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岩月謙司さんについて
先日たまたま岩月謙司さんの本を読みました。「女は男のどこを見ているか」です。現代社会の病理について深い洞察をされていてたいへん感銘を受けました。さっそくインターネットで調べたところ、逮捕拘留中ということで、びっくりしました。(それでも私は岩月さんを信じたいと思っています。) 質問は、岩月さんの現在の状況を知りたいということと、岩月さんの本を今後も読みたいのですが何かアドバイスがあれば教えていただきたいということです。 よろしくお願いいたします。
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岩月氏は冤罪ですが、「冤罪だ」という声がどこからも殆どあがらたなったのには鳥肌が立ちました。 また、岩月氏ともあろう人が、どうしてあれほど危険なことに手を出してしまったのか、非常に残念です。 日本という国には、実に多くの「タブー」があるんですね。 その「タブー」に触れようものなら、中世の魔女狩りよろしく抹殺されます。 その意味で、日本という国は中世暗黒時代と何ら変わりはない。 http://www5a.biglobe.ne.jp/~NKSUCKS/heikide.html ▼ 「悪の治療はーーそれが科学的なものであれ、ほかのかたちのものであれーー個人の愛によってのみ達成しうるものである。みずから進んで犠牲となる者が必要である。治療にあたる人間は、自身の魂を戦場にすることを覚悟しなければならない。みずからが犠牲となって悪を「吸収」しなければならないのである。しかし、治療にあたる人間自身の魂の破滅を防ぐものは何であろうか。悪そのものを、やりのひと突きを受けるように自身の心臓に取り込むとすれば、その人間の善なる心はいかにして生き残ることができるというのであろうか。これによって悪を打ち破ることができたとしても、それと同時に善までもが破壊されるのではなかろうか。こうした、ある意味では無意味な相殺関係を超えて何が得られるというのだろうか。こうした問いに対して私は、神秘主義的な言葉をもって答える以外に答え方を知らない。私に言えることは、そこには犠牲者を勝利者にするある神秘的な秘術がある、ということだけである。犠牲者が勝利者になるといったことが、どのようにして起こるのか私は知らない。しかし、それが起こることだけは知っている。善良な人がみずからの意志で他人の邪悪性に刺されーーそれによって破滅し、しかもなお、なぜか破滅せずーーある意味では殺されもするが、それえもなお生き続け、屈服しない、ということがあることを私は知っている。こうしたことが起こるときには、つねに、世界の力のバランスにわずかながらも変化が見られるのである。」 ▲ 岩月氏逮捕から有罪判決までの経緯に重ね合わせると、誠にもって示唆的な文章です。 彼は自身の魂を戦場にする覚悟があったのだろう。 堀の中でも、創作活動に専念されておられるでしょう。 一日も早く、自由の身になられることを願っております。
お礼
ご回答ありがとうございました。 たいへん参考になりました。