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圧較差29mmHgとは?
私は、僧帽弁閉鎖不全症です。MRがI~IIですが、今度、TRがtrace~Iになりました。そこで、心エコー報告書のTRの所に圧較差29mmHgと書いてあるのですが、その意味は何なのでしょうか。それから、IVC呼吸変動+(直径15mm)と書いてあるのですが、その意味は何なのでしょうか。 ご存知の方教えて頂けないでしょうか。
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MRI~II/IV程度では閉鎖不全症とまでの病名をつけるほどではないように思いますが。(I度程度は健常者でもしばしば存在するので) 同じようにTRとは三尖弁の逆流のことですがtrace~I程度は正常範囲と考えていい程度です。 この多くの方に存在する逆流を利用してその逆流速度を測定し、それにより三尖弁で隔てられた右心室と右心房の圧力の差を算出することができます。これが圧較差と書かれているものです。 さらに右心房の圧力を推定できればそれに圧較差を足して右心室圧(肺動脈圧)を推定することができます。 右心房の圧力を推定するのにそこに接続する下大静脈(IVC)の様子を観察します。通常は呼吸変動をしていますが血管~右心房の圧力が上がると呼吸変動しなくなります。 あなたの推定右室(肺動脈)圧は5+29=34mmHg程度となります。 僧帽弁や左心室の筋肉の異常で左心不全となりますと血液の流れの上流にあたる肺にうっ血しますので息切れなどが生じます。さらに上流に右心室がありますのでうっ滞に対応して右心室は圧力を上げて押し出そうとします。それを推定するものです。通常35程度までで、40以上となれば肺の異常か左心不全の存在が推定できます。
お礼
良くわかりました。と言いましても何度も読み返して勉強します。 専門家の方にご返答頂きまして大感激です。