げ、それ以外の項目を意図的に捨象し、 米国の経済・産業、米国政府の行政の予算・歳入・支出を構成する諸要素の中で、 個々の要素がどの程度の比重を占めているかではなく、 特定の項目だけを意図的に、当該年度の通貨額ベースだけで表現する行為と、 例えば、米国の軍事予算や財政赤字が今年もまた史上最大額になりました、 という報道は、NHKや朝日新聞などの米国を敵視するメディアが、 常習的に行っている印象操作である。 米国も日本も中国も、長期的に経済・産業の規模が拡大傾向であり、 通貨の供給量が拡大傾向であるので、当該年度の通貨額ベースで表現すれば、 国家の経済・産業、政府の行政の予算・歳入・支出の全体においても、諸構成要素においても、 大部分の場合は史上最高額になるはずであり、米国を日本や中国に置き換えても、 軍事予算や財政収支を、福祉予算、教育予算、環境保護予算、輸入額、輸出額、貿易収支、 資本投資額、資本収支などに置き換えても、大部分の場合に当てはまることであり、 普遍的な事例を、あたかも特殊な事例であるように表現する印象操作である。 米国でも日本でも中国でも他の諸国でも、 国家の産業・経済の統計、政府の予算・歳入・支出の中で、 諸構成要素がどの程度の比重を占めているか、長期・中期・短期の時系列で見て、 どのような変化の傾向であるのかを認識することが、 国家の経済・産業、政府の行政の予算・歳入・支出について、 客観的で具体的で実証的な事実を認識することが必要です。 (2) 1971年の金と$の兌換停止、変動相場制への移行の原因 第二次世界大戦後は欧州諸国や日本は戦争で大きな打撃を受けていたので、 経済力が米国に偏重した、特殊な時代背景があった。 米国はソ連との冷戦を戦うために、西欧諸国や日本の経済の復興を求め、 マーシャルプランで復興資金を投入した。 日本や西欧諸国の経済が復興せず、自由世界の経済を米国が一国で担うより、 西欧諸国や日本と協力したほうが、自由世界の経済力はより大きくなり、 冷戦を戦うために有利になるので、米国は日本と西欧諸国の復興政策を遂行した。 第二次世界大戦前から経済先進国だった西欧諸国や日本が、 経済復興するにともなって、世界の経済に占める米国の比率が低下するのは必然であり、 第二次世界大戦直後の$と、¥、ポンド、フラン、マルクなどの為替レートが 変動することは必然であり、戦争が根本的な原因ではない。 米国がベトナムに侵攻していた1961~1973年の13年間、 米国の名目&実質GDP、名目&実質一人あたりGDPは、全ての年度で+成長し、 名目&実質GDP、名目&実質一人あたりGDPは13年間に2倍以上に増大し、 累積財政赤字のGDPに対する比率は1961年の55.1%→1973の35.7%に減少した。 米国がベトナム戦争で経済的に疲弊し衰退したという認識は事実に反する。 ゆえに、1971年の金と$の兌換停止、変動相場制への移行は、 上記のように、日本と西欧諸国の経済的復興による 世界のGDPに占める米国のシェアの低下、および、 日本や西欧諸国の$保有量の増大に対する金の絶対量の不足に起因するものであり、 米国の経済がベトナム戦争により疲弊し衰退したからではない。 (3) 米国経済の破綻と米国の崩壊は必定とみなす予測について 米国商務省、財務省の経済・財政統計から下記の長期的傾向が導かれる。 (1) 米国の累積財政収支は1940~2005年度の66年間の全ての年度で赤字である。 (2) 米国の当該年度財政収支は1940~2005年度の66年間中、54年間は赤字である。 (3) 米国の貿易収支は1940~2005年度の66年間中、38年間は赤字であり、 1974年度以後は32年間連続赤字である。 (4) 米国の輸出は1940~2005年度の66年間中、53年間は+成長であり、 1974年度以後の32年間中、27年間は+成長であり、 1996~2005年度の10年間中、8年間は+成長であり、 2002年以後は4年連続で+成長である。 (5) 米国の実質GDP成長率は1940~2005年度の66年間中、55年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、27年間は+成長であり、 1996~2005年度の10年間中、10年間は+成長であり、 2003年以後は3年連続で+成長である。 (6) 米国の実質の国民一人あたりGDP成長率は1940~2005年度の66年間中、55年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、26年間はプラス成長であり、 1996~2005年度の10年間中、9年間は+成長であり、 1992年以後は14年連続で+成長である。 (7) 米国の民間投資は1940~2005年度の66年間中、53年間は+成長であり、 1974年以後の32年間中、25年間はプラス成長であり、 1996~2005年度の10年間中、8年間は+成長であり、 2003年以後は3年連続で+成長である。 上記の長期的傾向から下記の長期的な経済状況と法則が導かれる。 (1) 米国経済は国家全体としても国民一人あたりとしても成長している。 (2) 財政赤字は米国の経済力、国際的競争力の衰退を意味せず、 財政赤字は米国の経済力、国際的競争力を衰退させる要因ではない。 (3) 貿易赤字は米国の経済力、国際的競争力の衰退を意味せず、 貿易赤字は米国の経済力、国際的競争力を衰退させる要因ではない。 (4) 米国が膨大な金額の貿易赤字を長期間続けることができる原因は、 基軸通貨国だからであり、それ以外の原因ではない。 (5) 仮に、議会が貿易赤字を強制的に消滅させるために、 輸出額と輸入額の差を一定の範囲内で均衡させる法律を制定し、 米国の貿易が国家の管理下で人為的に統制された場合、 石油、一部のレアメタル、工作機械、軍需兵器のに使用される素材や部品、 などの、米国の国益上の必要不可欠な資源、工業用の素材・部品・機械以外は、 貿易収支均衡のために輸入が減少するか、輸入されなくなる。 (6) 米国が国家の管理下で貿易収支を人為的に統制した場合、貿易収支は均衡するが、 米国の貿易収支の均衡は、米国に対して貿易黒字を計上している国の 貿易黒字の消失も意味し、GDPにおける対米貿易依存度が高い国ほど、 米国の貿易収支均衡政策により、GDPの成長を阻害する影響を受ける。 (7) 国家の経済の発展に必要な要因は多種多様であるが、 国家の経済の発展に最も重大な影響を与え、最も重要な変革をもたらす要因は、 技術革新・経営革新による新規の技術・商品・需要・顧客・市場・雇用・産業の創出であり、 それを可能にする諸要因(初等・中等・高等教育の普及、科学技術の振興、 重要産業・基幹産業の育成政策、公平な競争条件の整備、適切な金融政策、etc) であり、財政赤字が巨額だから経済の破綻、国家の崩壊は必定とする認識は、 経済を単純化・二元化したプロパガンダにはなっても、 現実の世界の経済の歴史的・社会的な事実の積み重ねの証明にはならない。 注:米国が20世紀以後に大規模で長期間の戦争に参加した事例と期間は、 1941~1945年の第二次世界大戦、1950~1953年の朝鮮戦争、 1961~1973年のベトナム戦争、2001~2006年現在のアフガニスタン戦争、 2003~2006年現在のイラク戦争である。

回答No.7

