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ヘッドホンのエージング
今回ゼンハイザーのPX-200 http://www.gentrade.co.jp/sennheiser/sennheiser.html を買いました。 エージングは200時間を覚悟しろということですが、 かける音楽は、1曲を200時間リピートがいいんでしょうか? それとも、数百曲ある中からランダムで200時間かけつづけるのがいいんですか? 教えてください
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ちょっと長くなりますがまずは余談から。最近「アンチエイジング」と言う言葉が流行りですからそれから連想されるとおり、エイジングとは老化、加齢の意味であまり印象が良くありません。このため海外では一般には「バーンイン」「ブレイクイン」という言葉を使います。エンジングでも意味的に誤りではありませんが、エイジングという言葉を使うのは日本人くらいのものでしょう。「劣化」に該当するような言葉と思います。 まずブレイクインの主目的ですが、スピーカーの場合はFsやQtsといった性能が所定の定格に落ち着くようにする事にあります。これを噛み砕いて言うと、低域において、振動板のサスペンションがこなれて動きやすくなるようにすること。その一方、高域については、例えばその振動板の高域共振の中心周波数やそのQは200時間ブレイクしても計測不能なほどの差しか生じません。つまり時間が経過しても音もほとんど変化がないということ。(低域との相対関係で音質差が生じたように感じるケースはもちろんあります)高域の音質変化はほとんどの場合は「劣化」にあたります。 ダイナミック型ヘッドフォンの場合も、バーンインの目的は全く同じです。ヘッドフォンドライバーの振動板を支えているサスペンションを動きやすくする事が主な目的です。最も大きな要素は、定格の振幅変位量に近い信号を連続印加して所定の「共振状態」へ落ち着かせる事です。バーンインには一般的に、5~10Hzの矩形波を用います。矩形波といってもD/Aされてどうせ波形はなまりますが、一応高周波も含んでいて、低域から高域までエイジングしたことになりますね。 一般の音楽を聴くかぎりは、5~10Hzなどという超低周波が、それも連続して収録されていることなど、まれなことです。このため、音楽だけを再生していると、それこそ200時間を聞き続けてもブレイクインは終わっていない…という事も十分にあり得る話です。これに対して、上記の矩形波を用いれば、せいぜい20時間ほど連続稼働させればブレイクインは終了してドライバーは所定の「動きやすさ」を得て、低音がしかるべき音質に変化します。 5Hz矩形波については、定評ある下記のソフトで作れば簡単でしょう。これを曲にしてリピートします。もちろんファイルを作らずにそのままPCで再生しつづけても構いません。 http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/soft/wg/wg.html 音量は、普通の音楽を使ってちょっと大きめかなという程度に調整して、そのあとに前記の矩形波を流してください。スピーカーの場合は振幅変位を見ながら音量調整できますが、ヘッドフォンの場合は変位が見えないので危険なので、そのような音量調整をします。 なお、そこまでこだわる必要は感じない…という事でしたら、低音が比較的ビンビンに効いた曲を大音量でリピートする事をお勧めします。これでもかなり早めにブレイクインは終了します。もしも小音量派で、しかもお聞きになられる音楽によっては、そのヘッドフォンに飽きるまでブレイクインは終わらない…なんて事も想定できないわけではありません。小さな音量でもそのヘッドフォン本来の音質で永く楽しむためには、重要な作業と言えます。ヘッドフォンにとってはハードですが、これは決して「虐待」ではありません。
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- rekarin
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普通に何日か使っていればエージングは済むと思うのですが、それではだめですか?一日三時間も使えば数ヶ月で200時間を越えるでしょう。 あんまり気にしてもしょうがないと思いますよ。 私は「開封直後にしか聞けない音」を楽しみにしています。
- docmaloy
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自称オーディオマニアです。 お気に召さなければ捨て置き下さい。 スピーカーにおけるエージングは一般に質問者のおっしゃる通り、200時間以上と云う迷信がまかり通っていますが、それは20cm以上のスピーカーが入っている大型のエンクロージャースピーカーでのことです。 所謂小口径のブックシェルフやヘッドフォンのスピーカーユニットについてはあまり意味がありません。 寧ろ、大型の箱のなじみ(湿度や温度で木の収縮により箱の密閉度が調整される)や大口径スピーカーのコーン紙のなじみ、ネットワークのコンデンサーやコイル類のエージングが『200時間のエージング』の根拠です。 最近復活したDIATONEのスピーカーは約200時間以上のエージングを施してから販売していますが、その方法は単に音量を∞で約100時間、その後数ワットでNHKのFM放送を流しているとの噂です。 ですから、ヘッドフォンのエージングはラインと内部のCR類に対するエージングで、時間にして10時間を超えない数時間もあれば充分です。 また、PX-200はスタジオモニターではありませんので、エージング前と後でもそんなに差は出ないと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 このヘッドホンのレビューで、 最初は音が微妙だけど、エージングが進むにつれ音がかなり変化してくる とのことでしたので。 欧州向けなので、かなり音響板が固く作られているそうなのですが・・・・。 まあ、一応エージングは長時間やってみることにします。
- chrometta
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一応エージング専用CDという物も発売されていますがここではそれは置いておいて。(ちなみにエージング用CDはホワイトノイズがほとんどです。これはすべての周波数の音をホワイトノイズが含んでいるからだったりします) あくまでエージングは慣らし運転みたいな物なので広めのレンジの曲を変えながら、聴くときよりも少し大きめの音量で鳴らしていくのが良いでしょう。 ただ、1曲しかかけないでその分野に特化させるのもおもしろいかもしれません。 ずっと流しっぱなしにするのも良いですがやはりその音の変わっていく過程を聴いていくのもおもしろいものです。 そのあたりを考慮した上で自分に合ったスタイルでエージングしてください。
お礼
回答ありがとうございます。 僕はロック(ラルクアンシエル)を聞きます(主に) とりあえず、長時間エージングする中で一定時間ごとに音質の変化をチェックしてみたいと思います。 ありがとうございました
- Yorkminster
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さまざまな方法を試して比べたわけではありませんが... 期間、使用する音源、音量など、特に気にする必要はないと思います。敢えていうなら、さまざまな音を出しておいた方が、平均化されることは予想されます。また、いきなりガンガン鳴らすよりは、少しずつ音量を上げていった方が良いかもしれません。 時間も、メーカーが何時間が目安だと明言していない限り、気にしなくて良いと思います(ヘッドホンではないですが、何時間ぐらいが目安だと公言しているメーカーもあります)。 世間で何時間ぐらいといわれているのが、本当にサンプリング調査でもした結果ならともかく、およそ「まあみんな200時間とかいってるから、そろそろ本領発揮だよね」程度のレベルだと思います。0時間の音と200時間の音なら違いが分かるかもしれませんが、180時間の音と200時間の音とが明確に聞き分けられるかというと... いずれ音が変わってくることはほぼ間違いありませんが、いつまでやれば良いかハッキリしないものにいちいち神経を尖らせるより、素直に早く聴きたいという欲求を満たした方が幸せだと思いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 音源の種類をどれにしていいか迷っていたので、助かりました。 とりあえず、ランダム再生でエージングしてみます。 ありがとうございました
お礼
ありがとうございます。 PX200今日届いたんですが、意外に側圧が強く、困惑しています。 これは、慣れらしいので、我慢するしかないですかね。 あ、ご助言ありがとうございます。 最初の1日はエージングして、後は自然に楽しみたいと思います。