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現代の犯罪と昔の犯罪

ここ数年ニュースを見ていると、どんどん新たな犯罪が起きて 世の中はひどい方へ酷い方へと向かっているような印象を受けます。 ところで最近考えるのですが、私が「世の中物騒になったなー」とわたしが思うのは ニュースで連日「物騒な事件」が沢山取り沙汰されているからというのもあるのではないかという気がするのです。 もしあらゆるメディアが、滅多に無いような凶悪犯罪だけを取り上げ その他の大小の多くの犯罪を一切伝えなかったら 犯罪は怖いなーとだけ思い、世の中が物騒だなんて考えもしないと思います。 それでも不審者情報くらいは学校に届いているから そういうことで薄々感じることは出来るかもしれませんが・・・・。 つまり、本当のところ昔(何十年も前とか)の世の中はどうだったのかということを知りたいです。 イメージとしては「今よりは犯罪は少ない」という感じですが、これも合っているかどうか根拠は全然ありません。 私はまだ10代なので何十年も前の事件のことはごく有名なものを聞きかじっている程度です。 何か「昔と現代ではここが変わっている」とか「この面では変化はない」 というようなデータとかはないでしょうか。 また、大人の方も「昔でもこういう事件があった」とかそういう話がありましたら 教えていただけると幸いです。 つたない文章ですがよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

これは有名な話ですが、まず、近年よく言われている少年犯罪の凶悪化、などと言うのは完全なデマです。未成年による殺人、強盗、強姦などと言った犯罪はピーク時の4分の1程度しかありません。 http://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson2.html また、猟奇殺人などに関しても数は沢山ありました。単に忘れているだけでしょう。 また、統計、という意味で言うと、近年は少年などで検挙される人数は増えています。また、児童虐待などの通報件数も激増しています。 ただし、これが全て悪いこととは言いきれません。 というのは、この影には警察の方針転換など、大きな転換点があるためです。 現在、犯罪が「犯罪」として処理されるためには、被害者が警察に訴え出たものを警察が「これは犯罪ですね。取り締まります」と「認知」しなければなりません。 以前は、男女間での揉め事によるストーカー被害だとかは、「民事不介入」と警察は取り合いませんでした。児童虐待などに関しても同様です。しかし、99年の桶川の女子大生殺害事件などを契機にして方向を転換し、そういうものも受け付けるようになりました。また、殺人などの凶悪事件が減ったため、警察が暇になったので、自転車泥棒のような軽微なものの取り締まりも強化しました。児童虐待を発見した場合、近隣の人は通報義務を課せられるようになりました。このような変化の結果、検挙者が激増したのです。これは決して悪いこととは言えません。統計を見た場合、このような社会状況の変化を見る必要があります。 また、No.1さんが仰っていることと少し関係しますが、隣近所の付き合いが薄くなったことがプラスに働いて検挙者が増えた、と言う事もできます。 近隣の結びつきが強い、というのは内々で犯罪行為が行われていても隠蔽されやすい、ということでもあります。普段、仲良くしているお隣で、虐待の気配があっても通報しにくいでしょう。しかし、名前もロクに知らない相手ならば、躊躇無く通報できるはずです。学校におけるイジメ問題が発覚しにくいのは、学校という閉鎖的な空間で中の人々(子ども達、教師)の結びつきが強固だから、ということができます。それと同じことです。 勿論、結びつきが強いことによるプラスの側面はあるでしょうが、私は、そのプラス面だけを見るのは不公平な見方だと考えています。 近年の「体感治安」悪化について個人的に面白いと思った書籍を最後に参考文献としてあげておきたいと思います。 『ホラーハウス社会』 芹沢一也著 http://www.bk1.co.jp/product/2636615

その他の回答 (6)

回答No.7

犯罪関係のデータを探すなら、やはり「犯罪白書」を参考にされるのが一番ではないでしょうか。 http://www.moj.go.jp/HOUSO/2005/hk1_1.html 表を見ていただくと一目瞭然なんですが、犯罪の認知件数のピークと、検挙率の逆ピーク(一番下)は共に平成13~14年です。「認知すべき犯罪」の種類が昔より増えたとは言え、この数字はかつての日本からは考えられない悪さです。「昔の方が犯罪件数は多かった」とおっしゃってる方がいらっしゃいますが、その分昔の犯罪者はきっちりと捕まえられていたのです。それが、捕まらなくなった。「治安が悪くなった」と感じる原因は、ひとえにこの「検挙率の激減」にあると言えるでしょう。 凶悪犯はそれほど増えていないと感じます。逆に、詐欺を中心とした知能犯が増えているものと思われます(平成16年度は詐欺の認知件数が昭和35年以降で最高水準)。電話やはがき、インターネットを利用して足がつきにくくなった分、なおさら捕まりにくいのではないかと考えます。 警察官も足りていないようですが、刑務所も足りていません。平成16年12月末の行刑施設収容率は100%を超えています。定員以上の犯罪者が押し込められているわけです。ちなみに、今年の4月、網走刑務所の定員は300人増えて1,000人になりました。 http://www.moj.go.jp/HOUSO/2005/hk1_2.html#2-0 平成17年版白書では、少年非行(犯罪)の特集を行っており、非常に興味深いです。少年犯罪は、集団型が最も多いようです。終戦直後あたりの昔の窃盗などが「自分が生きるため」に行われたであろうことに対し、今の少年犯罪は「その時々の自分の快楽(遊ぶ金欲しさなど)を満たすため」に行われているであろうところが大きな違いではないのかなと考えます。動機が幼稚になったなと思います。 凶悪犯罪に関する検証は平成15年版で行っています。 http://www.moj.go.jp/HOUSO/2003/hk1_5.html#5-0 少年犯罪はやはり、強盗が多いようです。そして、その被害者は女性と子どもが多い。強い男性が集団で弱い女性や子ども一人を狙う卑怯な犯罪が増えたと言えます。 今は、昔なら我慢できたはずのちょっとした動機で犯罪が起きる世の中になってしまいました。件数がどうのというより、その原因の追究が大事なのではないかと、個人的には思います。

