- ベストアンサー
Trアンプのバイアス調整について
メカが専門でありながら、家電品のほとんどを自宅修理している無法者です。 30年もののパワーアンプが壊れ、全電解コンデンサー、初段FET、全VRを交換を行い、 DCゼロ調整は完了し、音出し成功。 次にバイアス調整を試みましたが、終段Trに接続されているセメント抵抗(0.33Ω)両端の 電圧を測りましたが、AC、DCともゼロVです。(デジタルテスターです。) テスターはミリボルトレンジになっており、ショートチェッカーに切り換えると「ピィーーー」と鳴るので、 テスター端子(ワニ口)の接触不良ではありません。 現在音は順調に出ているのですが、修理後DC調整だけでバイアス調整はだいたいの ところにしています。(両chの終段Trが音量ゼロでほんのり暖かい程度。) 何ともいい加減な話ですが、音はさほど変ではなくこれでもいいのかもしれませんが。 どうせならちゃんと、と思いますので、お分かりの方がいらしたらお教え下さい。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
回答に対する補足の件ですが、キャンタイプのパワーTrはケースがコレクター、セメント抵抗が付いているのがエミッタ、もう一本がベースです。 どのようなアンプか解らなかったので、ついでにベース、エミッタ間の電圧チェックお勧めしましたがこれはTrが生きているかどうかのチェックですので正常に音が出ていれば大丈夫です。ゼロVなのはテスターの感度以下なのでしょう。 どうしても、電流が測りたいのであればコレクターの配線をはずして電流計を入れれば解りますがショートの危険があります。 かなり古くなるとバイアス調整用の半固定も接触不良を起こしやすくなるのでここはあまり回さない方が安全です。数時間無音状態で放熱器がお風呂の温度以下ぐらいでしたらベストでしょう。150mA前後 古いアンプの場合スピーカ保護リレーの接触が悪くなることが一番音質に悪影響するようです。 良いアンプですので長持ちさせてください。
その他の回答 (3)
- studiokimiki
- ベストアンサー率54% (61/112)
おわびと訂正 先ほどの回答ですが電圧が間違ってました。 0.33Ωに50mA流れた場合の電圧は0.33*0.05=0.0165で16.5mVでした。 訂正いたします。 かなり低い電圧なのでデジタルテスタによってはゼロになるかもしれません。
お礼
回答ありがとう御座います。 明日は早朝出張ですので、週末に試みて結果を報告したいと思います。 音と温度から大きく間違った設定にはなっていないだろう、とのことで一安心できました。 ちなみに機種はAU-D707です。 古すぎですね。
補足
エミッタ抵抗の両端で再度電圧を計ってみましたが、やはりゼロVでした。 「その場合はベース、エミッタ間で」ということでしたが、終段Trはヒートシンクに囲まれており、 直接テストリードを接続することが出来ません。 ドライブ基板から終段Tr(片チャンネル2個)へ計3本の配線が行っており、 このうちのどれかの組み合わせと考え電圧を測定してみましたが、 測定値からは接続ポイントを特定することが出来ませんでした。 接続ポイントについて、何かヒントを頂けますか?
- studiokimiki
- ベストアンサー率54% (61/112)
パワートランジスタ(終段Tr)のアイドル電流の測定方法はエミッタ抵抗の(0.33Ω)両端の電圧で正解です。 仮にTrが50mA流れたとするとオームの法則で150mVになるはずです。 もし0VでしたらそのTrのベース、エミッタ間の電圧を測ってください。 0.6V前後でしたら正常です。 終段Trは片チャンネル2個でしたらアイドル電流ゼロではまともな音が出ないはずです。 オーデオは最終的には自分の耳で調整する物です。 小さい音が良くてTrが少し暖かくなっていればバイアスは問題ないと思います。 特にDCアンプはTrを回路から切り離して測定するのは、かなりのリスクを伴うのでお勧めしません。 デジタルテスターより感度のよい針式のテスターの方が微調整に向いてるかも知れません。
出力Tr一本あたり50mAほど流してください。
補足
回答ありがとう御座います。 バイアス電流を調整するために、エミッタ抵抗の両端の電圧で合わせようとしたわけですが、 電流値を直接計るためにはどこにテスターをかませればいいでしょうか?
お礼
お陰さまで無事に調整(?)を完了することが出来ました。 結局、エミッタ抵抗の両端はゼロVであり、Trのベース、エミッタ端子はヒートシンクに 囲まれてリードを接続することが出来ず、ドライブ基板から終段Tr(片チャンネル2個)へ 3本の配線が行っており、このうち2本の配線の電圧がバイアス用VRと連動しており、 ここを25mVに取り敢えず合わせました。 最終的にはアイドル状態でほんのり暖かい程度という合わせ方で、 電圧は左右chを揃えただけにすぎません。 メカ屋らしい無茶ですね。 因みに調整前(分解修理前の抵抗値と同じに設定)の状態では0.3Vありました。 それでも異常加熱ではありませんでしたし、音にも異常は感じられなかったのですが、 調整後は音が澄んだような気はします。 しかしながら、VRはほとんど下限なので、正しい調整ではないのでしょうね。 ご指摘のリレーに関しては、接点を分解研磨後、「setten」を塗布しておきました。 いろいろとありがとう御座います。 m( . .)m 最後にこのスレを読まれた方に情報提供というか・・・・(おこがましいですが) こういう事例もあったということで。 1時間に1、2回程度両ch同時に「プチッ」というノイズが出ていた。 =>原因はヒューズの断線しかかり。 およそ30年を経たヒューズは点々と腐食が出ており、 瞬停が起きていたのではないかと思います。 ヒューズの交換後、ノイズは消えました。