検証4 1994会計年度以後の米国の財政収支の推移 >日本政府の対米外交姿勢の結果、日本国民が大きく錯覚している事実があります。 >アメリカの政治姿勢を取り上げて「アメリカは‥‥だから」 >と言う表現がよく使われていることからも分かるように、 >アメリカが一貫した対外姿勢を取っているかのように思っていることです。 >しかし現実のアメリカは、民主党・共和党それぞれの政党により、 >外交政策が大きく異なっています。 >アメリカという国の進む方向が、民主党政権と共和党政権では大きく異なるため、 >固定的な対米路線を決めることは、実際の所、不可能なのです。 >外務省は、外交政策として「一貫した対米協調路線」と言っていますが、詭弁でしかありません。 >対米協調路線を取ると言うことは、その時のアメリカ大統領の外交路線に >追随するという意思ではあっても、対外的には「路線が定まらない。」ということであり、 >「このようになる。」と今後の日本の方向を決めることにはならないのです。 >日本は、世界の中で常にバランスを保った臨機応変の立場を取れるよう、 >固定的な対米政策は止める必要があるでしょう。 >同じ定まらない路線であるのなら、臨機応変の方が日本の国益を守りやすいでしょう。 >例えば、地球温暖化対策で国際的な二酸化炭素の排出規制を決めた、 >画期的な京都議定書の場合。クリントン政権と日本・ヨーロッパ諸国の主導で、 >先進国は大幅な二酸化炭素排出規制を約束しました。 >ところが、ブシッシュ政権になった途端、アメリカは、京都議定書をなかったことに、 >議長国日本の面子、丸つぶれ。 >民主党は、アメリカが世界の中の一国であっても良いから、 >各国の自主的な平和への協力を積み上げていくと言う考え方で、核軍縮派です。 >ですから、民主党支持者は日本の核武装を許しません。 >共和党の政策は、今のブッシュ政権のあり方でも解るように、 >アメリカの軍事力が世界を押さえることによる世界平和です。 >民主党はクリントン大統領がイスラエルとPLOを仲介して、 >オスロ合意を成立させるなどパレスチナ紛争の解決に積極的です。 >共和党はブッシュ政権を見てもわかるように、イスラエルの武力行使を正当化し、 >イスラエル偏重で、パレスチナ紛争を解決する考えはありません。 >戦争が続けば軍産複合体の利益に都合がいいと考えているからです。 >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています >軍需産業・国防省・CIA・共和党の軍産複合体が >軍備拡大による利益を追求しているからです。 >クリントン政権は国家予算を黒字化、国債の償還も進んでいたのに、 >ブッシュ政権は毎年50兆円以上の財政赤字を垂れ流している。 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >共和党政権はブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 上記の言説について、民主党と共和党の政策の実績に該当する真実であるか検証します。 (1) クリントン大統領在任中とブッシュ大統領在任中の財政状況。 1992年以後の上院・下院議員選挙の獲得議席数、大統領選挙の選挙人獲得数 1992 上院 民主57 > 43共和  下院 民主258 > 176共和  大統領 民主クリントン370 1994 上院 民主48 < 52共和  下院 民主204 < 230共和 1996 上院 民主45 < 55共和  下院 民主206 < 228共和  大統領 民主クリントン379 1998 上院 民主45 < 55共和  下院 民主211 < 223共和 2000 上院 民主50 = 50共和  下院 民主212 < 221共和  大統領 共和ブッシュ271 2002 上院 民主48 < 51共和  下院 民主204 < 229共和 2004 上院 民主44 < 55共和  下院 民主202 < 232共和  大統領 共和ブッシュ286 2006  民主??-??共和  民主???-???共和 2008  民主??-??共和  民主???-???共和  民主???-???共和 注: *上院議員の任期は6年で2年毎に三分の一づつ改選 *下院議員の任期は2年で2年毎に全員改選 *上院議員、下院議員、大統領の選挙時期は選挙年の11月 *上院議員、下院議員、大統領の就任期間は選挙の翌年の1月~各職の任期期間 *上記のリストは民主党または共和党以外の政党の獲得議席数は省略している 財政状況の出典は米国政府の予算統計、年度は会計年度(前年10月~当年9月)である。 http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf 上記資料の出典:USA Federal Government Office og Management and Budget http://www.whitehouse.gov/omb/budget/fy2007/pdf/hist.pdf Historical Tables Budget of the United States Government Fiscal Year 2007 単年度の財政収支額とGDP比の引用元は上記資料の Table1.3 Summary of Receipts , and Surpluses or Deficits in Current Dollars , Constant(FY2000) Dollars ,and as percentge of GDP 1940-2011 の、 in Current Dollars の列の Surpluses or Deficits 、 as percent of GDP の列の Surpluses or Deficits である。 累積財政収支額とGDP比の引用元は上記資料の Table1.7 Federal Debt at The End of Year 1940-2011 の in Million Dollars の列の Gross Federal Debt 、 as percent of GDP の列の Gross Federal Debt である。 クリントン大統領の在職中の財政収支とGDP比 Year 年度収支とGDP比     累積収支とGDP比 1994 -2,031億$ -2.9%   -46,433億$ -66.7% 1995 -1,639億$ -2.2%   -49,205億$ -67.2% 1996 -1,074億$ -1.4%   -51,814億$ -67.3% 1997 - 218億$ -0.3%   -53,692億$ -65.6% 1998 + 692億$ +0.8%   -54,781億$ -63.5% 1999 +1,256億$ +1.4%   -56,055億$ -61.4% 2000 +2,362億$ +2.4%   -56,287億$ -58.0% 2001 +1,282億$ +1.3%   -57,698億$ -57.4% ブッシュ大統領の在職中の財政収支とGDP比 Year 年度収支とGDP比     累積収支とGDP比 2002 -1,577億$ -1.5%   -61,984億$ -59.7% 2003 -3,775億$ -3.5%   -67,600億$ -62.4% 2004 -4,121億$ -3.6%   -73,546億$ -63.7% 2005 -3,183億$ -2.6%   -79,053億$ -64.3% *クリントン大統領の在任期間中に編成された1994~1997会計年度の4年間は、  単年度で財政赤字であるが、クリントン大統領の業績ではなく、  1994~1995会計年度の2年間は上院も下院も民主党が多数派の議会の業績、  1996~1997会計年度の2年間は上院も下院も共和党が多数派の議会の業績である。 *クリントン大統領の在任期間中に編成された1998~2001会計年度の4年間は、  単年度で財政黒字であるが、クリントン大統領の業績ではなく、  上院も下院も共和党が多数派の議会の業績である。 *ブッシュ大統領の在任期間中に編成された2002~2007会計年度の6年間は、  単年度で財政赤字であるが、ブッシュ大統領の業績ではなく、  上院も下院も共和党が多数派の議会の業績である。 *上記に引用した言説が主張している、  ブッシュ大統領就任以後、米国政府の財政が毎年50兆円以上の財政赤字  という言説は事実ではない。  2006年9月時点の為替レート1$=116¥前後で計算しても、  ブッシュ大統領就任以後の毎年の為替レートの平均値で計算しても、  http://www.jetro.go.jp/jpn/stats/trade/ >毎年50兆円以上の財政赤字を垂れ流している  という結果にはならない。 *米国政府が公開している経済や財政の統計は$表記なので、  何時の時点の、¥と$の為替レートの通貨価値で換算したかを明記せずに、  50兆円と表現することは、表現の内容も方法も根拠が無い空想の言説である。 *上記に引用した言説が主張している、  クリントン大統領在任中に、累積財政赤字が減少したという言説は事実ではない。  累積財政赤字額はクリントン大統領在任中も増大している。  クリントン大統領の在任期間中、累積財政暗示額の増加率よりも  名目GDPの増加率が高かったので、累積財政赤字のGDPに対する比率は低下している。  累積財政赤字のGDP比はクリントン大統領在任中も、ブッシュ大統領在任中も、同水準である。 *国債購入者に対する利子・元本の支払いは、  大統領が誰でも、大統領の所属政党が民主党でも共和党でも遂行している。 *累積財政赤字の絶対額が増加するか減少するかは、  毎年の国債発行額と利子・元本の支払額の差の現れであり、  累積在来赤字のGDP比が増加するか、減少するかは、  累積財政赤字の絶対額のGDP比は累積財政赤字の増加率と名目GDPの増加率により変動する。 *国家の予算・歳入・支出に関する発議・審議・票決は議会の権限であり、  政策の実績、政策としての功績も失策も権限も議会の功績・責任である。 米国では会計年度が前年10月~当該年度9月なので、 毎年10月に米財務省の財政収支速報が公表されます。 米財務省は2006会計年度の財政収支速報を10月11日に公表し、 2006会計年度の財政収支速報値はマイナス2477億米ドルです。 新聞各社の2006年10月12の報道から引用して記載します。 政府機関が公開し、新聞・テレビ放送で広く報道されている客観的事実に反する、 虚偽宣伝を繰り返しても社会的影響力は全く無く、国民大衆からは信用されない。 >ロイター 2006年10月12 >米財務省は11日、2006会計年度(2005年10月─2006年9月)の >財政赤字が2480億ドルと、05年度の3190億ドルから縮小したと発表した。 >02年度の1578億ドル以来の低水準となる。歳入・歳出がともに過去最大となった。 >米議会予算局(CBO)の予想は2500億ドル、米政府予想は2960億ドルだった。 >日本経済新聞 2006年10月12 >米財務省は11日、2006会計年度(05年10月―06年9月)の米財政赤字が前年度比22.3%減の >2477億ドルに縮小したと発表した。米景気の回復で税収が大幅に増えたため、 >赤字額は4年ぶりの低水準にとどまった。 >国内総生産(GDP)に対する財政赤字の比率は1.9%程度となり、前年度の2.6%を下回った。 >米政府は09年度までに、財政赤字を04年度当初見通し(5210億ドル、対GDP比率4.5%)の >半分に減らす方針を掲げており、この目標を3年前倒しで達成した格好だ。 >06年度の歳出は7.4%増の2兆6544億ドル、歳入は11.8%増の2兆4067億ドルで、 >いずれも過去最大を更新した。所得税が13%増、法人税が27%増を記録するなど税収が好調で、 >歳出の伸びを上回るペースで歳入が拡大した。 >朝日新聞 2006年10月12 >米財務省は11日、06会計年度(05年10月~06年9月)の財政赤字が前年度より >22.3%少ない2477億ドル(国内総生産比では1.9%)に縮小したと発表した。 >景気拡大による税収増によるもので、赤字額は04年度(4128億ドル)に >過去最高を記録して以来2年続けて減り、06年度は02年度(1577億ドル) >に次ぐ低水準。米議会は6日に約2500億ドルとの試算を出していた。 >ブッシュ政権は04年に09年度の赤字額を5210億ドルと予想し、 >「財政再建」の目標として同年度までに半減させる計画だった。 >それを3年前倒しで実現させたことになる。 >毎日新聞 2006年10月12 >米財務省は11日、06会計年度(05年10月~06年9月)の米財政赤字が >前年度比22.3%減の2477億ドル(約29兆円)に縮小したと発表した。 >米景気が堅調に推移し、税収が大幅に増加したため。 >赤字額は02年度(1578億ドル)以来、4年ぶりの低水準となった。 >ブッシュ政権は「財政赤字を09年度までに、04年度当初見通し(5210億ドル) >から半減させる」との目標を掲げており、3年前倒しで達成した形。 >ブッシュ大統領は同日の会見で「減税政策が経済を拡大し、赤字を削減した」と自賛し、 >来月の中間選挙に向けて成果をアピールした。 >ただ、今後は米景気の減速で税収が伸び悩む恐れがある。 >米軍のイラク駐留の長期化で駐留経費が一段とかさむことや、 >ベビーブーマー世代の引退に伴う年金・医療費負担の増大も予想される。 >米議会予算局は8月、財政赤字が07年度に2860億ドル、 >10年度に3280億ドルに再び拡大するとの予測を示している。米財政赤字は、 >イラク戦費などで04年度に過去最大の4127億ドル(実績)に悪化していた。 (2) クリントン大統領在任中とブッシュ大統領在任中の財政状況の検証結果。 上記に引用した言説は、上記の(1)に例示した米国政府の財政統計を参照すれば真実ではない。 上記に引用されている言説は、民主党賞賛、共和党敵視のために、 民主党は財政の黒字化、累積財政赤字の減少を積極的に追求、 共和党は財政の赤字化、累積財政赤字の増加を無視して軍需産業の利益だけを追求、 であるかのように、単純二元論を振りかざして印象操作する虚偽の宣伝である。 上記に引用した言説は、民主党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張している。 上記に引用した言説は、共和党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張している。 米国は民主党が多数派の議会も共和党が多数派の議会も、 財政の黒字化、累積財政赤字の減少を積極的に追求したことも、 財政の黒字化よりも他の目的を優先し、財政の赤字化、累積財政赤字の増加を容認したことも、 いずれも、実績としてあります。 上記に引用した言説は、 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 との「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」のために、 民主党に対する共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張、 共和党に対する反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張、 するための、虚偽のプロパガンダである。 参考資料 US Senate > Constitution of the United States http://www.senate.gov/civics/constitution_item/constitution.htm Wikipedia English Version > United States Constitution http://en.wikipedia.org/wiki/Us_constitution Find Law > US Constitution http://www.findlaw.com/casecode/constitution/ 在日米国大使館 > 合衆国憲法の日本語訳版 http://japan.usembassy.gov/j/amc/tamcj-071.html (1) 米国の政治制度は連邦政府と議会は明確に区別されている。 議院内閣制の日本では、国民が衆議院議員・参議院議員を選挙し、 国民が選出した国会議員が国会で首相を指名し、首相が国務大臣を任命し、 国会で単独、または、連立で過半数以上の議席を持つ政党が内閣を構成する。 米国では各州の州民が大統領の選挙人を選挙し、選挙人が大統領を選挙し、 議会の上院議員・下院議員は各州の州民が直接選挙し、 国務、国防、商務、司法などの連邦政府の行政機関の長官、最高裁裁判官を任命し、 大統領に任命された連邦政府の行政機関の長官候、最高裁裁判官の 補者の就任の可否を議会上院が審査・票決・承認する制度である。 