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解離性同一性障害の彼女との共存:交代人格との向き合い方と治療の選択
- 解離性同一性障害(多重人格障害)を抱えた彼女との関係に悩んでいる人も多いでしょう。本人が自殺未遂を繰り返し、交代人格がそれを防いでいる状態では、治療の選択は難しいかもしれません。
- 治療を通じて記憶が本体に還元されることで、彼女は絶望して自殺する可能性もあると考えられます。しかし、交代人格が彼女の生命を守っている現状を考えると、そのまま共存することも一つの選択肢と言えるでしょう。
- ただし、解離性同一性障害は専門的な治療を必要とする疾患です。彼女が本人の意思で病院に行くことを拒んでいる場合、彼女のためにも専門家のサポートを受ける方法を模索することが重要です。交代人格との共存が本人のためになるのか、改めて専門家と相談してみると良いでしょう。
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こんにちは。 私の周囲には解離性同一性障害の知人もなく、経験もありません。 大変に病気のことを理解してらっしゃるようですので、私などが余計な回答をするには適当ではないと思うのですが、なかなか回答がつかないようですので私見を述べさせていただきます。 「ジェニーの中の300人」「私はイヴ」「魔法の娘」「踏みにじられた魂」やその他、解離性同一性障害に関する体験を基にしたドキュメンタリーや自伝はたくさんあります。その多くが、すぐに自殺してもおかしくないようなトラウマを繰り返しうけ、基本人格が「現実」を手放すための一つの方法として、人格を切り離すことを学んだ場合が多いように感じます。 そして、ネットで「解離性同一性障害」で検索すると日本でもいくつかの患者のかたがたが、自己を表現するためのサイトを開いているようです。 そのいくつかをたどってみていくと恐らく私と同じ結論に達していただけると思いますが、「絶対に治る病気である」「自然治癒はしない」という二つが重要なように思います。 http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/print/sec07/ch106/ch106d.html 治療を完了した時に、自分の人生に対して絶望した患者さんが、自殺をするのではないかと心配しているようですが、今もなお自殺を試みる人格が存在するとすれば、リスクは今もなお同じだと思われます。 以下は私の考え方ですが、自殺をしなければならないような体験を受け入れる心の準備がないからこそ、現在の基本人格は、自分以外の人格を受け入れることができないのだと思います。お互いの人格がお互いの人格を理解してその存在全てを受け入れる準備が出来たとき、その結果として自殺をしないだけの心の強さが備わったとき、或いはそれぞれの人格がお互いに協力して自殺をしないでも過去に立ち向かえるようになった時が統合の時ではないかと思います。 ですから、解離性同一性障害のためではなくとも、患者さん自身が不便を感じている日常のいくつかを解決するためだけでもいいので、まずはカウンセリングを受けられるように薦められるのが一番よいのではないかと思います。 Wikipediaによると今は「統合」といっても人格を一つにするだけが治療の最終目的ではないようです。人格状態を結びつけることで人格を減らしてシステムを安定させることこそが最終目的であり、狭義でいう「統合」すなわち人格を一つにすることにだけ目的が収束することはないのではないかしら。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A3%E9%9B%A2%E6%80%A7%E5%90%8C%E4%B8%80%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3 素人判断で周りであれやこれやと行なうことは危険である場合も大きいでしょう。解離性同一性障害の治療実績のある病院を探して、なんとか治療することが一番の早道かと思います。 当人が受診を怖がり、抵抗するのはある意味当たり前でしょう。 彼女にとってはそれが自然であるからでしょうか。 そのままの彼女で受け入れてあげることのできる、しっかりとした男性がついていることは、それでもとても彼女にとって幸せなことだと思います。彼がついていればきっと大丈夫。心が帰る場所があると言うことは彼女にとってもとても重要なことだと思います。 http://dissociation.xrea.jp/disorder/dissociation/ なども治療中の患者さんの体験談・治療に際しての色々な話が載っていまして、彼女にとってもある意味とても刺激になるかと思います。 彼女、そして彼にとって幸せな将来が訪れますように。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。夏休みを挟みましたが、症状は一向に良くなりません。 とは言えとても参考になりました。有難うございました。