「数学」の教員の需要について

質問

29歳で中学、高校の数学の教員の需要はどの程度あるのでしょうか。
教えてください。よろしくお願いします。

回答No.1

CaveatEmptor · ベストアンサー

はじめまして。公立高校で英語を教えています。

正直、あまりないと思います。少子化でどんどんクラス減になっていて、数学の教師が余ってきている状況です。私の勤務校でも数年前から習熟度別授業をして（２クラスを３分割して）ますが、それでも２年生以降に数学を選択する生徒がいないので、定員が２名減りました。

数学という教科の性格上、わからないとぜんぜんわからないということ、私学文系だと必要ないという状況などもあり、今後、増えるとも思えません。

数学の先生によると、ゆとり教育の影響もあって、最近では掛け算九九もできない生徒もめずらしくはなくなってきているそうです。

高校で数学を教えたいと思っても、せいぜい数Iレベルまでで、それも大半は必要ないと思っている生徒を相手にする可能性が大です（その代わり２,３年生は必要性のある生徒だけなのでマシです）。

きちんと授業をしたいと思うのなら、私立の進学校をすすめます。公立高校の場合は、仕事の90％以上は生徒指導と思っておいた方がいいですから。

ただし、もうすぐ団塊の世代が退職しますから、その頃には多少、需要は増えるかもしれません。

お礼

現場の貴重な情報を教えていただき、大変感謝しております。とても参考になりました。

回答No.2

tosembow

私立中・高の教員です。
　都道府県の教育委員会のウェブサイトをいくつか調べれば、募集人数や競争倍率など、教員の募集のおよその状況はわかります。＃１さんもお答えですが、教員志望者にとって好材料は団塊世代の一斉退職、好景気によって企業採用が拡大し教員志望者が相対的に減少すること、よくない材料は少子化による採用抑制など、複数の条件がかかわります。加えて、都会か地方か、教員（公務員）以外の就職先が多いか少ないかなど、都道府県によっても状況がずいぶん違ってきます。
　一ついえるのは、数学は、英語や国語に比べれば、そもそも教員志望の人が少ないので、各教科の中では、倍率は少し低めになる傾向のようです。私の勤務校でも、採用試験を行うと、国語、英語など文系教科に比べて、数学や理科には余り受験生が集まりません。

お礼

現場の貴重な情報を教えていただき、大変感謝しております。とても参考になりました。