連邦政府の行政機関の長官だけでなく、副長官、次官、次官補などの 管理職は全て大統領が任命し、大統領が任命した管理職候補者の就任の可否を 議会上院が審査・票決・承認する制度である。 連邦政府は副大統領が議会上院の議長を兼任することを例外として、 議会に干渉することはできない。 議会上院は大統領を弾劾尋問・審査する権限を持ち、 上院議員の三分の二以上が賛成すれば、大統領は罷免される。 米国の歴史上、議会上院が弾劾尋問・票決で大統領を罷免した実績は無いが、 ニクソン大統領がウォーターゲート事件で辞職した理由は、 上院がニクソン大統領に対する弾劾尋問の開催を計画しつつあり、 弾劾票決で上院議員の三分の二以上が賛成し、 自分が大統領職を罷免されることは確実であると認識したので、 罷免という不名誉を避けるために、辞職という不名誉を選択したのである。 (2) 米国では大統領、議会上院議員・下院議員の選挙は別の選挙である。 米国では同時、または隣接した時期の選挙でも、同一の州であっても、 大統領、議会上院議員・下院議員、州知事、州議会議員などの、 選挙のカテゴリごとに、当選する候補の所属政党が同一である事例よりも、 異なる事例のほうが多く、党派的性格よりも属人的性格が強く、 大統領の所属政党と議会の多数政党が異なる状況はありふれた事例である。 (3) 米国の連邦政府は予算案や法案の審議・票決の権限は無い 議員内閣制の日本では政府提出予算案が国会で可決され、 政府提出法案が原案のまま、または、野党の要求により一部修正されて、 国会で可決されることが通例である。 米国の政治制度では、大統領は年頭教書や予算教書で政策の表明はできるが、 連邦政府は連邦政府の連邦法案・予算案を発議・審議・票決する権限は無く、 連邦法案・予算案の発議・審議・票決は議会の権限である。 議会が可決した法案・予算案に大統領が署名すれば成立になり、 議会が可決した法案・予算案の署名に大統領が拒否権を行使した場合は、 法案・予算案は議会に戻され、議会が三分の二以上の賛成で再可決すれば、 法案・予算案は大統領の拒否権をオーパーライドして成立になり、 議会が三分の二以上の賛成で再可決できないと廃案になる。 (4) 緊急事態に対する応戦を例外として、軍事力行使には議会の承認が必要である。 米国では外国や武装勢力の武力攻撃に対する緊急対応の武力行使を例外として、 他国に対する正規軍の武力行使は議会の承認を必要とする。 アフガニスタンやイラクへの武力行使・軍事侵攻は、 大統領府の提案を議会の上院・下院が賛成多数で承認した結果であり、 アフガニスタンやイラクへの武力行使・軍事侵攻の主語を ブッシュ大統領にするのは誤りであり、米国とするのが正確である。

回答No.6

検証3 戦争・武力行使以外の対外・国内政策に関する民主党と共和党の政策の実績 >日本政府の対米外交姿勢の結果、日本国民が大きく錯覚している事実があります。 >アメリカの政治姿勢を取り上げて「アメリカは‥‥だから」 >と言う表現がよく使われていることからも分かるように、 >アメリカが一貫した対外姿勢を取っているかのように思っていることです。 >しかし現実のアメリカは、民主党・共和党それぞれの政党により、 >外交政策が大きく異なっています。 >アメリカという国の進む方向が、民主党政権と共和党政権では大きく異なるため、 >固定的な対米路線を決めることは、実際の所、不可能なのです。 >外務省は、外交政策として「一貫した対米協調路線」と言っていますが、詭弁でしかありません。 >対米協調路線を取ると言うことは、その時のアメリカ大統領の外交路線に >追随するという意思ではあっても、対外的には「路線が定まらない。」ということであり、 >「このようになる。」と今後の日本の方向を決めることにはならないのです。 >日本は、世界の中で常にバランスを保った臨機応変の立場を取れるよう、 >固定的な対米政策は止める必要があるでしょう。 >同じ定まらない路線であるのなら、臨機応変の方が日本の国益を守りやすいでしょう。 >例えば、地球温暖化対策で国際的な二酸化炭素の排出規制を決めた、 >画期的な京都議定書の場合。クリントン政権と日本・ヨーロッパ諸国の主導で、 >先進国は大幅な二酸化炭素排出規制を約束しました。 >ところが、ブシッシュ政権になった途端、アメリカは、京都議定書をなかったことに、 >議長国日本の面子、丸つぶれ。 >民主党は、アメリカが世界の中の一国であっても良いから、 >各国の自主的な平和への協力を積み上げていくと言う考え方で、核軍縮派です。 >ですから、民主党支持者は日本の核武装を許しません。 >共和党の政策は、今のブッシュ政権のあり方でも解るように、 >アメリカの軍事力が世界を押さえることによる世界平和です。 >民主党はクリントン大統領がイスラエルとPLOを仲介して、 >オスロ合意を成立させるなどパレスチナ紛争の解決に積極的です。 >共和党はブッシュ政権を見てもわかるように、イスラエルの武力行使を正当化し、 >イスラエル偏重で、パレスチナ紛争を解決する考えはありません。 >戦争が続けば軍産複合体の利益に都合がいいと考えているからです。 >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています >軍需産業・国防省・CIA・共和党の軍産複合体が >軍備拡大による利益を追求しているからです。 >クリントン政権は国家予算を黒字化、国債の償還も進んでいたのに、 >ブッシュ政権は毎年50兆円以上の財政赤字を垂れ流している。 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >共和党政権はブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 上記の言説について、民主党と共和党の政策の実績に該当する真実であるか検証します。 (1) 民主党の大統領、民主党が多数派の議会の戦争・武力行使以外の対外政策に関する実績 1940年7月、ルーズベルト大統領 米国政府は日本に対する石油・鉄鉱石の輸出を制限。 1941年7月、ルーズベルト大統領 米国政府は日本に対する石油・鉄鉱石の輸出禁止、 米国内の日本の資産を接収、米英仏蘭による経済制裁。 1941年11月、ルーズベルト大統領 米国政府は日本政府に対して、 東アジアにおける対外権益の放棄を求める交渉案(ハルノート)を提案。 1942年2月~1945年8月、ルーズベルト大統領 米国政府は日系米国民を強制収容所へ収監。 1945年9月、トルーマン大統領 朝鮮半島北部をソ連が占領、南部を米国が占領。 1945年10月、トルーマン大統領 United Nations 設立。 1946年4月、トルーマン大統領 連合国による極東軍事裁判開始。 1946年9月~1947年9月、トルーマン大統領 GHQは日本の大企業が軍国主義に協力したと認識し、 軍国主義の復活を予防するために、大企業を分割する財閥解体を遂行。 1946年11月、トルーマン大統領 GHQは日本の軍国主義の復活を予防するために日本国憲法を制定。 1947年5月、トルーマン大統領 日本国憲法施行。 1947年11月、トルーマン大統領 米国政府は、国連総会において、 パレスチナをユダヤ人居住区とパレスチナ人居住区に分割し、 エルサレムは国連の管理とするパレスチナ分割決議を支援。 1948年5月、トルーマン大統領 米国政府はイスラエルの建国を支援、イスラエルを国家として承認。 1948年5月、トルーマン大統領 エジプト、レバノン、シリア、ヨルダン、イラクはイスラエル建国を容認できないとして、 イスラエルに宣戦布告し、第一次中東戦争が発生。 1948年8月、トルーマン大統領 米国が占領していた朝鮮半島南部は大韓民国として独立。 1948年11月、トルーマン大統領 連合国による極東軍事裁判終了、A級先般は死刑7人、終身刑16人、有期刑2人。 1948年12月、トルーマン大統領 極東軍事裁判でA級先般として死刑判決を受けた7人の死刑執行。 1949年7月、トルーマン大統領 第一次中東戦争が終了、イスラエルはバレスチナ分割決議で承認された パレスチナ人居住区の一部と西エルサレムに支配地域を拡大、 米国政府は第一次中東戦争の結果を容認。 