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対中の円借款で
ニュースで対中の円借款が開始ってあります。 疑問なんですが、中国って軍事費に巨額の国家予算を割いてますし、南米や中央アジアに影響力を確保すべく、援助をしてます。 中央アジアや南米に援助してる中国を、どうして日本が”援助”するんでしょうか?閣僚も中川農相以外は賛成のようです。 中国に関しては、ODAなどで援助する時期は過ぎたっておいらは理解なんですが、まだ必要なんでしょうか?
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円借款は、外国政府に対する円建てによる公的低利融資です。 そして、過去に中国は巨額の円借款をしており、現在はその返済額のほうが、融資額を上回っています。 今、急に中国に対する円借款を中止すると、返済された資金を融資する先がなく、資金がだぶつきます。 資金が余ってしまうと、対外的には日本の援助額の減少=国際協力しない国と見られますし、国内的には行政改革・予算規模の縮小対象とされてしまいます。 円借款を管理する官僚・政治家としては、極めてまずい状況となってしまいます。 円借款は、元々財政事情が悪く民間がお金を貸さないような経済状態の悪い国に対して行なっています。ですから、貸し倒れの可能性がかなり高いのです。貸し倒れが多発すれば、円借款の予算がなくなってしまい、援助が続けられなくなってしまいます。 ですから、融資先は、何年も前から計画して大丈夫と思われるプロジェクトに対して行なわれ、急に見つけることはできません。 例外的に、中国は貿易が大黒字で、貸しても返済できないということのない、安心して貸せる融資先です。 それに、中国自体も急激な経済成長をしているので、お金があればやりたいプロジェクトはいくらでもあります。 中国側・日本側の双方の都合により、円借款は急には中止できないのです。 確か、今後数年をかけて対中円借款をゼロにしていく合意が、日本と中国の間に結ばれていたはずです。その間に、日本は中国に代わる融資先を見つけることになります。
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- yuum92
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政府も馬鹿じゃないのですべての情報を総合的に判断しての決断と思います。(思いたい) 真意はどこにあるのかな 日本の中央アジア外交との関連か? 知らないところで、予期せぬことが起きているためのアメリカへの牽制球? 中国で活動する日本企業の保護を目的とした何か? それにしても今朝のニュースで中国の報道官が円借款を中断していたことへ文句を言っていたのが印象的です。
- at9_am
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経済的には不要、政治的には必要なのでしょう。 経済的には、中国の外貨準備高がドル建てで日本より多いことからも分かるとおり、援助を受けるような立場の国ではありません。 確かに一人当たりGDPはまだ高いとは言えませんが、それは中国国内に非常にGDPの低い地域を抱え込んでおり、かつその間の交流を規制しているためです。 その他、色々資料を出せますが、要は「援助は必要ない」のです。 これが政治の世界になると、例えば手みやげなどもよく聞きますし、それ以上にありそうなのは 「金を出すことで、こちらの言うことに耳を傾けさせる」 という発想でしょう。こういった種類の必要性が存在するのは、理解できます。 しかし、成功した試しを私は知りません。中国でも宋がこれを金および元に対して行いましたが、結局滅んでいます。 結局、政治の世界では今も、マキャベリがフランスの大軍事力に敵し得ないことを嘆じて発した言葉、 「あの平凡なる君主の持つ偉大な力を見よ」 に尽きるのかも知れません。
- cse_ri2
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安易な陰謀論に組する考えはないのですが、巨額のカネが動く裏には、何か事情があると考えた方が自然でしょう。 何年か前の話ですが、小泉さんが電撃的に北朝鮮を訪問する前に、日本は公的資金を出して朝鮮総連系の金融機関を救済しました。 あの時もずいぶん反対論が出たのですが、今となってみると小泉さんが北朝鮮を訪問するときの土産だったと思われます。 近いうちに、政府の要人の誰かが中国を訪問するかもしれませんね。 まあ、かなりの確率で今年の8月に小泉さんが靖国神社を参拝するでしょうから、その時に全部吹き飛んでしまうと思いますけど。