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オオカミ族の少年、生霊わたりの表紙の絵
「オオカミ族の少年」と「生霊わたり」という本の表紙の絵を 今年の初め頃見てからずっと気になっています。酒井駒子さん という人が書いているそうです。始めて見た時、上手く言えま せんが心に突き刺さるような感じがしました。 この二つの絵を見た事ある方にお聞きしたいです。これらの 絵を見てみなさんがどう思ったか聞きたいです。この絵が好き じゃない人、何も思わなかった人の意見も聞きたいです。 よろしくお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
はじめまして! 酒井駒子さんのファンです。児童書のイラストレーターですからあまり知名度も高くなく、このような質問&回答を目にする機会があるとも思っていなかったので、正直に嬉しいです。 ちなみに「オオカミ族の少年」、邦訳既刊は読了済みです。 以下は私の勝手な感想ですので、多少気障りな箇所がありましても大目に見て下さい。 「オオカミ族の少年」の表紙は作品の表層イメージに、酒井さんなりの解釈を加えて描いているという印象を受けました。 いい意味でなんとでもとれる”絵だと思います。それは不用意に飾り立てることも、意味深に見せることもなく、挿絵の役割を逸脱せずに全うしていて素晴らしいと思います。どんなにお上手でも挿絵は挿絵ですから、小説そのものの領域には踏み込まないスパイス的存在だと思います。そこの辺りを心得ていらっしゃるなぁ、と。 しかしまた、酒井さんのイラストは挿絵として優れているだけでなく、作品から独立した一枚の絵としても魅力的です。書店で見かけて、なんとなく手を伸ばしてしまう表紙です。 あと、色の表現力がすごい!自分が下手の横好きですが絵を描くもので、ちょっと妬ましいくらいです。(笑 初めて酒井さんのお名前を意識したのが、絵本「きつねのかみさま」でした。 ほのぼの心温まる、優しくもあり美しくもある童話なのです。作品のままに愛らしいのですが、この酒井さんのイラストの中にそこはかとなく恐ろしいものを感じました。……すみません。 http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31306637 次に印象深い作品で、児童書「夜の鳥」「ヨアキム」では心臓をグッと掴まれ、臓腑を抉られるよう感覚に陥りました。大袈裟ではなく。不安と孤独と恐怖……こういう負の感情を濃厚に匂わせつつも、作品の小説そのものは美しく、これ以上ない程美しく仕上がってます。それをそのまま絵に写したような酒井さんの表紙。ダイレクトに心に響いてくるような絵、だから「きつねのかみさま」を恐ろしいと感じたのかもしれないと思いました。 http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31148467 http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31148464&pg_from=rcmd_detail_1 恐ろしい恐ろしいとばかり口走ってますが、畏怖の念のようなものだと思います。 「オオカミ族の少年」も厳かな雰囲気が伝わってきて、素敵です。作品そのものはさほど好きではないのですが、酒井さんのイラストが好きです。
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- coco1701
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質問を見て、見に行きました 下記2作品ですね オオカミ族の少年 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566024113 生霊わたり http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4566024121 感想です 全般的に、暗い、寒々としたイメージ 表紙を見て読もうと思うかなといえばそれ程のインパクトは感じない 「オオカミ族の少年」絵が少年とゆうより少女を思わせる 「生霊わたり」も少女だと思った:内容を見て少年と知った 1枚の絵画としてみれば、まあよいかなと思うが 本の表紙として見れば、内容が反映されていない(解釈していない)絵と思います 以上、個人的な感想です
お礼
回答ありがとうございました。 わざわざ探してみてくださったのですね。 確かに少年というよりは少女っぽいですね。 でも個人的にはその辺は、あまり気にならなかったです。 どうもありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 酒井駒子さんの事はインターネットで調べても情報が少ないですよね。 酒井駒子さんのファンの人から回答があって嬉しいです。 気障りなんて事全然ないです。 それに、酒井駒子さんの絵に対して感じた事がかなり似ているので ビックリしました。本当にこれをそのまま自分の感想にしても違和感ない くらい似た感じです。こんなに上手くまとめられませんが、、、。 自分は今年始め頃「生霊わたり」の本の宣伝ポスターを見て知り ました。 もう始めてみた時は、立ち止まって見とれてしまいました。 「これは呪いだ。ぼくはちがう存在になんかなりたくない」という 叫びが突き刺さってくるような感じでした。 イラストからも、かわいらしさ、優しさ、美しさ、ひたむきさと共に、 恐怖、孤独、悲しみ、不安、絶望、といった負の感情がひたひたと 伝わってきますよね。このイラストだけでも本を買う価値があると思い ました。本を買って表紙の絵も良かったという事はよくあるけど、表 紙の絵に惹かれて本を買うなんて初めてです。 絵本、児童書もたくさんあるのですね。人魚のイラストのものは 見たことがありますが、あとは、オオカミ族の少年、と生霊わたり しか知らないので是非紹介された本読んでみたいです。