1951年9月、トルーマン大統領と議会上院 ソ連と中国を除く連合国政府、日本政府はサンフランシスコ講和条約に署名。 1952年4月、トルーマン大統領と議会上院 サンフランシスコ講和条約発効、日本は独立を回復、日米安全保障条約締結。 1955年、議会上院・下院 米国議会は大気浄化法を制定。 1961年4月、ケネディ大統領 米国政府はキューバとの貿易・投資を禁止。 1962年10月、ケネディ大統領 ソ連がキューバにミサイル基地を建設していることに対して、 キューバを海上封鎖、米ソ首脳会談でフルシチョフに対して、 ミサイル基地の撤去か米ソ全面核戦争に選択を要求、 フルシチョフが米ソ全面戦争を恐れてミサイル基地撤去受け入れたので、 米ソ全面核戦争は回避された。 1964年7月、議会上院・下院とジョンソン大統領 米国議会は公民権法を可決、ジョンソン大統領が署名。 1967年6月、ジョンソン大統領 第三次中東戦争でイスラエルはヨルダン川西岸、ガザ地区、 シリアのゴラン高原、エルサレムを占領、米国政府はイスラエルの占領を黙認、 国連安保理でイスラエルの撤退を求める決議に拒否権行使。 1967年12月、議会上院・下院とジョンソン大統領 米国議会は雇用における年齢差別禁止法を制定、ジョンソン大統領が署名。 1968年6月、ジョンソン大統領 小笠原諸島の日本への返還。 1970年、議会上院・下院 米国議会は大気浄化法を全面改正 移動発生源対策として、新型車に対する排気ガスを規制した。 自動車の排気ガス中の炭化水素HC、一酸化炭素CO、硫黄酸化物SOx、 窒素酸化物NOxの排出量を5年間で90%以上削減することを規定した。 1973年3月、議会上院 米国議会は絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約を批准。 1975年、議会上院・下院 米国障害者教育法を制定、 0才~21才までの障害者に対する適切な教育を無料で提供することを規定、 障害児ひとりひとりに対する個別教育計画が教師や親の参加で計画され、 計画に基づいて教育が実践されることを義務づけた。 1978年9月、カーター大統領 カーター大統領の和平調停により、エジプトとイスラエルは相互承認、国交を樹立。 1979年1月、カーター大統領 米中国交樹立。 1979年11月、カーター大統領 イラン・イスラム革命発生、米国に協力的な王政が打倒され、イスラム政権樹立、 イランの米国大使館占拠・人質監禁事件発生、米国政府はイランと国交断絶。 1988年5月、議会上院・下院 対日貿易不均衡に対して、対米貿易不均衡国に対する経済制裁法案を可決。 1988年10月、議会上院・下院 米国議会は第二次世界大戦中に強制収容所に収監された日系米国民に対して、 被害者一人あたり20000$を賠償する、1988年市民の自由法を可決した。 1990年7月、議会上院・下院 米国議会は大気浄化法を全面改正、 固定発生源対策として、新規発生源に対する性能基準を規定、 既存発生源を含む全ての発生源に適用される有害大気汚染物質を7物質から188物質に増加、 有害大気汚染物質の排出基準を規定、燃料への規制を追加、酸性雨対策として、 二酸化硫黄の排出量取引プログラムを規定した。 1990年7月、議会上院・下院 米国議会は米国障害者法を可決。 障害者が社会的・経済的に健常者と同等に社会参加し、機会均等を実現するために、 連邦政府、州政府が障害者を差別すること、障害者に対する差別的な政策・社会環境を禁止し、 障害者が健常者と同等に、社会の全ての場にアクセス可能な環境整備を義務付けた。 1995年3月、クリントン大統領 米国政府はイランに対して貿易・投資の禁止を実施。 (2) 共和党の大統領、共和党が多数派の議会の戦争・武力行使以外の対外・国内政策に関する実績 1862年7月、議会上院・下院 議会は第二押収法を可決。 1862年9月、リンカーン大統領 リンカーン大統領は米南部連合国支配地域の奴隷解放を宣言。 1865年1月、議会上院・下院 議会は合衆国の全ての州における奴隷制の廃止を規定する憲法修正13条を可決。 1865年12月、合衆国に加盟する州 合衆国に加盟する州のうち、四分の三以上の州が合衆国憲法修正13条を批准し発効。 1905年9月、ルーズベルト大統領 米国政府は日露戦争の停戦・講和条約成立を調停。 1907年、議会上院・下院とルーズベルト大統領 米国議会は野生動物保護法を制定、ルーズベルト大統領が署名。 1924年7月、議会上院・下院とクーリッジ大統領 米国議会は移民・帰化法に、移民希望者の出身国別受け入れ制限、 日本人の移民受け入れ数をゼロにする、第13条C項の移民制限規定の追加を可決、 クーリッジ大統領が署名し成立。 1930年6月、議会上院・下院 米国への輸入品に高率関税を課す保護貿易政策法案である スムート・ホーレー法を制定、フーバー大統領が署名した。 1955年、アイゼンハワー大統領 議会が制定した大気浄化法に署名。 1956年11月、アイゼンハワー大統領 第二次中東戦争でイスラエルがシナイ半島とスエズ運河を占領したことに対して、 米国政府はイスラエルにシナイ半島とスエズ運河のエジプトへの返還を勧告。 1961年1月、アイゼンハワー大統領 米国はキューバと国交断絶。 1970年、ニクソン大統領 議会が全面改正した大気浄化法に署名。 1971年8月、ニクソン大統領 米国政府は$と金の兌換停止。 1971年12月、ニクソン大統領 米国政府は$と他国通貨との為替レートを切り下げ。 1972年2月、ニクソン大統領 ニクソン大統領が訪中、中華人民共和国を承認、国交樹立を合意。 注:正式の国交樹立は1979年の民主党のカーター大統領時代。 1972年6月、ニクソン大統領 沖縄諸島が米国の占領統治下から日本の主権に復帰。 1973年3月、ニクソン大統領 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約を締結。 1975年、ニクソン大統領 議会が制定した米国障害者教育法に署名。 1988年5月、レーガン大統領、 議会は対米貿易不均衡・大幅黒字国(特に日本を標的にしたもの)に対する 経済制裁法案、保護貿易法案を可決したが、レーガン大統領は拒否権を行使して 経済制裁法案、保護貿易政策の施行を抑止し、自由貿易体制を維持する政策を遂行した。 1988年10月、レーガン大統領 議会が可決した、第二次世界大戦中に強制収容所に収監された日系米国民に対して、 被害者一人あたり20000$を賠償する、1988年市民の自由法に署名し、 米国政府は日系人強制収容が重大な人権侵害であったと認め謝罪した。 1990年7月、ブッシュ大統領 議会が全面改正した大気浄化法に署名。 1990年7月、ブッシュ大統領 議会が可決した米国障害者法に署名。 2001年12月、ブッシュ大統領 米国はタリバーン政権を打倒、占領統治開始。 2002年6月、ブッシュ大統領 アフガニスタン暫定移行政府に行政権返還、占領統治終了。 アフガニスタンの各民族・部族の代表者による暫定移行政府の大統領選出。 2003年4月、ブッシュ大統領 米国、EUによる中東和平ロードマップ提言、パレスチナ自治政府に財政支援。 2003年4月、ブッシュ大統領 米国はフセイン政権を打倒、占領統治開始。 2003年12月、ブッシュ大統領 アフガニスタンの各民族・部族の代表者による憲法採択。 2004年6月、ブッシュ大統領 占領行政管理当局からイラク暫定移行政府に行政権返還、占領統治終了。 2004年10月、 アフガニスタン大統領選挙実施、投票率55%。 2005年1月、 イラク暫定国民議会選挙実施、投票率58%。 2005年5月、ブッシュ大統領 ルーズベルト大統領がヤルタ会談で、リトアニア、ラトビア、エストニア、モルドバのソ連への併合、 東ドイツ、ポーランド、ハンガリー、チェコスロバキア、ブルガリア、ルーマニア、アルバニアに ソ連の傀儡の共産党政権を作り、ソ連の勢力圏にすることを容認したことは、 米国の失策だったと、米国政府としての歴史認識の見直しを表明した。 2005年8月、 イラク暫定国民議会は憲法草案を作成。 