- ベストアンサー
アコースティックとクラシック
アコースティックギターとクラシックギターの違いって何ですか? できれば簡単に、と詳しく教えてください。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
「アコースティックギター」が指しているものが、弾き語りなどで良く使われているようなギターのことであれば、アコースティックギターとクラシックギターの違いの最も顕著なところは、弦の材質です。 前者は金属の弦を使い、クラシックギターはナイロンの弦を使います。 アコースティックギターという名称は、広義で言えばエレキギターのようにアンプを使って演奏上実用的な音量を得ることを前提として設計されているギターに対して、アンプなどを使わない生の鳴りで演奏上実用的な音量を得ることを前提として設計されているギターの総称になります。 アコースティックギターは、広義ではナイロンの弦を使う種類と金属の弦を使う種類とに分けることができます。 ナイロンの弦を使う種類にはクラシックギターやフラメンコギターなどがあり、こちらは弦の材質からガットギターと呼ばれます(ガットは羊腸のことで、古い年代にはガットが弦として用いられていました)。 金属の弦を使う種類には、ウェスタンギターやフォークギターなどがあります(金属弦のギターに関しては、俗にはフォークギターと総称されることもありますが、特に決まった総称はないように個人的には思います)。 最近では、金属の弦を使ったギターについて、「アコースティックギター」と称して分類することも多いようです。 クラシックギターの楽器としての特徴は、主には上述の通り、弦がナイロンであることがあります。 他に外見から見て取れる部分としては、ネックが太く幅広で表面が平坦、ネック表面にポジションマークがない(ことが多い)、12フレットあたりでボディとジョイントされ高音域がやや制限される、ストラップピンがほとんどのモデルにはないことなども上げられます。 音の面で言えば、柔らかい感触の丸い音になる傾向が強いと思います。 金属弦のアコースティックギターの楽器としての特徴は、ネックはやや細めで断面表面は真ん中が少しせり出すような曲面を描いていることが多く、ネックとボディのジョイントも比較的ハイポジションで音域も広め、ブリッジではブリッジピンで弦を留めるようになっている、ボディエンドにエンドピンがあることが多いなどが上げられます。 音の面では、輪郭のはっきりしたクリアな音になる傾向が強いと思います。 なお、金属弦のアコースティックギターとクラシックギターには、構造的にも違いがあります。 金属弦はナイロン弦よりも張力が高いため、金属弦のアコースティックギターはそれに対抗できるように、ボディ構造の補強材を多めに配置するなどの対策が取られています。 また、ナットの溝の成形や、ペグポストの形状、ブリッジの弦を留める構造の違いなどもあります。 ですので、クラシックギターに金属の弦を張る、あるいはその逆については、あまり現実的ではありません。 それぞれのギターには、そのギターに見合った弦を張る必要があると捉えるのが無難でしょう。 参考まで。
その他の回答 (1)
- t78abyrf9c
- ベストアンサー率47% (3029/6402)