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アルツハイマーの薬
祖母が施設に入所して約一ヶ月ですが、精神科の診断を受け、アルツハイマー用の薬を処方されたそうです。18日より飲んでいるらしいのですが、副作用に相当苦しんでいるそうです。(熱、苦しくて食事も摂れない・・・) 薬の名前はアリセット?とか言う名前です。 副作用が強くても薬を飲み続けないといけないといわれ、親戚一同不安に思っています。 この薬のことをご存知の方、いらっしゃいませんか。
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こんにちは。一応薬剤師の端くれです。 そのお薬はエーザイのアリセプトだと思いますよ。簡単に申し上げますと、Alzheimer病は脳の萎縮(縮むこと)が起こり脳細胞の数が減っていくにつれて認知機能の低下が低下していく病気です。で、アリセプトが何をするかと言いますと、脳の刺激伝達にはアセチルコリンという物質が重要な役割(神経から神経に刺激を受け渡すのに必要な物質で、リレーのバトンの様な物です)を果たしています。しかしこの物質は、健康な人では役割が終わってから何時までも残っているとかえって悪い作用を引き起こすため、役割が終わるとコリンエステラーゼという酵素で別の物質に変えられていきます。要するに必要なときに必要な量が供給されるようにいつも調節されているわけです。一方で、Alzheimer病の患者さんでは、脳細胞の数が少ない→刺激を伝達する能力が衰えている→少ない脳細胞でもなるべく強い刺激が伝わるようにしたい→刺激を伝達する物質の量を増やせばいい→コリンエステラーゼを妨害してアセチルコリンを沢山残すようにすればいい という考え方で開発されたコリンエステラーゼ阻害薬 というお薬です。同じ作用を持つお薬は過去にも開発されているのですが、アリセプトはその中でももっとも新しく、最もよい効果が期待できるお薬です(但しあくまで病気の進行を遅らせるだけですが)。問題は、アセチルコリンは脳細胞だけでなく体中のあらゆる神経細胞で使われている刺激伝達物質なので、お薬の効果でAlzheimer病の症状は改善しても、他の部位(循環器系や消化器系や筋肉その他)の神経が正常な部位でもアセチルコリンの量が増えてしまいますので、こういった部位では通常より強い刺激が出ることになってしまい、結果として吐き気や震えなどの強い副作用が出ることになってしまうというわけです。 薬にはある病気に対する効果は裏返せば副作用ということがよくあります。利益・不利益のバランスはいつも製薬会社にとっては悩みのタネなのですが、お祖母様の場合は、あまりに副作用が強いようでしたら医師に相談してみてもいいかもしれませんね。もう少し作用のマイルドな薬剤に変えてもらえるかもしれません。ただその場合には多少の症状悪化を覚悟する必要もあるかと思います。 後は、ここでは詳細を述べませんが、非薬物的な認知症療法として「学習療法」というのがあります。ご興味があれば検索すれば沢山情報が得られるでしょう。学会などでは未だ賛否両論なのですが、すくなくとも「やってみて悪いことはない」という点では殆どの医学者の意見は一致しています。 以上、ご参考になれば幸いです。
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- shun39
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それはアリセットではなくて「アリセプト」です。 「塩酸ドネペジル(商品名・アリセプト)」は国内で治療に用いられている唯一の薬品だったと思います。 ただし、正確には治療薬ではなく、病気の進行を遅らせる薬だったはずです。 発売元はエーザイ製薬です。 この薬品の副作用で一番危険なのは骨格筋の細胞が壊れる「横紋筋融解症」を起こすことで死亡例もあります。 本当は、薬や治療についてはココで相談するのではなく、医師や薬剤師の方と納得のいくまで説明を求めるべきだと思います。
お礼
今日代理の者が医師のところへ行っているらしいのですが。 投与を中止できないと言うのがどうしても納得いかなくて…。 怖い副作用もあるのですね。また詳しく聞いてみます。 ありがとうございました。
- narumi59724
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初めまして。 もしかするとそれはアリセプトという薬ではないでしょうか? 検索しましたらヒットしましたので載せておきます。 他にもアリセプトで検索しますと、いろいろ出てきますよ。ご参考までに。
お礼
色々と調べてみました。 余り副作用も強くないとか書かれていましたが。 どうもありがとうございました。
お礼
色々検索しましたが分かりやすい回答をありがとうございました。アルツハイマーの診断を受けたのかどうかも不明なのですが、詳しく医師に聞いてみる必要がありそうです。 大変参考になりました。ありがとうございました。