2005年9月、 アフガニスタン国民議会選挙実施、投票率50%。 2005年10月、 イラク国民による憲法承認投票、得票率64%、賛成79%で憲法草案承認。 2005年12月、 イラク国民議会選挙実施、投票率67%。 2006年3月、ブッシュ大統領 米国、EUはパレスチナ自治政府にハマス内閣が成立したので、 ハマスがイスラエルとの共存共栄を受け入れるまで財政支援を停止。 2006年5月、 イラク政府発足。 2006年5月、ブッシュ大統領 米国とリビアは国交回復予定を宣言。 2006年7月、ブッシュ大統領 イスラエルとヒズボラが戦闘、イスラエルはレバノン南部に侵攻、 国連安保理の武力行使の停止を求める議案に米国は拒否権を行使。 (3) 民主党と共和党の戦争・武力行使以外の対外・国内政策の実績を検証した結果 上記に引用した言説は、上記の(1)(2)に例示した歴史的事実を参照すれば真実ではない。 上記に引用されている言説は、民主党賞賛、共和党敵視のために、 民主党は平和と人権と環境保護と国際強調と共存共栄を積極的に追求、 共和党は平和と人権と環境保護と国際強調を無視して自国利益だけを追求、 であるかのように、単純二元論を振りかざして印象操作する虚偽の宣伝である。 上記に引用した言説は、民主党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張している。 上記に引用した言説は、共和党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張している。 米国は民主党政権も共和党政権も、民主党が多数派の議会も共和党が多数派の議会も、 平和と人権と環境保護と国際強調と共存共栄を積極的に追求したことも、 平和と人権と環境保護と国際強調と共存共栄をの追求に消極的だったことも、 平和と人権と環境保護と国際強調と共存共栄を侵害したことも、 いずれも、実績としてあります。 共和党を絶滅させれば平和と人権と環境保護と国際強調と共存共栄が実現される、 民主党政権になれば平和と人権と環境保護と国際強調と共存共栄が実現される、 かのような、事実に反した虚偽宣伝・印象操作は、 平和と人権と環境保護と国際強調を侵害されている人々を冒涜する言説であり、 平和と人権と環境保護と国際強調の追求に結びつくものではない。 平和と人権と環境保護と国際強調の追求のためには、 米国の政府や議会の多数派が民主党でも共和党でも、 日本も含めて諸外国が、米国との関係性の中で働きかけてゆくことであり、 離間・排斥・断絶・敵対政策は、平和と人権と環境保護と国際強調の追求に結びつかない。 米国が未加盟な国際条約(下記以外にもあるかもしれない)。 *市民的・政治的な自由に関する国際規約の第二選択議定書 *児童の権利に関する条約 *国際刑事裁判所条約 *包括的核実験禁止条約 *対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約 *生物多様性条約 米国は様々な分野で世界で最大の国力を保有しているが、 その力は世界を思いどおりに支配できる覇権的な力ではなく、 世界の諸国との共存共栄関係の中で現在の国力が維持可能な、相対的に優勢な国力である。 例えば、米国のGDPは計算方法にもよるが世界の25~30%程度である。 米国の石油自給率は40%であり、対米石油禁輸をされたら、 イラク戦争、アフガニスタン戦争の遂行は絶対に不可能であるのはもちろん、 国民の生活も、企業の活動も、社会のインフラも大きな制約を受け、 米国の国力は著しく衰退する、米国の国力もその程度であり、 米国もまた、世界の諸国との共存共栄関係の中でしか生きられない国である。 ゆえに、国際社会が米国に対して、離間・排斥・断絶・敵対政策ではなく、 関係性の中で働きかけて行くことで、米国を変えて行けるのである。 米国は内政も外交も時代とともに大きく変化してきたのが事実であり、 自発的・自立的に変化したことも、他発的・他律的に変化したこともあるので、 諸外国の政府・議会・国民は今後も米国の政府・議会・国民に働きかけて、 変化を促し、協力してゆくことが必要である。 上記に引用した言説は、 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 との「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」のために、 民主党に対する共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張、 共和党に対する反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張、 するための、虚偽のプロパガンダである。

回答No.5

検証2 核兵器と通常兵器に関する民主党と共和党の政策の実績 >日本政府の対米外交姿勢の結果、日本国民が大きく錯覚している事実があります。 >アメリカの政治姿勢を取り上げて「アメリカは‥‥だから」 >と言う表現がよく使われていることからも分かるように、 >アメリカが一貫した対外姿勢を取っているかのように思っていることです。 >しかし現実のアメリカは、民主党・共和党それぞれの政党により、 >外交政策が大きく異なっています。 >アメリカという国の進む方向が、民主党政権と共和党政権では大きく異なるため、 >固定的な対米路線を決めることは、実際の所、不可能なのです。 >外務省は、外交政策として「一貫した対米協調路線」と言っていますが、詭弁でしかありません。 >対米協調路線を取ると言うことは、その時のアメリカ大統領の外交路線に >追随するという意思ではあっても、対外的には「路線が定まらない。」ということであり、 >「このようになる。」と今後の日本の方向を決めることにはならないのです。 >日本は、世界の中で常にバランスを保った臨機応変の立場を取れるよう、 >固定的な対米政策は止める必要があるでしょう。 >同じ定まらない路線であるのなら、臨機応変の方が日本の国益を守りやすいでしょう。 >例えば、地球温暖化対策で国際的な二酸化炭素の排出規制を決めた、 >画期的な京都議定書の場合。クリントン政権と日本・ヨーロッパ諸国の主導で、 >先進国は大幅な二酸化炭素排出規制を約束しました。 >ところが、ブシッシュ政権になった途端、アメリカは、京都議定書をなかったことに、 >議長国日本の面子、丸つぶれ。 >民主党は、アメリカが世界の中の一国であっても良いから、 >各国の自主的な平和への協力を積み上げていくと言う考え方で、核軍縮派です。 >ですから、民主党支持者は日本の核武装を許しません。 >共和党の政策は、今のブッシュ政権のあり方でも解るように、 >アメリカの軍事力が世界を押さえることによる世界平和です。 >民主党はクリントン大統領がイスラエルとPLOを仲介して、 >オスロ合意を成立させるなどパレスチナ紛争の解決に積極的です。 >共和党はブッシュ政権を見てもわかるように、イスラエルの武力行使を正当化し、 >イスラエル偏重で、パレスチナ紛争を解決する考えはありません。 >戦争が続けば軍産複合体の利益に都合がいいと考えているからです。 >アメリカで軍備拡大の実権を握っているのは、 >軍・産業・官僚・科学者の複合体であると言われています。 >このエリートの組織が戦争を仕掛けることで、それぞれが利益をみいだします。 >だから、この組織を管理していく必要があると言われています >軍需産業・国防省・CIA・共和党の軍産複合体が >軍備拡大による利益を追求しているからです。 >クリントン政権は国家予算を黒字化、国債の償還も進んでいたのに、 >ブッシュ政権は毎年50兆円以上の財政赤字を垂れ流している。 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 >共和党政権はブッシュ政権のやりかたを見ても分かるように、 >日本がイラクに自衛隊を派遣するなど、アメリカの立場を尊重した政策を取っても、 >米軍基地再編で3兆円要求したり、牛肉を無理やり買わせようとするなど、 >日本の立場や国益を尊重することはありません。 