• ベストアンサー

ヨーロピアンビーチの床(無垢:自然塗装品)

自宅リビングを無垢材の床にしようとおもっています。最初はパイン材のUV塗装品にしようとおもっていましたがサンプル品をもらい、思っていた以上に柔らかく傷が付きやすいのでちょっと迷っています。 広葉樹のほうが堅いとの事で今ヨーロピアンビーチ(ブナの仲間?)の自然塗装品を検討しています。 もしこの床を使われている方が居られたら経年変化の状態や行われているメンテナンス、実際住まわれてみての感想など聞かせてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.6

>着色をしてしまうと木材の色は経年変化していく事がないのでしょうか?逆に色の変化を楽しみたい場合はクリヤー塗装(アウロのみ?)を選ぶほうが良いのでしょうか? 現代の様に機械乾燥などが無かった昔の木材は、木管から自然に油分が染み出ていました。 また糠雑巾や菜種油を染みこませた油雑巾などは、現代のワックスと同様に木の表面から油分を補うことで、木に自然な光沢を与え、保護する事を目的とした先人の知恵です。 これらの油分が長い年月をかけて”酸化”することで深い色合いに変化していったのが、古民家や古い木造校舎の床などで見られる、いわゆる”木の風合い”というものです。 アロウなど”天然性”と呼ばれる塗料やワックスは、現代の発達した機械乾燥技術で逆に失われた、木本来が持つ油分などの特性を補う効果があります。 ですから、これらが酸化していくことで、現代のフローリングでも経年と共に深い色合いへの変化を楽しむ事が出来るのです。 一方、紫外線による”日焼け”は木にせっかく与えた油分を奪う物です(人間の肌と全く一緒ですね。) これはでは”経年変化”ではなく”経年劣化”です。 第一、殆どの家庭ではリビングが日当たり良く設計されていますので、同じ部屋で窓辺と部屋の奥で床の色が違うのはみっともないですよね? どうしてもクリア塗装に拘られたいにであれば、窓ガラスにUVカット用のフィルムを貼られるなど、工夫が必要だと思います。

ashiato
質問者

お礼

”日焼け”は”日焼け”でしかないのですね。日に焼けて色が変わっていくのを経年変化であると誤解しておりました。油分が大事なのですね。 長々と初心者の質問に答えてくださって本当にありがとうございました。感謝しています。とても分かりやすく内容の濃い回答にまさに目から鱗、もっと木について学ばなくてはと思った次第です。無垢材を入れることが出来た暁には大事に手入れして愛着のあるものにしていきたいと思います。

その他の回答 (5)

回答No.5

>レベリングのモルタル(厚み10mm位)に直張りするという話を聞いているので。。 コンクリート系の住宅でしたか。。。失礼しました 前回の施工法に関する提案は取り消します(工務店さんとご確認下さい) >アウロ社の床ワックスを何度か塗ってその上に蜜蝋ワックスを塗って耐水性を出すという方法。。 アウロ社の”塗料”を塗って蜜蝋ワックスを塗る方法も無垢フローリングの定番メンテナンス法です。 バトンもアウロも天然原料を使った、浸透性の油性塗料という点では同種の物だと思います。 これを塗布する目的は主に木材の劣化防止です(化粧品に例えれば基礎化粧品のようなものだと考えてください) ただしどちらもウレタン系の塗料とは違い、UV(紫外線)から木材を保護する機能は持っていないので、着色して保護する必要があるという事です。 アウロ+蜜蝋ワックスの場合は木の質感がほぼそのまま出ますので、パイン材の場合は少し荒い感じになると思います。 バトンの場合は、シーラーで押さえてから専用のコート剤を塗布しますので、それより滑らかな仕上がりになります。

ashiato
質問者

お礼

何度もご回答下さってありがとうございます。こちらこそ説明不足で申し訳ありません。 アウロについて間違って認識していました。確かに”塗料”ですね。ワックスは日常のお手入れなのですね。アウロの塗装マニュアルを読んでみると実に色々な種類があるのに驚きました。水性・油性、着色の有無、ひとつ気になるのがアウロもバトンも着色をしてしまうと木材の色は経年変化していく事がないのでしょうか?逆に色の変化を楽しみたい場合はクリヤー塗装(アウロのみ?)を選ぶほうが良いのでしょうか?

