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麻生外相の言葉
昨日の麻生外相の発言をどう思いましたか? 北朝鮮がテポドン2の発射準備をしていることに関し、日本に落とす可能性について 「2~3発くらいなら別だが、1発くらいなら(武力攻撃に対する)対応はしない。」 と記者団に話したのです。 聞きようによっては「1発くらいなら落としてもいいよ♪」と聞こえます。 これってどういうつもりの発言でしょう? みなさんはどう思いましたか?
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上記の発言については、直接聞いていないのですが、調べてみたら朝日新聞に記事がありました。 この発言は麻生さんの失言かなと一瞬思ったのですが、いろいろと含蓄があるようです。 以下に、その内容を述べます。 1)日本がただちに、軍事力で報復する準備ができていない。 北朝鮮が日本を攻撃すれば、個別自衛権の発動で報復することは理論上可能ですが、自衛隊の攻撃機は日本から片道飛行で攻撃することしかできず、またアメリカの出方も現時点ではよくわかりません。 そのため、誤射で日本に着弾した場合(相手が北朝鮮だから、何が起こるかはわからない)、政府で対策を検討するために布石を打っておいたと思われます。 2)撃てるものなら撃ってみろと、北朝鮮に対して大見得を切った 実際問題、本当に日本にミサイルが着弾すれば、国内世論はもとより国際世論も大騒ぎになります。 アメリカの対応はまだはっきりとはわかりませんが、少なくとも毅然とした対応をするとは明言しており、何らかの報復処置は避けられないでしょう。 つまり、日本が武力攻撃に対する対応はしなくても、アメリカを始めとする国際世論が報復の方向で自動的に動きますから、日本政府はその流れに合わせて、いくらでも方針転換ができます。 強気の発言の裏には、アメリカと裏で密接な連携をしていると見て、間違いないでしょう。 国内の反応も、北朝鮮に対する強硬姿勢で、世論がほぼ固まるでしょうね。 こういう事情を考えると麻生さんの発言も必ずしも口がすべっただけではないことが、推察できます。
お礼
cse_ri2さん、詳しいご回答ありがとうございました。 1)のような気がしますね。 それなりの考えがあっての発言でしょうが、弱腰な印象はまぬがれません。