厄年は満年齢ではなく、数え年で見ますので、注意してください。
数え年とは、生まれた瞬間に1歳と数え、最初の正月(厳密には旧暦の正月)で2歳となり、以後、(誕生日ではなく)正月ごとに歳を取ります。
(たとえば大晦日に生まれると、生まれた日に1歳、翌日に2歳となります)
ですから、たとえば、満年齢から計算するなら…
その年の誕生日前
満年齢+2歳
その年の誕生日後
満年齢+1歳
が、数え年の年齢となります。
で、本題ですが、厄年とは…
男性が、25歳、42歳、61歳、
女性が、19歳、33歳、37歳、61歳
となります。これを本厄と呼び、その本厄の前年を前厄、本厄の次の年を後厄と呼びます。
厄…というので現代では悪いことが起きる…というような意味が強調されがちですが、本来は「厄」=「役」であり、人生の節目節目の年齢ともいえます。…たとえば大人として一人前に認められる頃、あるいは成熟して(村落社会、地域社会で)責任ある立場を任される頃、老齢に達して現役から引退して長老の仲間入りをする頃…。そうした節目が厄年です。
人生の大事な時期だからこそ、悪いことが起こらないように「厄払い」すると同時に、また、そうした大事な時期を迎えることができた感謝と祝いの年齢でもあります。