参考URL:
http://www.moj.go.jp/HOUSO/hakusho2.html
komitsu
質問者

お礼

まとめレスになってしまいますが、みなさんいろいろなご意見ありがとうございます。 今回の質問では、メインである犯罪についてのことよりも 件数や統計といった数字がどうやって表れるのかということが分かり 自分の認識のおかしいところに気づいたことが収穫でした。 まだまだ考えが足りませんね・・。

  • kinnta50
  • ベストアンサー率16% (3/18)
回答No.6

昔・・・40年ぐらい前ですが喧嘩しても刃物は使用しなかった。卑怯者と言われる。 最後のとどめはしないですね、ほとんどは その一歩手前で止めたものです。 殺人事件もありましたが、いまのような感情だけの事件は少なかった。日の出・日の入り・自然と一緒に生きてましたから人間の弱さ・自然を身近に感じて生きてると・そんなに殺伐とした心は育たないのでは? 一度・滅亡して再生しないとダメかな。悲しいけど。

  • kinnta50
  • ベストアンサー率16% (3/18)
回答No.5

僕は56歳ですが小学生の頃は村・・全部の家はガスなし、水道なし、電気は裸ランプ、現代人の方には想像できないでしょうね。決して裕福ではないですが不幸はかんじなかったですね。自然な感情で生きてたという感じですね。今の世は気持ちに余裕がないんじゃないでしょうか。ピリピリしてる人が多い感じ。 他人と比較して不幸になったり、人の痛みも感じられない人も多い。・・物 栄えて心なし ですね。 夢だけでは生きられないかもしれないけれど小さな喜びに幸せを感じる。広げた間口は狭まらない・の例えあり。

  • haru84
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回答No.3

 まず犯罪の正確な発生件数を調べるは難しいようです。事件として認知される以上の犯罪が常に起こっているためです。しかし、殺人や放火などは事実があれば認知されるので、ある程度は正確な件数が推定できるようです。  統計データは下のリンクに貼っておきましたが、昨今メディアで言われているような少年犯罪の凶悪化などはデータ的には根拠が薄いようです。少年犯罪は戦後2回の増加ピークがあったようですが、終戦直後や60年代に比べて現在その数はかなり少ないと言えます。  犯罪の増加や治安の悪化などは、住民のイメージによる部分が大きく、実際とは異なる場合があります。メディアはこうした不安を煽ることで視聴率が取れますし、警察など公安系職員は多くの予算を獲得できるようになります。住民は警戒することで犯罪が減るようなイメージを持つことができます。いずれも正しい認識とは言えない場合がありますが、真実を知っている者も含めて誰も不満を言う訳でもないので、イメージのみが先行していきます。  私はいずれにしろある程度治安が良くなるのはいいことだと思います。地域がより安全になり、使命感をもった警察官が増えるのも賛成です。しかし、それも行き過ぎると現実を無視したイメージのみの危険な管理社会となり、治安維持法などによって住民が処罰される可能性が出てきます。今の社会はその岐路にあるといっても過言ではないでしょう。   http://kogoroy.tripod.com/hanzai.html

参考URL:
http://kangaeru.s59.xrea.com/toukei.html
回答No.2

凶悪な猟奇的な事件という観点からのみ捉えれば、歴史的に過去へ遡れば幾つも見受けられます。少年の事件も調べればそれなりに出てきます。江戸時代の実話にしたって、猟奇的な事件を起こす奴は何人もいるんです。今の事件はどうしてもTVゲームやネットやらに結び付けて、マスメディアが戦扇情的に書き立てる部分もあるのでしょう。数値的な分析はできませんが、昔から変な事件は探せばいくつもあります。このぶぶんはあくまで統計的に分析するしかありません。

  • seve
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回答No.1

57歳男性です。 今と昔の決定的な違いは「近所付き合い」です。昔(と言っても50年くらい前ですが)は水道がまだ完備していない時代は「井戸」を中心に近所の家庭の主婦が集り炊事、洗濯をやっていました。嫌でも毎日顔を合わせないと生活できないのですから、おのずと近所付き合いは大切でした。お風呂も銭湯でしたから裸の付き合いでした。子供たちは中学生から小学生、いやもっと子供までも一緒に「かくれんぼ」「かんけり」「ゴム輪」「ベーゴマ」「メンコ」と一緒になって暗くなるまで遊んでいました。ですのでかなり広い範囲で各家庭の様子は大人たちは分かっていたようで、どこかで何かが有るとすぐ広まっていました。俗に言う「悪いことは出来ない」というのが子供の頃から自然に教育されていたようです。 地域によるでしょうが、私(東京の下町)のところでは鍵は掛けてなかったと記憶しています。(どこからでも入れるような建物だったのか(笑))。 大きな事件(殺人とか)というのも少なかったでしょうね。やはり道徳感が今とは違うのではなかったでしょうか。