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スタジオの大型アンプでの音作り

機材に関しての質問をさせていただきたいのですが、 ギターを4年ほどやっているんですが周りにギターをやっている 友達もいなくほとんど家で寂しく個人練習という感じで ほとんどスタジオ練習やライブをしたことがありませんでした。 なので僕は大型アンプの使い方というものをほとんどわかっていないんだと思いますが、最近新しいギターを買ったのでスタジオに入りました。  音の限度がわからない僕は爆音でプレイしてみたいと思いボリュームをかなり上げました。 (その日はずっと耳詰まり、耳鳴りが酷かったです) ハウリングもものすごく起こしていてものすごく汚い歪というか ゲインは十分上げているんですがカスカスでサステインの減退しているように感じました。 ものすごくギターを弾く気持ちが萎えてしまいました。 ここの教えてGooの質問を色々調べていたら 相対的にVOLUMEに比べてGAINが大きいと音はよく歪み(ある程度小音状態) 逆に、そのままVOLUMEをあげていくとGAINが低くなり歪 みが少なくなるといった現象が起こるといったようなことをみたのですが これは本当でしょうか? スタジオで試したアンプはメサブギーのデュアルレクチ マーシャルのJCM2000でした。 クリーントーンもそのアンプの音量の状態で出してみると汚い音のように感じました。 もしアンプの音量にこのような上限があるならば大きな音を鳴らさなければならない広いステージなどでは どのように音量を稼いでいるんでしょうか? アンプのスピーカーからの音をマイクで拾ってその音をかなり大きな音 にしてモニターから出しているんでしょうか。 ちなみにスタジオで練習するときどのくらいが適量音でどのようにそれを 判断するのでしょうか。 宜しくお願いします。

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noname#199778
noname#199778
回答No.2

歪みが生じる原理ですが、基本的にはアンプの増幅回路の限界域を超えて出力を上げようとすることで歪みが生じます。 ゲインに関しては、パワーアンプへの入力の前に予備的にギターからの入力信号を持ち上げるもので、その段階でゲイン部分の増幅限界を超える出力に引き上げようとすると、プリアンプの段階で歪みが生じることになります。 また、パワーアンプについては、マスターボリュームを過激に上げることで歪みを生じる可能性もあります。 それで、ゲインを一定とした時に、ボリュームを上げると歪みの量が減るという現象については、アンプの特性にもよると思いますが、原理からいうとあまり考えられないように思います。 アンプに使われている増幅回路などの特性が、ボリュームを回すことで動的に変化するのであれば、そうした現象も起きると思いますが、多くのアンプで通常はそういう挙動はみられないでしょう。 ただ、聴覚的に歪みの量が変わったように錯覚する可能性はあるかも知れません。 あるいは、極端に小さな音量でうまく信号が増幅されない領域にかかり、それが歪みのように聞こえるとしたら、その場合は音量を上げることで音質が変わり、歪みが減ったように感じることもあるかも知れません。 基本的に、ゲインとボリュームが分かれているアンプについては、ゲインでプリアンプでの増幅量、ボリュームで実際に出る音量を調整するように作られていて、通常は入力信号が小さくてマスターボリュームだけでは音量が確保できない時に、入力信号の補正をして最終的な音量を稼ぐ意味でゲインを上げるというのがオーディオ的にはセオリーになります。 オーディオでは、ゲインの調整は音が歪まないようにするのが当然の対処になりますが、ギターアンプの場合は逆に音作りとして歪みを取り込んでいるため、ゲインを過激に上げてオーバードライブさせることも多々あります。 アンプで歪みを作る際にはプリアンプの段階で歪ませてしまい、ゲインはその歪み量の調整つまみとして使われることが多くなります。 また上記の通り、ゲインを上げればその分パワーアンプに送られる信号も大きくなり、それに伴って音量も大きくなる方に傾きます。 ですので、一定音量で歪むを得ることを考えるなら、ゲインを上げる時にはボリュームを相対的に絞る必要が出てきます。 上記の他に、パワーアンプ部での歪みを作るために、ボリュームを目一杯上げるという方向で対処する方法もあります。 ただ、こちらの場合は音量をうまくコントロールすることができないため、実施できる環境を作ること自体が困難といえるでしょう。 アンプ一台の音量の限界を超えて音量を確保する場合には、ミキサーなどを使って1本のギターに複数のギターアンプを使ったりして音量を稼ぐケースもあります。 ただ、大きな会場で音を十分に行き渡らせるには、通常はアンプの音をマイクで拾い、PAに送って客席用のスピーカーで流すのが普通です。 ステージ上のアンプからの音をダイレクトに客席に流そうとしても、人ごみで音が吸収されるなどして十分に行き渡らない可能性があります。 また、そのような音量をアンプから出してしまうと、他のパートの音を十分に聴くことができなくなる可能性も考えられます。 ステージ上で聞こえる音については、それほど爆音にはしないのが普通でしょう。 ステージにもよりますが、大抵はステージ上でのアンプ類の音量はPAオペレータの指示に従って設定し、アンプの音ではなくモニターでバンドの音を確認するのが主になると思います。 あまりアンプの音量を上げすぎると、ミキサーでうまくまとめるのが難しくなることもあり、嫌がられることもあるでしょう。 ですので、ステージ上の音量に関しては、それほどの大音量を出す必要がない場合も多くあります。 なお、蛇足な上に重箱の隅ですが、ライブなどで使うモニターというのは、ステージ上の人が客席に流れている音を確認するためにPAから返される音を出すスピーカーのことを指します。 モニターは通常、ステージ側に向けられて設置されており、客席側からはその音は聞こえません。 スタジオで練習する時の適当な音量についてですが、基本的にはその場のメンバーの全員の音がお互いに確認できるくらいの音量にするのが基本です。 お互いの音が聴けないと練習になりませんので、音量を合わせてバランスを取ることは大切なことになります。 バンドで入ったときの音量の決め方ですが、基本的にはアンプを使わないドラムの音量に合わせるのが無難です。 ただ、ボーカルがいるバンドでPAの音量が限られる場合は、スピーカーから出るボーカルの音量に合わせて決めるのが良いでしょう。 そのどちらかを基準として、各パートの音量バランスを整えるのが普通だと思います。 一人で個人練習する時には、自分の心地好い加減に合わせるのが良いでしょう。 ただし、スタジオの他のブースにまで轟くような音量にしてしまうと苦情を頂くでしょうし、難聴などを危惧するのであればやたらと大音量にしてしまうのはあまり好ましくはないと思います。 蛇足ながら、歪みを作る場合、あまり過激にゲインを上げすぎると、音質が大きく劣化することがあります。 歪ませすぎると、音に芯がなくなったり、音程が聴き取りにくかったり、音の通りが悪くなって、ノイズばかりのうるさい音になってしまうこともあります。 歪みを作る時には、歪ませすぎないように気をつけることも大切でしょう。 また、アンプのトーンコントロールのセッティングによっても、歪みの音の感触は大きく変わるものですし、ギターの扱い方(ボリュームやトーンの設定、PUの選択、ピッキングの位置、ピックや弦の材質などなど)によっても色々と変化があります。 そういう意味では、音作りを機材のトータルで見直してみるのも有効かと思います。 ゲインを闇雲に上げて歪ませた音より、ゲインを抑え目にして色々と工夫してみる方が、迫力ある音を得られることも多いでしょう。 色々と実験してみることをお勧めします。 参考まで。