上記に引用した言説について、民主党と共和党の政策の実績に該当する真実であるか検証します。 (1) 民主党の大統領、民主党が多数派の議会の核兵器と通常兵器に関する政策の実績 1942年6月、ルーズベルト大統領 米国政府は核兵器開発計画に着手。 1945年7月、トルーマン大統領 米国は原爆実験に成功。 1945年8月、トルーマン大統領 米国は広島、長崎に原爆投下、非戦闘員の市民を大量虐殺。 1952年11月、トルーマン大統領 米国は水爆実験に成功。 1963年8月、ケネディ大統領 米国政府はソ連政府、英国政府と部分的核実験禁止条約を締結。 1968年7月、ジョンソン大統領 米国政府は核拡散防止条約を締結。 1972年10月、議会上院 米国議会とソ連議会は大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイル制限条約(ABM条約) を批准し条約は発効した。 1979年6月、カーター大統領と議会上院 米国政府とソ連政府は第二次戦略兵器制限条約(SALT2)を締結。 核弾頭の運搬手段である大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、爆撃機の数量制限、 核弾頭の複数弾頭化の制限を規定した。 米国議会はソ連のアフガニスタン侵攻を理由に批准せず条約は発効しなかった。 1988年5月、議会上院 米国議会とソ連議会は中距離核兵器全廃条約を批准し条約は発効した。 1996年9月、クリントン大統領 米国政府は包括的核実験禁止条約を締結した。 1997年9月、クリントン大統領 米国政府とロシア政府は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)の 条約の履行期限を2003年1月1日から2007年に延長すると規定した議定書に署名した。 (2) 共和党の大統領、共和党が多数派の議会の核兵器と通常兵器に関する政策の実績 1922年2月、ハーディング大統領 ワシントン海軍軍縮条約締結。 1930年4月、フーバー大統領 ロンドン海軍軍縮条約締結。 1972年5月、ニクソン大統領 米国政府とソ連政府は第一次戦略兵器制限条約(SALT1)を締結、 米国の大陸間弾道ミサイルを1000基、潜水艦発射弾道ミサイルを710基、 ソ連の大陸間弾道ミサイルを1410基、潜水艦発射弾道ミサイルを950基、 に制限することを規定した。 1972年5月、ニクソン大統領 米国政府とソ連政府は大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイル制限条約(ABM条約) を締結、大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイルの配備基地を首都ともう一か所の二か所に 制限することを規定した。 1987年12月、レーガン大統領 米国とソ連は中距離核兵器全廃条約を締結、 核兵器を搭載する射程距離が500~5500Kmのミサイルを米国は846基、ソ連は1846基、 廃棄することを規定した。 1991年6月、ブッシュ大統領 米国政府とソ連政府は中距離核兵器全廃条約が規定する、 核兵器を搭載する射程距離が500~5500Kmのミサイルを米国は846基、ソ連は1846基、 廃棄を履行したことを、相互査察により確認したと発表した。 1991年7月、ブッシュ大統領 米国政府とソ連政府は第一次戦略核兵器削減条約(START1)を締結、 米ソ両国は、条約発効の7年後までに、核兵器を搭載する 大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル、爆撃機を、 それぞれ1600基(機)に削減することを規定し、 配備される核弾頭数の上限を6000発に制限し、 6000発のうち大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイルに 搭載する弾頭数は4900発以下に制限することを規定した。 1993年1月、ブッシュ大統領 米国政府とロシア政府は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)を締結、 米国とロシアは2003年月1日までに配備する核弾頭数を3000~3500発以下に削減、 そのうち、潜水艦発射弾道ミサイルを1750発以下に削減、 複数の核弾頭を搭載する大陸間弾道ミサイルを全廃することを規定した。 1996年1月、議会上院 米国議会は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)を批准した。 1996年9月、議会上院 包括的核実験禁止条約は国際原子力機関の加盟44か国全ての批准が必要であるが、 米国、中国、インド、パキスタン、イスラエル、イラン、インドネシア、べトナム、 エジプト、コロンビア、コンゴ民主共和国、北朝鮮の12か国が未批准なので未発効である。 米国、中国、インドネシア、コロンビア、エジプト、イラン、イスラエルの7か国は署名済・未批准、 北朝鮮、インド、パキスタンの3か国は未署名・未批准で、条約は未発効である。 2000年4月、議会上院 ロシア議会は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)と議定書を批准した、 ただし、ロシア議会は批准に際して米国がABM条約から脱退した場合は、 ロシアも第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)から脱退する権利を留保する規定を含んでいた。 米国議会は第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)の履行期限の延期を規定した、 1997年9月に署名された議定書は批准していないので第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)は 未発効の状態である。 2001年12月、ブッシュ大統領 米国政府とロシア政府は第一次戦略核兵器削減条約(START1)が規定する 戦略核兵器と核兵器運搬手段の削減に関して、相互査察の結果、 米国とロシアの両国が条約が規定する戦略核兵器と核兵器運搬手段の 削減を履行したことを確認したと発表した。 条約の履行の結果、米国の核弾頭数は5949発、ロシアの核弾頭数は5518発に削減された。 2002年5月、ブッシュ大統領 米国政府とロシア政府は、戦略攻撃能力削減に関する条約を締結、 米国とロシアが2012年までに、配備された核弾頭数を1700~2200発に削減することを規定、 ただし、削減された核弾頭と、運搬手段である大陸間弾道ミサイル、 潜水艦発射弾道ミサイル、爆撃機の廃棄は義務付けられず、削減した核弾頭を保管すること、 削減せずに保有する核弾頭の種類と、核弾頭の運搬手段の種類と数量については、 規制されないと規定している。 2002年6月、ブッシュ大統領 米国政府は大陸間弾道ミサイル迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)から 脱退し、条約は失効した。 2002年6月、ロシア政府は、 米国議会が第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)の議定書を批准しないこと、 米国政府がABM条約から撤退したことに対して、 ロシア政府も第ニ次戦略核兵器削減条約(START2)を履行するために 行動する義務は無くなったと表明した。 2006年3月、ブッシュ大統領 米国政府は軍事的脅威の主力が他国の軍事力から、非国家武装勢力の武力に推移した現状に対して、 柔軟で機動力が高い軍事組織への転換をめざし、世界的な米軍再編を計画。 世界的な米軍再編計画にともない、在日米軍基地の一部返還・在日米軍兵士数の削減を計画。 (3) 民主党と共和党の核兵器と通常兵器に関する政策の実績を検証した結果 上記に引用した言説は、上記の(1)(2)に例示した歴史的事実を参照すれば真実ではない。 