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賠償割合について考えました これ正しいですか
いつもこのコーナーで、責任割合や、被害者なのに責任があるのかという質問が多いです。それで自分なりに考えてみました。保険業者全体についてちょっと極端な氏ミューれーションをしてみます。 1年間に1万件(2万人)の車同士の物損事故が起こったとします。 被害額が被害者の車40万円、加害者の車10万円とします。(自己の車両保険は無) 事故による、保険料のアップ総額が10万円とします(一度上がった等級はしばらく下がらない) 仮に責任割合が全部10:0だったとすると、保険会社全体の支払いは40万×1万=40億円 保険料の料率アップは10万×1万=10億円 となります。差引30億円の支出 仮に責任割合が全部5:5とすると保険業界からの支払総額は40万×0.5×1万+10万×0.5×1万=25億円。 保険料の料率アップは10万×2万=20億円 差引5億円の支出 なんと25億円の差です。そう考えると、保険会社業界は10:0の責任割合を避けて、できるかぎり5:5に近づける経済的力学が働きます。 「過失割合に10:0は無い」などというのは、少しでも支払いを減らし、被害者からも料率アップを図り、保険業界全体が儲けるのためのスローガンと考えられませんか。 いままでのこのコーナーでのやりとりをみていて、そう感じました。ご意見を聞かせてください。
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>「過失割合に10:0は無い」などというのは、少しでも支払いを減らし、被害者からも料率アップを図り、保険業界全体が儲けるのためのスローガンと考えられませんか。 わたしもこのことについて同じような印象がありましたが、最近は少し考えが変わっています。 保険会社がもうけるため10:0がないというよりは次のように考えています。 (1)保険屋に双方が動いている状態では10:0はないと思いこんでいる方がいる。そのため自分の契約者が無過失を主張しても頭ごなしに否定する。そのため証拠があったり、お互いの供述の一致点から10:0となりうるような事故でも10:0にしない。 (2)状況によっては10:0はありえると考えている保険屋でも確たる証拠がなければそのように主張できない。加害者が虚偽の供述をしていてそれを覆せるものがなければ過失割合を考える上で考慮せざるをえない。証拠があれば裁判で解決できるが、なければ完全な被害者であっても泣き寝入りすることになる。 (3)事故の当事者が動いている車同士では10:0はないと信じ込んでいる(特に加害者)。そのため10:0にできる事故でもそうならず、その神話がさらに増長される。 (4)保険会社としては正しく対処して損害が増えれば、最終的には保険料をいじれば済む話。 といったところです。 最後にアドバイスですが、わたしも趣旨的には同じように保険業界の問題点を指摘、意見を聞こうとここで質問したのですが、主張が強すぎたのか「教えてgoo」には不適切とされ2ヶ月後に消されてしまいました。 ですので質問への返答は特に慎重にして下さい。 あと車両保険を組み込んだシミュレーションも考えて欲しいです。保険会社の収益をシミュレーションするなら他の方がおっしゃっている点も考慮しないと行けませんが、保険会社の損得だけを考えるならを事故率などは考えなくてもいいと思います。
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- don-don99
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シミュレートの試みは評価しますが、難点としては、 (1) 回答2にあるように加害者・被害者の被害額を入れ替えれば結論が逆転する (2) 物損における被害額以上に人身被害額の折込がない。(事故件数1万件中に1件の死亡保障1億円が繰り込まれれば、保険料UPの10%の影響を受ける) (3) 保険料アップ額+10万円にも根拠が無い (4) 回答4にある事故率が織り込まれていない (5) 保険会社の経費率や保険料に占める代理店取り分が加味されていない (6) 今年の保険支払額を来年度の事故保険者の保険料UP額で取り返すのではなく、今年度中の保険金収入と経費+支払保険額の差額が当該年度の収益になる。 (7) 事故において一方が加害者・一方が被害者という決めつけが質問者側にある。 (8) 損害保険会社は自動車保険だけを取り扱っているのではない と言った所かと考えます。
- ag0045
- ベストアンサー率33% (815/2413)
事故で等級が下がり料率Upと云われますが、自動車保険の事故率(損害率ではありません)はせいぜい5%ですよ。 100件のうち、事故を起こし、保険金を支払うケースは5%ぐらいと云う事です。 あとの95%は無事故で等級が上がり、保険料もダウンしているのですよ。 料率Upと云う一方だけでの計算をしても、意味がないですね。 次に過失相殺の件ですが、保険会社は全社が裁判所のまとめた過失相殺事例集を使用しています。 これは過去の裁判での過失相殺の内容を定型化したもので、各社が同じものを使用しているため、保険会社同士の 過失の話し合いもスムーズにいっているのです。 事故の90%以上は任意保険に加入しています。 事故に10:0の過失割合はないなんてことはなく、追突や信号無視など当然10:0で処理していますし、双方が 動いていると程度は別として、一定の過失が双方に生ずるのは裁判でも明確に例示されています。
- n_kamyi
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訂正 この場合は10:0で処理したほうが5億円も保険会社は得しますね。 の間違いでした。
- n_kamyi
- ベストアンサー率26% (1825/6764)
1年間に1万件(2万人)の車同士の物損事故が起こったとします。 被害額が被害者の車10万円、加害者の車40万円とします。(自己の車両保険は無) 事故による、保険料のアップ総額が10万円とします(一度上がった等級はしばらく下がらない) 仮に責任割合が全部10:0だったとすると、保険会社全体の支払いは10万×1万=10億円 保険料の料率アップは10万×1万=10億円 となります。差引0億円の支出 仮に責任割合が全部5:5とすると保険業界からの支払総額は10万×0.5×1万+40万×0.5×1万=25億円。 保険料の料率アップは10万×2万=20億円 差引5億円の支出 この場合は10:0で処理したほうが5億円も保険会社は損しますね。
- maggoteating
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事故の発生率が無視されていませんか? 契約者の大半は、全く事故を起こさないと言う前提を考えると、このシミュレーションは、全くのナンセンスです。 保険会社は、(もちろん営利企業である以上、不要な支出は抑えますが) あくまで適正賠償に努めるのであって、必ずしも 「少しでも支出を抑えよう」 としているのではありません。