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J-popの弦編曲の基礎を学びたい!解説のあるサイトや本を教えてください。
- J-popなどでよくある4-4-2-2の編成やカルテット編成の弦編曲を勉強したい。
- 一般的な音楽理論の知識はあるが、弦編曲の基礎がなく、ドミナントでのオルタードテンションの動かし方などを学びたい。
- J-popの弦編曲の解説があるサイトや本を教えてほしい。
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質問者が選んだベストアンサー
実際にJPOPの生のストリングスアレンジを十数曲やった事があります。 まず、 >4-4-2-2の編成やカルテット編成の弦編曲を学びたい とありますが、残念な事ですが「こういう編成でのストリングスアレンジはこうする」というルールや理論はありませんし、それに関する書物もないと思います。 不思議に思いますが需要がないんでしょう。 私の場合最初、プロのアレンジャーの譜面をの何曲も見せてもらいました。 大まかなルールというのに関係する理論は「和声学」と「対位法」の2種類です。大きな楽器屋に行くと売ってます。 これは弦に限らずアンサンブルの基礎です。知っておいて絶対損はありませんが、厳格すぎて難しい上、実践にはかなり役に立たないです。しかしゆくゆくは血となり肉となります。 この他に「理論」といえるようなものはなく、あとは実践例をひも解いた参考書にすぎません。 簡単なところでは「ポップスの為のなんとか」みたいな本が色々ありますが、いずれにせよいわゆる「参考例集」です。どれだけ読んでも無駄だと思います。 >ドミナントでのオルタードテンションの動かし方など そういうのは「JazzStudy」や「インプロビゼーション&アナリゼ」等にあります。 ドンセベスキーの「コンテンポラリーアレンジャー」や池内友次郎「楽器編成応用概論」などが弦について書かれている本格的書物の代表ですが、どちらかというと様々な奏法、音域について書かれていて、和声の中でどう組み立てていくかという事には触れていません。 これらは耳でコピーしたり、気に入ったクラシックの譜面を見たり、打ち込みを重ねて勉強していく他ないのです。 つまり、弦アレンジにルールはないので好きにやれという事です。 そうは言っても「こうした方が良い」という、いわゆるセオリーのようなものは確実にあって、それを踏まえるのと、ただ何となく音を重ねていくのは生になった時の説得力や、整理感やバランス感が違います。 ただ、それらは書物等で体系化されていないので、実験を重ね経験を積んで、だんだん分かっていく事だと思います。
お礼
なるほど~!ありがとうございます! 確かにこういう事って、現場レベルでの話なので、一般的な需要はなさそ うですよね(笑)。 そうですね、色々聞いて耳コピしたりして、自分で確立していくのが 一番なんでしょうね。 「こうした方が良いというセオリー」 これは確かにありますよね~。 格好いい和音の流れ、例えばR&BなんかでよくあるM7を短三度で平行 移動させていくような進行を弦アレンジした場合、何も考えずに置き換 えていくと、何故か「あの格好良さ」が出ないんですよね~。 (言ってることは分かっていただけると思います) そういうのも自分で覚えていくモノなんでしょうね。