上記に引用した言説は、民主党賞賛、共和党敵視のために、 民主党は核兵器・通常兵器の軍縮に積極的、軍備削減主義、武力行使抑制主義、 共和党は核軍拡・通常兵器の軍拡に積極的、軍備拡大主義、武力行使積極主義、 であるかのように、単純二元論を振りかざして印象操作する虚偽の宣伝である。 上記に引用した言説は、民主党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張している。 上記に引用した言説は、共和党の大統領、議会が行った上記の政策に対して、 全面的な反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張している。 米国は民主党政権も共和党政権も、民主党が多数派の議会も共和党が多数派の議会も、 核兵器・通常兵器を増加する政策、または、削減に反対する政策を実施したことも、 核兵器・通常兵器を廃棄する政策、または、削減を推進する政策を実施したことも、 どちらも、実績としてあります。 核兵器を実戦で使用したのは民主党のトルーマン大統領である。 核兵器の廃棄を実現したのは、 米ソ中距離核兵器全廃条約を締結した共和党のレーガン大統領、 破棄の実施と米ロ相互査察により確認したのは共和党のブッシュ父大統領、 米ソ第一次戦略核兵器削減条約(START1)を締結したのは共和党のブッシュ父大統領、 破棄の実施と米ロ相互査察により確認したのは共和党のブッシュ子大統領である。 その他の廃棄・削減条約は、米ソ・米ロの諸事情で未履行・未批准の状態、 または破棄されて失効したものもある。 米国政府や議会に対して、核兵器の先制攻撃の不行使、核軍縮を求めることは、 平和を求める米国民だけでなく、平和を求める世界の諸国民の責務である。 平和を求める米国民と世界の諸国民の責務であることを、 共和党だけの問題に矮小化することは、戦争の抑止や平和の実現に結びつかない。 共和党を絶滅させれば世界は平和になる、民主党政権なら戦争や武力行使を行わず、 世界が平和になるかのような、事実に反した虚偽宣伝・印象操作は、 米国の戦争や武力行使で死傷した人々を冒涜する言説であり、 戦争の抑止、平和の追求に結びつくものではない。 軍縮、戦争の抑止、平和の追求のためには、米国の政府や議会の多数派が民主党でも共和党でも、 日本も含めて諸外国が、米国との関係性の中で働きかけてゆくことであり、 離間・排斥・断絶・敵対政策は、軍縮、戦争の抑止、平和の追求に結びつかない。 米国は様々な分野で世界で最大の国力を保有しているが、 その力は世界を思いどおりに支配できる覇権的な力ではなく、 世界の諸国との共存共栄関係の中で現在の国力が維持可能な、相対的に優勢な国力である。 例えば、米国のGDPは計算方法にもよるが世界の25~30%程度である。 米国の石油自給率は40%であり、対米石油禁輸をされたら、 イラク戦争、アフガニスタン戦争の遂行は絶対に不可能であるのはもちろん、 国民の生活も、企業の活動も、社会のインフラも大きな制約を受け、 米国の国力は著しく衰退する、米国の国力もその程度であり、 米国もまた、世界の諸国との共存共栄関係の中でしか生きられない国である。 ゆえに、国際社会が米国に対して、離間・排斥・断絶・敵対政策ではなく、 関係性の中で働きかけて行くことで、米国を変えて行けるのである。 米国は内政も外交も時代とともに大きく変化してきたのが事実であり、 自発的・自立的に変化したことも、他発的・他律的に変化したこともあるので、 諸外国の政府・議会・国民は今後も米国の政府・議会・国民に働きかけて、 変化を促し、協力してゆくことが必要である。 上記に引用した言説は、 >民主党政権は、国際協調路線で、日本の立場や国益も尊重してくれますから、 >日本は、民主党政権のアメリカとは共同歩調を取っていいと思います。 >共和党政権の場合、国際協調無視の一国主義で、日本の立場や国益を尊重しないので、 >日本は、共和党政権のアメリカとは距離をとる必要があると思います。 との「政治的な意見表明」と「政治的な宣伝」のために、 民主党に対する共感と賛同を表明し、日本と世界の利益と評価し、支持・連携・協力を主張、 共和党に対する反感と反対を表明し、日本と世界の不利益と評価し、不支持・離間・非協力を主張、 するための、虚偽のプロパガンダである。 外務省>核兵器不拡散条約(NPT) http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/npt/index.html 外務省>包括的核実験禁止条約(CTBT) http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/ctbt/index.html 外務省>ABM条約 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/beiro/abm.html 外務省>第1次・2次・3次戦略兵器削減条約(START1・2・3) http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/beiro/start.html 外務省>戦略攻撃能力削減に関する条約(モスクワ条約) http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/beiro/moscow/index.html wikipedia>部分的核実験禁止条約 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E5%88%86%E7%9A%84%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%9D%A1%E7%B4%84 wikipedia>包括的核実験禁止条約 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%85%E6%8B%AC%E7%9A%84%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93%E7%A6%81%E6%AD%A2%E6%9D%A1%E7%B4%84 wikipedia>中距離核戦力全廃条約 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%B7%9D%E9%9B%A2%E6%A0%B8%E6%88%A6%E5%8A%9B%E5%85%A8%E5%BB%83%E6%9D%A1%E7%B4%84 wikipedia>弾道弾迎撃ミサイル制限条約 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E9%81%93%E5%BC%BE%E8%BF%8E%E6%92%83%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%88%B6%E9%99%90%E6%9D%A1%E7%B4%84 wikipedia>第一次戦略兵器削減条約 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AC%A1%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%85%B5%E5%99%A8%E5%89%8A%E6%B8%9B%E6%9D%A1%E7%B4%84 wikipedia>第二次戦略兵器削減条約 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E6%88%A6%E7%95%A5%E5%85%B5%E5%99%A8%E5%89%8A%E6%B8%9B%E6%9D%A1%E7%B4%84 wikipedia>モスクワ条約 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF%E6%9D%A1%E7%B4%84

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