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オルガン:バッハ トッカータとフーガBWV565について。
おなじみの曲ですが、良く考えてみましたらCDを買っていないことに気がつきました。で、早速、ショップで直行。有名どころのマリークレールアランともう一人、プラニアフスキーなる人のものを買ってみたのですが、どうも、テンポが速すぎる気がするのです。重厚さには定評のアランでさえ速いと感じてしまっていて、できればより重々しく厚みを感じるような演奏のCDは有りませんでしょうか?無論、これは好みの問題なので批評をしているわけではありません。 もしかして、アランの違う演奏盤で好みのがあるのかもしれませんが、 ご教授いただければ幸いです。 買ったCD:アラン (エラート)J.S.Bach FamousOrganWorks プレニアフスキー(カメラータ)バッハオルガン名曲集
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おはようございます。 >できればより重々しく厚みを感じるような演奏のCDは有りませんでしょうか? ウォルフガング リュプサムによるバッハのオルガン曲集(NAXOS)が、比較的入手しやすく、遅めで(マリークレールアラン、プラニアフスキーより遅いです)お望みの演奏スタイルに近いのではないか、と思いました。アーティキュレーションが、私にはちょと違和感がありましたが、好みの問題だと思います。 また、このシリーズのCDの中には、オルガンの筐体そのものの響きがメタルパイプの響きによりそうように、大変ナチュラルに録音されているものも含まれています。以前から大手レーベルのオルガンの録音手法(派手な響き)には少々疑問を持っていたので、大変感心させられました。 静電型ヘッドフォンで楽しまれると良いと思います。低域管のすぐそばというマイクポジションではありますが、各帯域間の音圧レスポンスもよく整っていて興味深いものでした。 ヘルムート ヴァルヒャの演奏も、比較的遅めです。 ヴァルヒャのモダンチェンバロによる演奏は、リズムに『タメ』が効いていますが、オルガンによる演奏では、リズムが『前のめり(悪く言えば『すっぽ抜け』)』気味であることは確かなことなので、聴き手によっては速く感じるかもしれません。 BERLIN CLASSICSにも、いわゆる『重厚な』スタイルを持つオルガニストによるCDが数点存在しますが、現在は入手困難のようです。 BERLIN CLASSICSには、クラウス ストリューベン(日本ではあまり知られていませんが、名バランス エンジニアです)による録音も多数あります。お薦めいたします。
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- KoHal
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最近の演奏は大抵テンポ早めのような気がします。 そして「重々しく厚い」というより、音の連なりと躍動感が興味の中心かなぁと。 特に近年主流になった古楽奏者の演奏はその傾向が強いですね。 アランの演奏はやはりフランス風と言いますか、明解さや構成感が前面に出るような気がします。録音によってはたいそう熱が入ったものもありますけれど。 で、「重々しく厚い」というイメージの演奏を探すなら、古楽隆盛前のドイツ系の演奏者のものになるのかもしれません。 リヒターの若いころの録音(Londonレーベル)なぞまさにそのイメージのような気がします。でもこれは古くて音もあまり良くありません。 リヒターの最盛期の録音(ドイツグラモフォンレーベル)はテンポは速めで力動感にあふれる演奏。 良い演奏ですが、あくまで「重々しさ厚さ」を求められると違うのかな?とも思います。リヒターと同世代のヴァルヒャの演奏も立派なものですが、同じく「重々しさ厚さ」を最重要課題と言われるとお勧めする自信がないです。 どちらも今の演奏に比べたら重く厚いのは間違いないですけど。 結局、トッカータという曲種自身がそもそも即興性をはらんだものですから、良い演奏になればなるほど重々しさや厚さより流動感や躍動感が表に出てくるのじゃないかと思います。 あくまで「重々しく厚い」曲がお望みならBWV582はいかがでしょうか? 玄人筋にはバッハオルガン曲の傑作としてBWV565より評価の高い曲です。 とりあえずリヒターのグラモフォン盤をお勧めしておきます。 パッサカリアの部分は今時まずお目にかかれない重々しさです。 でもフーガに入ると途端に動き出すんですけどね(苦笑。 それでも十分重いと私は思うんですが。うーん、どうでしょう?
お礼
ご回答、有難うございます。 BWV582というと、有名なパッサカリアのタイトルの曲ですね? たしかにこの曲も好みではあります。実は私が云う重厚さを手持ちCDで説明しますと、 エラートのバロックオルガン大全集から北ドイツオルガン学派の選でアランが演奏するベームのプレリュードとフーガの曲と ピータハーフォードが演奏するベームのこの曲での違いといった所でしょうか。。(実はこの大全集、当時手元不如意で北ドイツものしか買っていません。今考えるとかなりかなり残念。。)ということで、お勧めされたカールリヒターを探してみることにします。お恥ずかしい話、リヒターと言うとカンタータのCDしか持っていないのでオルガンまで目が行っていませんでした。
お礼
ご回答、有難うございます。 毎度のことですが、やはり詳しい方がおられて助かります。 昔ダニエル・コルゼンパの演奏を聴いたのですが、イメージが違いましたし、バッハのこの曲以外ならピーターハーフォードの演奏が好みではあります。 早速、NAXOSレーベルで探しました。が、今年のカタログには載っていないようです。残念。在庫や中古で探してみます。 それとヴァルヒャもなのですね。