kohjg
質問者

お礼

非常に詳しく説明していただきありがとうございました。 非常に勉強になりました色々試行錯誤を繰り返していきたいと思います。 ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • piyo2000
  • ベストアンサー率49% (144/293)
回答No.1

>VOLUMEに比べてGAINが大きいと VolumeとGainを登載している(いわゆる2ボリューム)小型の練習用アンプをお持ちなら分かると思うんですが・・・ Volumeはいわゆる「マスターボリューム」で、Gainは歪みのコントロールに使います。 なので、2ボリュームのアンプでは、 1.Volumeを使って全体の音量を決める。 2.Gainで歪みを調節する(絞ればクリーンに) という使い方になります。 なので「小さい音で歪んだ音」というのも、Gainを一杯にしてVolumeを1や2にすれば得られるのです。 プリアンプの音量がGain、メインアンプの音量がVolumeと考えるといいと思います。 レクチとかだと、それに加えて「Overdrive」などのボリュームもあります。 これはハイ・ゲインな(メタリックな)歪みを得たい時に使います。 >クリーントーンもそのアンプの音量の状態で出してみると汚い音のように感じました。 もともと、マーシャルやブギーはクリーンが得意ではありません。(どちらかというと固めの音になる) ですが、この場合はセッティングが間違っています。 クリーンはVolumeに関係なく、Gainを絞ればいいのです。 もしくは、Gainを若干控えめにしておいてギター側のボリュームを絞るという手もあります。ギターのボリュームを上げてやれば、歪んだ音が得られる・・・という感じです。 >アンプのスピーカーからの音をマイクで拾って ライブでは「それが普通」です。 マイクを通さないにしても、アンプのライン出力からPAに出して、PAで増幅してもらえます。 スタジオだと目の前にアンプがあるので大きい音がしますから、客席でも良く聞こえるような気がしますけど 実際はスピーカーもそんなに大きくないので客席の後ろまでは(満足できる音量で)到底届きません。 >スタジオで練習するときどのくらいが適量音 これは、自分が聞こえて他のメンバーの音も聞ける音量、ということになります。(普通は)モニターがありませんから、アンプを背にした場合だと自分は音が聞きづらい割に、他のメンバーからは目の前にアンプがあることが多いので良く聞こえてしまいます。 音量の調節できないドラムを基準に合わせてみるのも一つの方法です。 とにかく、最初は控えめにしておいて「ギター小さいよ」と言われたり、自分が聞こえない場合は上げていけばいいんじゃないでしょうか。 爆音でプレイしたい気持ちは分かりますが、耳にもよくありませんし、他のメンバーの印象も悪いですからね(笑)

kohjg
質問者

お礼

クリーントーンはやはりJCが一番のようですね。 音量も上げすぎだったみたいです。 ありがとうございました。

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