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鉄橋の補助レールについて

ピントはずれな質問だったら申し訳ありません。 かねてから疑問だったのですが、鉄道の鉄橋の左右のレールの間に、補助レール(という呼称が合っているかどうかわかりませんが)が敷設されています。 しかし、脱線を防止するには、本レール?との間隔が離れすぎているように思ってなりません。 お聞きしたいのですが、通常のレールの内側にひかれている、鉄橋特有のレールの役割は何なのでしょうか?

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  • old98best
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回答No.2

あのレールは、護輪軌条と言います。 英語ではガードレールです。 脱線防止のための物です。 本来のレールから離れているのは、目的が違うからです。 車輪が脱線した場合に、レールとガードレールの間に車輪がおさまり、それ以上は脱線しません。 それにより、脱線しても車両が鉄橋から転落するのを防ぐ目的のものです。 つまり脱線防止ではなくて転落防止のためのものです。 ではなぜ、脱線防止のためにレールに密着してカガードレールをつけないかというと、密着してつけると線路の保守が大変になるからです。 レールを枕木に締め付けているボルトの点検が、現在では100mを10分くらいで出来る物が、密着していると1時間で2Mくらい、しかもその間列車を停める必要があります。 ポイントのガードレールの点検は、そうやっています。 それほど手間を掛けても、脱線防止の効果はあまりありません。 場所によってはレールとガードレールの間に石が挟まって脱線の原因にもなりかねませんし。 そのために、転落防止のために間隔を開けて付けているわけです。

ttaihai
質問者

お礼

“ではなぜ、脱線防止のためにレールに密着してカガードレールをつけないかというと、密着してつけると線路の保守が大変になるからです” かねてからの疑問が氷解しました。 たぶん、ローカル線の線路の外側についている、間隔が開いたガードレールも同じ役割なのですね。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

元保線区にいました。 鉄橋のレールは正式名称を護輪軌条と言います。 脱輪防止用のレールです。 鉄橋上で脱輪すると脱線の恐れがあり最悪転覆します。 これを防ぐレールです。 護輪軌条は鉄橋だけでなく、急カーブや分技器(ポイント)、踏み切りにも使われています。

ttaihai
質問者

お礼

経験者の方から回答をいただき、ありがとうございました。 脱線はするが、転覆はさせないためのレールだということがよくわかりました。 私はてっきり、鉄橋の補強のための役割かとも思っていました。

  • ultraCS
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回答No.1

あの軌条は、脱線時に、鉄橋上で脱線が発生したときに、鉄橋の構造物から車輪が逸脱して転落するのを防止するための軌条で、純粋に脱線防止ではありません。ですから、車輪が嵌るだけの幅がとってあります。 基本的に鉄橋はほぼ直線かつほぼ水平なので、一般的な護輪軌条で防止できるタイプの脱線はまず発生しませんが、風にあおられたりしたときには脱線があり得るのでそのためです。

ttaihai
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 なるほど。 確かに鉄橋は直線ですから、通常は脱線はありませんが、最悪の事態を防止するためなのですね。 30年近く前に、東西線が浦安辺りの鉄橋でひっくり返ったことがありましたものね。