この社会、なぜ悪人が牛耳るのか?
G20 自分ファーストの親分どもが集まった。最低限、自分の利益も考えるが相手の利益も考え妥協するというのが人間だが、自分さえ良ければ他人はどうでもいいというのが自分ファーストであり、国レベルでは「自分の国ファースト」になる。これが国際常識だと思い込んでいるから世界は争いが終焉しない。
https://www.youtube.com/watch?v=cCWuL-gVstQ
立花孝志によってNHKは既に悪人の集団になっていることが暴露されてしまったが、しかしその同じNHKのEテレの「こころの時代」を今日、見て、感動した。NHKにも腐ってない部分があったのだ。高知市出身で「韓国孤児の母」と呼ばれる田内千鶴子さんの長男の田内基氏が出演し、母の生涯を語っていた。
母は1938年に尹致浩と結婚し、夫と共に孤児救済のために共生園で働く。1945年日本の敗戦後,母は日本人ということで許しておけないという村人たちが押しかけて来た。しかし、子供たちが母を取り囲んで守った。「日本人かも知れないけれど我々のお母さんだ」と。子供たちの必死の言葉に村人達は何もできなかった。この話を聞いた時、私は感動で泣いた。千鶴子は後年「私の命はあの時子供たちが守ってくれたから今在るんだ」と述懐している。
また、次の話にも涙が出た。
朝鮮戦争の時のこと。次から次と栄養失調の孤児が運び込まれて来る。母は必死に世話をするのだが、死んで行く孤児も多かった。すると母は、この世に生まれて誰の愛情ももらうことなく死んで行く孤児に深く同情し、一晩、死んだ孤児の遺体と共に寝たと言うのだ。彼女の孤児に対する愛情の深さが分かる。
彼女の生涯を描いた映画が過去に上映されていたらしいが、私は知らなかった。今回初めて知り久しぶりに感動の涙を流した。
孤児院・共生園を継いだ長男の田内基さんの心を知りたければ以下のリンク先で見ることが出来る。
http://www.chizuko100th.com/greeting.html
こういう人間が余りにも少ない。もし、人類の五分の一でも彼女のような心を持っていたら、もっともっと正義が通用する世の中になっているだろう。しかしそうでないので、実際は悪人が国を牛耳っている。一部金持ちと大企業の利益のみを考え、残りの人間はどうなってもいいという政府、これこそ悪人の集団ではないか。アメリカも同様だ。なぜ、悪人に牛耳られるのだと思いますか? 以前生物学カテで同様の質問をしたことがあるのですが、それは要するに「悪人は生物学的に生命力旺盛で、他の種を圧倒して支配する能力があるからだ」という回答でした。
しかし我々は、ブラックバスでもセイタカアワダチソウでもない、人間だからねえ。このカテの皆さんはどう回答されるのでしょうか?
お礼
教えていただきありがとうございました。