回答No.4

>パイン材を自然塗装で使うことにします。 パイン材ならお薦めの施工法がありますので、是非一度工務店さんと検討してみてください。 (施工法) ・厚さ25mm以上(出来れば31mm)で無塗装の物を使う ・捨て貼り合板は不要(根太に直貼り) ・大引と根太には集成材、もしくは乾燥材(KD15)を使用する ※フローリング自体の価格は1.5倍程度上がりますが、捨て貼りしないので、費用はあまり変わらないと思います。 (メリット) ・合板によって通気、透湿を妨げない。 ・パイン材特有の柔らかい触感がそのまま活かされる。 ・接着しない事で、トラブルの際にも補修、張り替えが容易である。 ・十分な厚みがあるので、サンディング(研磨)して再塗装も可能 塗料はオイルステイン系のVATONで良いと思いますが、塗料自体はUVカット性能を持っていませんので、必ず着色(薄い色でも可)して下さい。

ashiato
質問者

お礼

何度も詳しいご説明ありがとうございます。これは是非検討させて頂きます。 レベリングのモルタル(厚み10mm位)に直張りするという話を聞いているのでどこまで近い形に出来るか 不安ですが・・・。 塗装はUVカット性能というのがあるものが良いのですね。あれから塗装のことも少し調べてみているのですがアウロ社の床ワックスを何度か塗ってその上に蜜蝋ワックスを塗って耐水性を出すという方法を見かけたのですがこのお手入れは無垢材に良いのでしょうか?

回答No.3

>無垢フローリングは幅が狭いものの方が反りが出にくいのでしょうか? 反りの出易さは幅の広さに関係なく一緒です。 ただ伸縮した時に木質の固い物の方が床が暴れる(目地が詰まりすぎる事によって床が浮いたり割れたりすること)傾向が強いのです。 レッドパインは柔らかく弾性のある木質なので110mmでも問題ありません。 >UV塗装の場合傷の修復は難しそうなので自然塗装のほうが良いでしょうか? UV塗装の場合、日々のメンテナンスは比較的楽ですが、風合の変化を楽しむ無垢本来の良さを殺すことになりますし建築当時の美しさを保つとなると、4~5年に1度はワックスを剥離する必要があるので結構大変な作業です。 やはり蜜蝋ワックスなど素材を殺さないものの方が合っていると思います。 それと床のキズは年輪のようなもので、全く気にならなくなります。

ashiato
質問者

お礼

何度も的確なアドバイスを頂きありがとうございます。 パイン材を自然塗装で使うことにします。 今考えている材木屋さんが『VATON(バトン)』という塗料を使っているそうですのでそちらを考えて見ます。

回答No.2

No1です。 淡色系でお考えのようですね? パイン材の節目が気にならないようでしたら、肌触りが柔らかく耐久性もあるので良いと思います。 ナラの一枚物かユニならば、幅90mm以下(出来れば75mm)のものにして下さい。 サクラは中国製なので、個人的に関心がありません(良く知りません) 色味が違うので好みが分かれますが、耐久性を重視されるのであれば南洋材の方に分があります。 チークやカリンでは値が張りますので、手頃な価格の物ならケンパス(南洋カリン)でしょうか? これなら反りや伸縮が殆ど無く、キズにも強いです。

ashiato
質問者

お礼

その通りです。淡色系で考えています。 ご提案くださった南洋材を見てみました。チークやカリンは高級感が出ますね。ケンパスも綺麗ないい色ですが私が考えている色より濃い感じがします。 無垢フローリングは幅が狭いものの方が反りが出にくいのでしょうか? 現在考えているレッドパインは幅110mmです。節の感じも特に気にならないのですが傷つきやすいというのが少しひっかかっています。UV塗装の場合傷の修復は難しそうなので自然塗装のほうが良いでしょうか?

回答No.1

ヨーロピアンビーチは伸縮が大きく反りが出やすいのが難点です。 全館空調で温度・湿度の管理が出来る家なら問題が出にくいと思いますが、施工実績のある大工さんに貼ってもらう方が良いと思います。 木目は緊密で表面からは堅い木ですが、室内造作専用なので水気や紫外線には弱く耐久性は低い方です。

ashiato
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。全館空調はちょっと無理です。サクラやナラはどうでしょうか? そうなるとレッドパインのUV塗装品の方が柔らかくても反りの点や耐久性では高いのでしょうか? パイン材の傷つきやすい点を承知の上で使うことも考えています。

関連するQ&A